写真部 宮崎隆男
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頂ーITADAKIー 音楽に満ちた極上空間【写真特集】
野外音楽フェスティバル「頂-ITADAKI-2022」(静岡新聞社・静岡放送共催)が4、5の両日、吉田町の県営吉田公園で開かれた。 新型コロナウイルス禍により2020、21年は開催を見送ったフェスが3年ぶりに復活。主催者、出演者、運営スタッフ、ボランティア、全国の「頂」ファンが祝意を胸に全面芝生の広場に集った。開催に当たり主催者は、手指消毒やマスク着用など感染予防策を徹底した。 延べ9600人の来場者は演奏に合わせてダンスしたり、地元飲食店の料理や酒を楽しんだり。音楽に満ちた極上の2日間を心ゆくまで楽しんだ。 3年ぶり野外フェス アーティストが演奏を披露するメインステ
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空に傘、心は晴れ♪ 袋井・法多山尊永寺で飾り付け【動画】
6月は梅雨シーズン。長雨が足元をぬらし、湿気が肌にまとわりつく時季。気分も落ち込み気味になる。そんな季節に気分を上げてくれる傘を使った飾り付けが袋井市の法多山尊永寺で楽しめる。 境内にある同寺名物の厄よけ団子を味わえる「だんご茶屋」の前に、赤や青、黄色などの半透明の傘約100本を頭上に並べた「アンブレラスカイ」が設置されている。傘12本を使用してアジサイを表現した飾りなどもあり、梅雨の季節に彩りを添えている。 同寺によると、傘の飾り付けは形を変えながら8月末まで行うという。
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待ってたアユ釣り 静岡県内トップ、興津川で解禁
静岡県内河川のトップを切って20日、静岡市清水区の興津川でアユ釣りが解禁された。この日を待ちわびた釣り人が、早朝から長いさおを繰り出した。 興津川漁協によると水温、水位は平年並み。濁りもないという。解禁日の人出は昨年より多く、新型コロナウイルス禍前に戻りつつある。牧野悠輔組合長は「体長18センチほどが釣れている」と話した。早朝から10匹ほど釣った神奈川県川崎市の三浦洋司さん(66)は「アユ釣りを毎年楽しみにしている。解禁日に釣れて良かった」と今年初の釣果に笑顔を見せた。
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二十四節気「穀雨」潤う大地 菊川、田植え最盛期
20日は二十四節気の「穀雨」。種まきや田植えの時期に春の雨が降り、田畑を潤すころとされる。県内は高気圧に覆われて晴れの天気となったが、気圧の谷の影響で所により雲が広がった。気象庁によると、県内各地の最低気温は静岡13・8度、浜松12・4度、三島13・6度など。 菊川市内田地区の水田では、「コシヒカリ」の田植えが最盛期を迎えた。早朝から田植え作業などで汗を流した農家の高塚享佑さん(38)は「苗の生育はとても良い。8月中旬から下旬には収穫できそう」と話した。
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伝統の稚児舞楽を奉納 静岡浅間神社 先月、国の民俗文化財指定
静岡市葵区の静岡浅間神社で5日、廿日会(はつかえ)祭が行われ、3月23日に国の重要無形民俗文化財に指定された稚児舞楽(ちごぶがく)が奉納された。指定は1999年の「有東木の盆踊」に続き、市内2件目。 稚児を務めた市川雄大さん(服織小6年)、鈴木博登さん(同5年)、大塩裕稀さん(安西小6年)、松岡晃平さん(同5年)の4人は山吹や桜を飾った冠と稚児衣装をまとい、天下太平や疫病退散などを祈る5演目を披露した。 同舞楽は460年以上前から町人の祭りと結び付いて継承されてきた。舞楽の地方への広がりと定着を考える上で重要で、芸能の変遷の過程や地域的特色を示している点で国の文化財に認められた。今回で3
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駿府城公園のソメイヨシノ散り始め 地面を覆う桜の花びら
3日から降った雨の影響で静岡市葵区の駿府城公園では4日、ソメイヨシノが散り始めた。花びらが周囲を桜色に染め、道行く人を楽しませた。 公園内では傘を差した人が満開の桜を見上げたり、地面を覆う花びらを見つめたりしていた。公園を通った同区千代田の佐藤七海さん(26)は「上も下も桜色でとても美しい」と話した。
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しだれ桜 国宝彩る 静岡・久能山東照宮
静岡市駿河区根古屋の久能山東照宮で、しだれ桜が25日までに満開となった。参拝者は垂れ下がる淡いピンク色の桜の花を楽しんでいる。 しだれ桜は社務所前と、国宝に指定されている御社殿前に計2本植栽している。久能山東照宮によると、今年は先々週に咲き始めたという。雨の影響がなければ4月初旬までは楽しめそうだという。 愛知県から夫婦で訪れた山本久志さん(67)は「春を感じる。心も晴れやかな気持ちになった」と話した。
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3月5日は「啓蟄」 イチゴの蜜求めミツバチ飛び交う 静岡
5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。大地が暖まり、冬ごもりしていた虫たちが動きだす頃とされる。静岡地方気象台によると、5日の県内は晴れ時々曇りで、日中の最高気温は18度まで上がる所がある見込み。 静岡市葵区遠藤新田でイチゴを栽培する「いちかわ農園」のハウスでは4日、受粉のために放たれているミツバチがイチゴの白い花の蜜を求めて飛び交っていた。ミツバチはハウス内のイチゴ「紅ほっぺ」1万株以上の受粉を全て担当する。 早朝から出荷作業などに追われた市川寛さん(48)は「ハチのおかげで実ができる。小さいながらとても大きな存在」と話した。
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静岡浅間神社節分祭 「おにやらぼう」で鬼、疫病払う
静岡市葵区の静岡浅間神社で3日、市の無形民俗文化財に指定されている節分祭が行われた。昨年に続き新型コロナウイルス感染予防のため、御年役(おんとしやく)による豆まきは中止し、神職らによる「追儺(ついな)神事」を執り行った。 大拝殿で行った神事では「追儺の式を始めよ」の合図に合わせて神職が鈴やかね、太鼓を打ち鳴らし、みこが梅とネコヤナギの若枝を束ねた「おにやらぼう」で板をたたき、大きな音を立てて厄や鬼を追い払った。最後に大拝殿の四隅にいり豆をまき、新型コロナウイルスの早期収束、疫病退散を祈願した。 (写真部・宮崎隆男)
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災害備え 火おこし体験【動画】
静岡市内で子育て中の母親支援に取り組む団体「ママの部活動」は、同市葵区赤松のあさはた緑地で、災害時に役立つ火おこし体験会を行った。 12組32人が参加した。ナイフインストラクターの越山哲老さん(55)が講師を務め、ナイフの使い方からマッチの着火方法、火種にする木「フェザースティック」の作り方を指導。参加者は火種を完成させると発火道具ファイアスターターを使った着火を試みた。 火おこし後には、沸かしたお湯で非常食を作り、試食した。