デジタル編集部 金沢元気
かなざわ・げんき 社会部を経て、現在は浜松総局に勤務(入社2年目)。宮城県出身で中学のときに東日本大震災を経験。大学・大学院では地震学を専攻。難しい内容を分かりやすく読者に届けたいと思い記者を志望しました。趣味は旅行とお昼寝。
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きょうの富士山 12月3日午後4時30分ごろ
夕日に照らされる、富士山がきれいに見えました。
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バス、タクシー運転手の「名札」掲示義務廃止 静岡県内事業者の対応は?【NEXT特捜隊】
公共のバスやタクシーの運転手が利用者に自らの身分を示すため、これまで長く車内での掲示が義務付けられてきた「名札」。しかし、最近はそのようなケースが減っている。プライバシーへの配慮や働きやすい環境づくりなどを理由に、国が8月の省令改正で義務付けを廃止し、運転者証の様式を変更するなどしたためだ。実際の運用はそれぞれの事業者の判断に委ねられている中、静岡県内ではどのように対応しているのだろうか。現状を取材した。 (デジタル編集部・金沢元気) ▶バス車内の運転手名プレート、SNS中傷の材料に/「業務に支障」「掲示やめて」切なる訴え【パートナー紙から】 個人情報守り 働きやすく >>カスハラ問題化
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「誰もが他人に恋愛や性的に惹かれるわけではない」 人口約1%のアセクシュアル 認知度低く、当事者「存在を知ってほしい」
「誰もが他者に対して恋愛や性的に惹かれるのが当たり前の社会に、息苦しさを感じる」―。LGBTなど性的少数者の分類の一つで、誰に対しても性愛感情を抱かない人たちを「アセクシュアル(アセク)」という。人口全体の約1%とされる性的指向だが、日本国内での認知度は低い。当事者らは「周囲からの偏見に苦しんだり、周りとの違いに自己嫌悪に陥ったりすることがある」と話し、「アセクシュアルという存在を多くの人に知ってほしい」と訴える。 「好きな人がいないのはおかしい。親不孝だ。病院に行った方が良い」。静岡市内に住んでいた40代の女性教員は約20年前「他者に性的欲求や恋愛感情を抱かない」ことを友達グループとの食
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琉球海溝付近に観測点 地震予測精度向上へ 東海大と静岡大が設置
マグニチュード(M)8クラスの巨大地震が起き得るとされる九州以西の南西諸島で、海底の地殻変動を調査する東海大海洋学部(静岡市清水区)と静岡大(同市駿河区)の研究グループが新たに、沖縄県宮古島沖の海底に観測点を設けた。周辺の海域はこれまで観測網の整備が不十分で、巨大地震の引き金となるプレート(岩板)同士の固着域の状態などが分かっていない。駿河湾沖でも同様の調査を続けている同グループが、新たな観測手法で地震のメカニズムにつながるデータを集め、発生確率などの評価や予測精度の向上に役立てる。 新手法で地殻変動調査 南西諸島に巨大地震をもたらす可能性のある琉球海溝は駿河湾沖の南海トラフと同様、フィ
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スケボーの公園利用ってありなの? 高まる人気、自治体に聞いてみた【NEXT特捜隊】
読者からの疑問に答える「NEXT特捜隊」に、磐田市在住の30代男性から「近所の公園から暗くなる時間帯まで鳴り響くスケートボードの滑走音に悩まされている」という声が寄せられた。公共の公園におけるスケボーの利用についても課題を感じているようだ。静岡県内の公共施設で練習できる環境や、自治体ごとの公園のルールなどについて取材した。 本質はストリート 9月中旬、静岡市駿河区の公園の一角。ブランコなどで遊ぶ子どもやベンチで談笑する大人が過ごす中、20代の男性が「ゴーゴ、ガッガ」とコンクリートをこする無機質な音を立てて、黙々とスケボーに取り組んでいた。 滑り始めてから8年という男性は「スケボ
