マラソン藤原、後進育成の道へ スズキ浜松ACの男子HCに就任

(2019/5/13 17:02)
スズキ浜松ACの男子マラソンヘッドコーチに就任した藤原新(奥)。自然体で若手選手の指導に当たる=4月下旬、浜松市西区

 2012年ロンドン五輪陸上男子マラソン代表の藤原新(37)が今春、スズキ浜松ACの男子マラソンヘッドコーチ(HC)に就任した。現役引退は表明していないが、コーチとして指導するのは初めて。08、12年の東京マラソンで日本人トップの実績を持つベテランが後進育成の新たな道を歩みだした。
 「下っ腹、引っ込めて」-。暖かな春の陽気を感じさせる4月下旬。藤原は浜松市内のトラックで若手選手2人に腹筋の指導に当たっていた。体幹を安定させるのに必要な腹横(ふくおう)筋を強化するメニューを指示。選手の体を触りながら、どの部分を鍛えているかを強く意識させた。「(腹横筋が)使える状態をつくって、走りにつなげることが大切」と藤原。ただ単に走るだけではなく、動きづくりや筋力トレーニングを行って走りに生かす練習を考えているという。
 チームの男子長距離選手は現在9人。駅伝には参加せず、5000メートルからマラソンで、各選手がそれぞれ設定した目標に向かって練習に取り組んでいる。
 藤原自身は2回目のマラソンで2時間8分40秒の好記録をたたき出した天才肌のランナー。実業団からプロに転向し、独自の競技スタイルで記録を伸ばして五輪に出場した。海外レースの経験があり、トレーニング方法などにも豊富な知識を持っている。
 就任から1カ月。試合の調整をしつつ様子を見ていて、本格的な指導はこれから。藤原は「選手の評価は競技成績。私自身もそうだし、選手たちもそう。プロフェッショナルな意識を忘れず、静岡のみなさんに認めてもらえるような結果を出したい」と意気込む。

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