Ｊ３沼津は２０日、沼津市の愛鷹広域公園スポーツ広場で今季のチーム練習を開始した。新加入も含めた２４選手が参加し、ランニングやパス回し、ミニゲームなどで約２時間、体を動かした。
　昨季はリーグ１２位。ただ、後半戦はホームで６勝２分け１敗と勝負強さを見せた。今井監督はチームの成長を強調し、今季の上位進出に向けて「組織力を高めるために、個の能力向上が必要」と話した。
　チーム最大の課題は得点力。ＦＷには４人が新加入し、激しい定位置争いが予想される。指揮官は「ゴールに向かう姿勢や得点を逆算した動き、守備の１人目としての役割がどこまで発揮できるか」と競争に期待する。
　昨季にチーム最多の７得点を挙げ、今季から１０番を背負う渡辺は「確約されたポジションはない。切磋琢磨（せっさたくま）し、力を上げていく」と闘志を燃やした。