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記者コラム「清流」 ネットのあるべき姿
タレントryuchell(りゅうちぇる)さんの訃報から約2カ月がたつ。テレビや講演会などで、多様性や個性を尊重する大切さを積極的に発信するりゅうちぇるさんは、若者を中心に人気だっただけに、社会に大きな衝撃を与えた。 本人へのSNSでの誹謗(ひぼう)中傷が問題視された。昨年の離婚公表とカミングアウト、女性的な外見に変化したことを皮切りに、昨今のトランスジェンダーへの攻撃的な投稿も相まって中傷は過激さを増した。SNSでは、面白おかしく取り上げてきた報道への非難もあった。責任転嫁のような発言は看過できないが、ネット報道のあり方を再考すべきとも感じた。 9月から浜松を離れ、本社デジタル編集部に異
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大規模地震備え訓練 浜松・新居高生ら参加 JR舞阪駅
JR東海静岡支社は30日、JR舞阪駅で大規模地震発生を想定した防災訓練を実施した。新居高の生徒ら約170人が参加し、電車に乗っている時に被災した際の避難手順などを確認した。 南海トラフを震源とする地震によって電車がJR舞阪駅付近で止まり、津波警報が発令されたという想定。3両編成の列車に乗車した生徒たちが高さ1・2メートルの段差から降り、乗務員と一緒に550メートルほど離れた津波避難タワーに避難した。体調不良者は先に降りた2人が支える「ヒューマンチェーン」という方法で降車した。 1年の西岡結愛さん(15)=湖西市=は「降車の際に思ったより高くて怖かった」と振り返り、徳増心さん(15)=浜松
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自作手鏡を浜松市社協に寄付 東区の高林さん 大手楽器メーカーでの経験生かし
浜松市東区有玉南町の高林泰則さん(74)が25日、市社会福祉協議会に手作りの手鏡30個を寄付した。同協議会は市内5カ所のふれあい交流センターなどで利用する予定という。 市内の大手楽器メーカーの家具部門で製造に携わっていた経験を生かして高林さんが製作、デザインした。30センチほどの大きさでメープルやチークなどの木材を使用。別種類の木材を埋め込んでブドウの形を表現するなど工夫している。 中区の市社会福祉協議会を訪れ、同協議会の山下文彦常務理事に手渡した。高林さんは「木はぬくもりがある。木の良さを知ってもらえれば」と語った。
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紙製のオルガンパイプ作ったよ 児童が音の鳴る仕組み学ぶ 浜松市文化振興財団が講座
浜松市文化振興財団は14日、オルガンパイプを手作り体験する講座を中区のアクトシティ浜松で開いた。市内を中心に小学生と保護者約40人が参加し、音の鳴る仕組みについて学んだ。 四角すいと四角柱の組み合わせで作ったパイプに空気を吹き込むと、振動で音が鳴る仕組み。参加者は専用の型紙で部品を切り分けて組み立てた。色ペンとマスキングテープで装飾したオリジナルのオルガンパイプを製作した。 パイプに息を吹き込んで音が鳴ることも確認した。祖母と兄弟で参加した有玉小5年の中村凉君(11)と同2年の旬君(7)は「飾り付けが楽しかった」「紙で音が出るパイプができてすごい」などと声を弾ませた。 体験後は同館の本
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浜松市立中学制服 在り方を考える 市教委が検討委
浜松市教育委員会は8日、市立中学校の制服の在り方について考える検討委員会を中区の市教委で初開催した。委員らは生徒や保護者らを対象に、制服に関する希望や悩みなどを問うアンケートを9月から実施していくことなどを確認した。 委員会は多様な性自認への対応、リユースしやすい全校統一化、私服の容認など、生徒や家庭の実情を踏まえた見直しを求める市民の意見を受けて設置した。市教委職員や校長のほか、学識経験者や保護者、市民団体関係者らが委員として出席した。 会合では市内の約9割の学校で、制服の着用機会が登下校時に限られているとの現状が説明された。委員から「子どもの希望を第一に考えたい」「多様な選択肢がある
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子どもの車内置き去り事故防止 JR浜松駅 県が呼びかけ
静岡県は8日、子どもの車内置き去り事故防止に向けた街頭キャンペーンをJR浜松駅で行った。 昨年9月に牧之原市であった送迎バス園児置き去り死事件を受けて実施した。県警と県職員計14人が改札口の前で通勤者や通学者などにチラシと啓発品を配り、「子どもの車両置き去り防止に協力をお願いします」と呼びかけた。
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ビーチでお手柄 中学生人命救助 浜松西署が感謝状 意識失った女性を居合わせた医師らと
偶然居合わせた4人の連携が光った-。7月に浜松市西区のビーチで、海水浴中に意識を失った50代の女性を迅速な救護で人命を救ったとして、浜松西署は7日、救護活動に当たった地元の中学生らに感謝状を贈った。 感謝状が贈られたのは、浜名中3年の富田・イゴル・エンドウ・ロペスさん(15)=同市浜北区=、東部中3年大畑龍星さん(14)=同市中区=、歯科医師の福田淳さん(54)=同=、医師の伊藤靖さん(58)=袋井市=。 女性は17日正午ごろ、浜松市西区のかんざんじビーチで、海水浴中に突如意識を失った。2人で遊びに来ていた富田さんと大畑さんがうつぶせで浮いていた女性を発見。すぐさま砂浜に運び上げると、異変に
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春日神社氏子ら笠井まつりPR 浜松市東区で14~16日開催
浜松市東区笠井町の春日神社の大祭「笠井まつり」が14~16日、同町で開かれる。同神社の氏子や祭典の役員らがこのほど、中区の静岡新聞社浜松総局を訪れ、祭りの見どころをPRした。 五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願い150年近く続いている祭典。15、16日の本祭りは、笠井街道を含む、同神社と天満宮の間約1・5キロの大通りで神輿(みこし)渡御を繰り広げるほか、各町内の屋台7台も引き回す。同町の神輿と神輿の渡御は浜松地域遺産に認定されている。 祭典本部長の飯田忠男さん(71)は「今回は4年ぶりの本格開催。いつもよりも盛大に楽しく盛り上げていきたい」と意気込んだ。 同神社では御朱印も始めた。開
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豪快 夜空に開く大輪 湖面鮮やか1000発に歓声 浜松・佐鳴湖
浜松市の夏の風物詩、第34回佐鳴湖花火大会(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が5日、同市の佐鳴湖畔で開かれ、スターマインなど約千発が夏の夜空と湖面を彩った。4年ぶりにコロナ禍前の規模で開催した。 打上花火は午後7時半から始まった。スターマインや尺玉が次々に打ち上げられると、見物客はスマートフォンを手に写真を撮影するなど楽しいひとときを過ごした。 入野、佐鳴台、富塚各地区自治会連合会が中心となる実行委が、湖の環境保全を願って例年開いている。 (浜松総局・金沢元気)
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山梨と静岡の特産品並ぶ イオンモール浜松志都呂でフェア 6日まで
静岡、山梨の両県内の農林水産物や加工品などを販売する「山梨県・静岡県フェア」が4日、浜松市西区のイオンモール浜松志都呂で始まった。6日まで。 特別催事場に、各県6事業所がそれぞれブースを構え、静岡県からはお茶や水産加工品が、山梨県からは旬の桃やブドウなどが並んだ。両県の魅力をPRするコーナーも設けられた。 フェアは両県の地域経済活性化事業「バイ・ふじのくに」などの一環。
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⚾浜松開誠館 静岡大会優勝報告 高橋校長、あいみょんの歌で激励
全国高校野球選手権記念静岡大会を制した浜松開誠館高野球部の優勝報告会と激励会が31日、浜松市中区の同校で開かれた。吉松礼翔主将は「熱い声援があったから、いつも以上の力が出せた。静岡代表として全力プレーで頑張りたい」と決意を語った。 部員ら22人が、教職員や生徒ら約500人に全国での活躍を誓った。佐野心監督は「野球部だけ全国大会に出場できていないプレッシャーが大きかった」と振り返り、「支えてくれてありがとう」と関係者に改めて感謝の気持ちを伝えた。 高橋千広校長はエールの気持ちを込めて、シンガー・ソングライターあいみょんさんの「ハルノヒ」を部員1人とアカペラで披露し、会場を盛り上げた。 創
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精神統一 悟りの境地? 浜松市浜北区で児童座禅体験
浜松市浜北区の寺院住職らでつくる浜北仏教青年会(松尾泰道会長)は26日、子供に地域の寺院に親しんでもらおうと「仏教少年少女サマースクール」を同区の宝珠寺で開いた。 区内の小学生約30人が座禅や写仏に挑戦した。座禅体験では、足を組んで呼吸を意識するように指導された。希望者は「警策」と呼ばれる棒でやさしくたたかれた。ほかに紙芝居を通じて仏教の教えを学んだり、僧侶と一緒に体を使ったゲームをしたりして交流を深めた。 北浜北小6年小笠原一紗さん(11)は「座禅はきつかったが、集中できたので良かった」と振り返った。 (浜松総局・金沢元気)
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パートナー制度 静岡県内行政サービス拡充 続柄「縁故者」選択可
3月までに静岡県などの自治体が導入したLGBTQなど性的少数者のカップルを公認する「パートナーシップ宣誓制度」。浜松市が6月、住民票の続柄を「同居人」以外に、利用者の希望に沿って親族に近い関係性を示す「縁故者」を選べるようにするなど、行政サービスが拡充している。一方、同様の対応を認めていない市町も多く、自治体によって差が生じている。 「見た目と、戸籍上の性別とのギャップに困惑した市職員に、全ての事情を説明するほかなかった」。2020年に浜松市でパートナーシップ宣誓し、市内で暮らすトランスジェンダー(出生時に割り当てられた性と自認する性が一致しない)の20代男性は昨春、戸籍上同じ性別のパート
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弁天島海水浴場が海開き 安全を祈願 スポーツや安全教室にぎわう
弁天島海浜公園海水浴場(浜松市西区舞阪町)は16日、海開きした。海水浴シーズンの安全を祈願する恒例神事「弁天島海開き修ばつ式」に加え、マリンスポーツなどの体験イベントも行われ、家族連れら約1100人でにぎわった。 舞阪町観光協会(渭原庸雄会長)関係者らでつくる「はまなこ夏フェスタ実行委員会」の主催。浜名湖の魚に触れる「タッチングプール」や海上保安庁職員らによる「海の安全教室」、ビーチサッカーをはじめとしたビーチスポーツなど10のイベントが繰り広げられた。浜松調理菓子専門学校(中区)の学生が考案した、アサリなどの食害で問題となる浜名湖産クロダイを使った「弁天島クロダイバーガー」も販売した。8
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「出世の街」あやかり浜松合宿 飛び込み米代表、世界選手権向け トビオで歓迎
福岡市で14日に開幕する世界水泳選手権を前に、飛び込み競技米国代表チームの直前合宿が5日、浜松市西区の市総合水泳場トビオで始まった。7日まで。地元関係者が歓迎セレモニーを行い、選手らに花束を贈呈した。 セレモニーでは、NPO法人浜名湾游泳協会の藤原靖久会長が「浜松は『出世の街』。設備の整ったこの水泳場で良い練習をして、良い結果をぜひ出してほしい」と激励した。米国飛び込み連盟USAダイビング代表チームのレスリー・アダムス監督は「皆さんの受け入れに本当に感謝している」と述べた。 同チームの直前合宿は3年ぶり2回目。東京五輪男子シンクロ3メートル板飛び込み銀メダリストのアンドリュー・カポビア
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記者コラム「清流」 それ、男女関係ある?
「被写体は女性の方が良いですよね?」。取材先の作品展示場で鑑賞する男性にカメラを向けると、時々言われる何げない一言。記者を気遣っての発言と思うが、いつもモヤモヤする。 ベテラン男性記者に伝えると、「それは男性が撮られたくない気持ちの表れでは」との言葉が返ってきた。それも一理ある。だが、女性にカメラを向けて「被写体は男性の方が―」と言われた記憶はない。 「マイクロアグレッション」という言葉が注目されている。日常の何げない言動に表れる、自覚のない偏見や差別を指す。今回の場合、「女性という性別は花のように男性から見られる対象だ」といった無意識の偏見があるかのようだ。 ジェンダー平等が当たり前
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熱のこもった演奏披露 浜松市中区で定演
浜松市民吹奏楽団は2日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。4年ぶりの本格開催で、20~60代の団員約80人が熱のこもった演奏で聴衆約1300人を魅了した。 米作曲家アルフレッド・リードの名曲「アルメニアン・ダンス」のパート1・2や、英国定番マーチ「ナイルの守り」など計8曲を奏でた。県西部の合唱グループ「すずめの学校合唱部」約40人との共演ステージではバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」などの合唱曲を一緒に披露した。 演奏会はトロンボーン奏者で、同団指揮者の塚本修也さんの音楽監督就任10周年も記念して行われた。
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浜名湖上、故障停止を想定 ロープウエー訓練 浜松市西区
「かんざんじロープウェイ」(浜松市西区)を運営する遠鉄観光開発は27日、遊園地「浜名湖パルパル」と大草山を結ぶロープウエー(723メートル)のゴンドラで、設備の故障を想定した応急降下訓練を行った。 社員ら約50人が参加し、ゴンドラが湖面から高さ25メートルの地点で緊急停止した想定で実施した。ガイド役が地上係員と無線で乗客の体調やゴンドラ内の状況などを逐一連絡を取り合いながら救助用具を組み立てた。乗客役3人を一人ずつ救助袋に乗せ、ゴンドラ底部の脱出口からロープでボートの上に慎重に下ろした。
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ふるさと赤佐の歴史“発見” 浜松市浜北区の児童ら100人 遺跡や瓦窯跡巡る
浜松市浜北区の赤佐小6年生約100人が13日、地元の歴史を学ぶ授業「赤佐ふるさと探検」を同校学区で行った。3グループに分かれ、ボランティア「遠州山辺の道の会」の会員7人と一緒に、岩水寺境内で発見された旧石器時代の「根堅遺跡」や、大量の瓦が出土した遠江最古の「篠場瓦窯跡」などを巡った。 根堅遺跡を訪れたグループは、同会の酒出昭敏さん(66)が解説を担当した。酒出さんは1960年頃に同遺跡で発見された本州最古の人骨化石「浜北人骨」について、石灰岩の採掘中に発見されたと紹介。発見後も採掘が続いたために現場が保存されていないことなども説明した。 山田悠生君(11)は「岩水寺などの存在は知ってい
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ジャンルさまざま 美しい歌声で魅了 浜松市立高合唱団定期演奏会
浜松市立高合唱団は10日、定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市福祉交流センターで開いた。団員約20人が美しい歌声で来場者を魅了した。 クラシックとミュージカル、ポップスの3部構成。同校校歌や市歌の第1部に続き、第2部では部員が約1年かけて作り上げた童話「シンデレラ」のオリジナルストーリーに沿って歌を披露した。第3部は「学園天国」や「銀河鉄道999」などで会場を盛り上げた。
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LGBTの苦悩映画に投影 浜松で上映会 浅沼監督、思い語る
LGBTなどの性的少数者らが差別や偏見のない社会の実現を訴えながら浜松市中心街を練り歩く「はままつレインボープライド」の実行委員会などはこのほど、11日の開催を前に性の多様性への関心を高めようと、ドキュメンタリー映画「I Am Here(アイアムヒア)」の上映会を中区のあいホールで開いた。出生時に割り当てられた性と自認する性が異なる「トランスジェンダー」当事者の浅沼智也監督も登壇し、撮影の思いを語った。 映画はトランスジェンダー当事者やその家族ら十数人が登場し、カミングアウトする時の苦悩や、戸籍の性別変更に必要な「性別適合手術」への是非、自ら望む性別で生きることの思いなどを語る。これまでに
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「浜名湖クリーン作戦」301団体1万8192人が参加
浜松、湖西両市などでつくる「浜名湖の水をきれいにする会」は4日、両市内の浜名湖岸と湖西市の白須賀海岸で清掃活動を行う恒例の「浜名湖クリーン作戦」を実施した。浜松市によると、301団体1万8192人が参加し、台風2号の影響とみられる流木をはじめ、ペットボトル、空き缶など32・78トンのごみ(いずれも速報値)を回収した。 浜名湖岸の同市西区村櫛地区では住民や企業、湘南日本語学園(同区入野町)の留学生ら約180人が集まった。参加者はごみ袋を手に、木くずやペットボトル、空き缶、発泡スチロールごみなどを熱心に拾い集めた。 ベトナム出身の留学生レティイー・ニーさん(27)は「みんなで協力してきれいに
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増田(浜松市立)接戦制す 男子100自 浜名湾高校生水泳
第74回浜名湾高校生選手権水泳競技大会(県水泳連盟主催、浜名湾游泳協会主管、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の28日、浜松市西区の市総合水泳場で男女競泳14種目と、飛び込みの予選、決勝を行った。 県勢は男子100メートル自由形で大会新記録の51秒07で増田莉蔵(浜松市立)が頂点に立った。男子100メートル背泳ぎで奥大輝(飛龍)が前日の200メートル背泳ぎに続き2冠を果たした。男子400メートル自由形でも大木優瑠(飛龍)が1500メートル自由形に続いて制した。女子400メートル自由形で高遥香(城南静岡)が800メートル自由形に続いて優勝した。女子100メートルバタフライでは大沢千依(磐田農
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科学の魅力体感 浜松聖星高 静大工学部と連携講座
浜松市中区の浜松聖星高はこのほど、静岡大工学部との高大連携講座を開き、理数コース1年生約20人が参加した。同学部機械工学科の益子岳史准教授の指導で、力を与えなくても電池なしで前後に揺れる動作を繰り返す玩具「水飲み鳥」の原理について考え、科学の魅力を体感した。 「水飲み鳥」はフラスコ型の体に鳥の頭が付いたガラス製品で、中に液体が入っている。前後に揺れる水飲み鳥は時間がたつと激しい動きになり、鳥の前に置かれた液体の張ったコップに、フェルトで覆われた鳥のくちばしが接触すると、前後に大きく揺れていた動きが収まる。生徒はこの動作が繰り返される様子を見守った。 益子准教授はくちばしに付いた液体の蒸発によ
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高齢世帯の生活支援へ地域住民組織が発足 浜松・笠井地区
浜松市東区の笠井地区社会福祉協議会は25日、地域の住民が高齢者世帯などの生活支援サービスを有償で行う支援組織「笠井 だるま会」の発足式を同区の笠井協働センターで行った。 有志約30人でつくる同会は、住民が自分らしく暮らし続けていくことを目標に掲げている。笠井地区の住民を対象に、掃除やごみ出し、買い物などの家事代行支援、保護者が同席する場合の子守などの子育て支援を担う。会の名称は、同地区で古くから続く恒例行事「だるま市」に由来する。 発足式では会の運営体制や支援サービスの流れ、運営目的を確認した。松本久和会長は「高齢者の安心安全な生活には地域の力が必要。支援のサイクルができたらうれしい」と
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柴田(グリーン佐鳴)大会新で初V 鈴木(磐田カルチャ)個人2冠 競泳・浜名湾中学生選手権
第75回浜名湾中学生選手権水泳競技大会(静岡県水泳連盟主催、浜名湾游泳協会主管、静岡新聞社・静岡放送後援)は最終日の21日、浜松市西区の市総合水泳場で男女競泳15種目の予選、決勝を行った。 静岡県勢は男子100メートル自由形で柴田和輝(グリーン佐鳴)が大会新の53秒04で初優勝したほか、女子200メートル個人メドレーは鈴木杏(磐田カルチャ)が前日の400メートル個人メドレーに続いて制した。栗田彩華(とこはSS)も女子400メートル自由形で快勝し、800メートル自由形との個人種目2冠を果たした。男子200メートル自由形の河原崎蓮(グリーン佐鳴)も1500メートル自由形に続き頂点に立った。男子
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栗田(とこはSS)圧勝 競泳浜名湾中学生選手権・女子800自
第75回浜名湾中学生選手権水泳競技大会(静岡県水泳連盟主催、浜名湾游泳協会主管、静岡新聞社・静岡放送後援)が20日、浜松市西区の市総合水泳場で開幕した。初日は男女競泳18種目の予選や決勝を行った。 県勢は女子800メートル自由形で栗田彩華(とこはSS)が自己新で2位と約10秒引き離して頂点に立った。男子400メートル個人メドレーでは河原崎蓮(グリーン佐鳴)が4分35秒19で競り勝った。男子400メートルメドレーリレーでは浜名湖SSが大会新記録を3秒以上塗り替える4分4秒58をたたき出して優勝した。 4年ぶりに観客の入場制限なしで行った。22日は混合種目も含めて男女15種目を行う。 26
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静岡人インタビュー「この人」 性的少数者(LGBTなど)の支援団体を本格始動させた 久米泰代さん(浜松市南区)
性的少数者の分類の一つで、性自認が男女のどちらにも当てはまらない人などを指す「Xジェンダー」。当事者として、同じ悩みを抱える人に寄り添おうと団体「QUEBEC(キュベック)」を2019年に創設した。コロナ禍で活動が制限されていたが、今年4月に本格始動した。建築設計事務所の代表を務めている。42歳。 ―主な活動内容と目標は。 「個人、法人の相談に対応している。最近は市内の宝石店からの依頼で、性的少数者が店を利用しやすくするために通称名での記入欄の作成や、店舗での対応方法、ホームページのレイアウトなどをアドバイスした。最終目標は支援が必要なくなる社会の実現。性自認や性的指向に関係なく、誰もが
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5年ぶり吹奏楽パレード まつりムード盛り上げる 浜松
浜松市中区の中心街で3日、浜松まつりの吹奏楽パレードが6年ぶりに開かれた。総勢約650人が迫力ある演奏で、まつりムードを一段と盛り上げた。 市内を拠点とするヤマハ吹奏楽団をはじめ、中学や高校、市民バンドなど11団体が鍛冶町通りなど約700メートルを行進した。楽団が近づくたび、沿道から大きな拍手が送られた。 三方原中吹奏楽部の約40人は「ノーマル・マーチ」など3曲を披露。指揮役の中島つづみさん(14)は出発前に「楽しみにしている人の期待に応えられるように頑張りたい」と意気込んだ。
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「努力は裏切らない」プロランナー神野選手 浜松開誠館中で陸上部指導
浜松市中区の浜松開誠館中陸上部はこのほど、箱根駅伝で青山学院大の2度の優勝に貢献し、現在は同市を拠点に活動するプロランナー神野大地選手を同校グラウンドに迎え、部員約20人がウオーミングアップなどの指導を受けた。 神野選手は股関節周りに着目したもも上げなどの準備運動を紹介し「長距離走は努力8割、才能2割。努力は決して裏切らない」と強調した。生徒から「箱根駅伝で山の神になった瞬間はどうだったか」との質問には「自分の努力が報われた。価値のある大会だと思う」と答えた。 同部の岩崎桜一朗部長(3年)は「今日は準備運動で走りが軽くなった。学んだことを次の大会などに生かしたい」と話した。 今回の指導
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「Xジェンダー」当事者 浜松の久米さん団体設立 性的少数者の支援始動、専門家に橋渡し
浜松市南区の久米泰代さん(42)が4月、LGBTQなどの性的少数者を支援する団体「QUEBEC(キュベック)」を本格始動させた。性的少数者の分類の一つで、性自認が男女どちらでもない人などを指す「Xジェンダー」当事者の久米さんは支援体制が整っていない県内の現状に「自分と同じ悩みを持つ人に寄り添いたい」と意気込む。 キュベックは「森の仲間たち」の意。「性的少数者も社会の一部。どんな人も森のような、一つの社会の中で生きたいように生きていいはず」と久米さんは考える。現在はメンバー3人が当事者や企業からの相談に対応する。内容に応じ認定心理士や弁護士などの専門家、LGBTQに理解があり当事者が安心して
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⚾センバツ出場菊川 貫禄の初戦 春季高校野球静岡県大会2回戦
▽2回戦(浜松第1試合) 常葉大菊川 000000200―2 000000000―0 静清 ▽二塁打 児玉(常)松井(静) ▽試合時間 1時間59分 【評】常葉大菊川が静清との投手戦を制した。 常葉大菊川は七回無死一、二塁の好機に佐藤の右前打で先制。鈴木が左前打でつなぐと、代打橋本の犠飛でリードを広げた。先発右腕内藤は被安打8でも無失点に抑えた。 静清は五回2死一、二塁で山田が中前打を放ったが、相手の好返球で好機を逃した。 背番号10、内藤が公式戦初完封 秋の静清戦失点の雪辱 センバツに出場した常葉大菊川の「背番号10」内藤が粘り強い投球を見せた。8安打を打たれながらも無失点
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定演に向けリズムなど確認 浜松少年少女合唱団、練習に熱
浜松少年少女合唱団は30日午後2時半から、浜松市中区のアクトシティ浜松で第23回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。本番に向け、小学1年から高校3年まで団員25人が練習に励んでいる。 22日夜は同区の松城幼稚園で練習を行った。指揮者の岸信介さんの指導の下、発声やリズムを確認した。 合唱団は今年で創立25周年。演奏会では、作曲家信長貴富さんによる二部合唱曲集「今日はこのままおうちにいて」など計20曲以上を披露する予定。公募で集まった児童が舞台に上がったり、同団の卒業生が一緒に歌ったりするほか、市内の2つの合唱団と共演するステージもある。 浜松啓陽高3年、副団長の丸山美羽さん(1
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静岡県私学保護者会が朝の声かけ運動 浜松
静岡県私学保護者会西部支部は18日、朝の声かけ運動をJR浜松駅北口広場で行った。4年ぶりの開催で、浜松、磐田両市にある私立中・高計11校のPTA会長や保護者、校長ら42人が参加した。 参加者は「あいさつからはじめよう」と書かれたのぼり旗などを持って、通勤・通学者に「おはようごさいます」と声をかけた=写真=。 浜松日体中・高(東区)のPTA会長松井宏樹さん(47)=中区=は「さわやかなあいさつで、交流が盛んになれば」と期待した。
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記者コラム「清流」 社会の側に問題がある
「あまり期待してなかった。社会に認められていないことを再認識した」。性的少数者などのカップルを公認する「パートナーシップ宣誓制度」の認定者を取材した。同性パートナーとともに宣誓した彼女は、職場で結婚休暇の取得を断られた時を振り返った。 県内では3年前に浜松市が制度を導入して以降、多様なカップルを認める流れが広がり、3月からは県も運用を始めた。関係者は導入を喜ぶ一方、運用面が理念に追いついていないために複雑な感情を抱く。 「ありのままの自分を認めて」との感情は人間本来の欲求だろう。性的指向などで冷笑され続けた人にとって、隠して生きるのが当然だったと聞く。だが、自分を否定しないでほしい。少数
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洗練された旋律 聴衆700人楽しむ 浜松市中区でコンサート
市民グループ「浜松音楽友の会」は9日夜、「2023四季のコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。バイオリン奏者木嶋真優さんらが出演し、洗練された旋律を会場に響かせた。 年4回のコンサートの初回。木嶋さんはピアニスト江口玲さんとともに、エルガーの「愛のあいさつ」やガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」などクラシック約10曲を奏で、聴衆約700人を楽しませた。 創設40周年を迎えた同会は、気軽に良質なクラシック音楽を楽しんでもらおうと毎年コンサートを企画している。
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パートナーシップ宣誓制度導入も… 行政運用に差、改善を 静岡県内関係者、理解促進期待
LGBTをはじめ性的少数者の権利について、国会などの議論が煮え切らない中、同性や事実婚カップルの関係性を公認する県の「パートナーシップ宣誓制度」が3月から始まった。だが、多様性を認める流れとは裏腹に、利用カップルの在り方によって対応に差が生じかねないなど、平等を求める声も上がる。関係者は「制度ができても、理解不足などから運用が行き届いていない面がある」と指摘し、統一地方選を機に改善の議論を期待する。 3月下旬、静岡市の中小企業に勤務する男性(31)は付き合って9年になる同性パートナー=静岡県東部=と県の宣誓制度の認定を受けた。上司には報告済みで、「周囲の人に恵まれた」と感じる一方、「性的少
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夜景や富士山 写真33点並ぶ 浜松・西区で26日まで
静岡県西部の写真愛好家らでつくる「ABC写真倶楽部」の作品展が26日まで、浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで開かれている。 30~70代の会員9人が四季を捉えた風景写真など33点を持ち込んだ。浜松、静岡市の夜景や、薩タ峠から望んだ富士山、田んぼのカルガモ、趣味でコスプレイヤーを撮った作品など個性豊かな写真が会場を彩っている。 ※薩タ峠のタは土ヘンに垂
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1100人 それぞれの道へ 静岡大が浜松地区卒業式
静岡大の浜松地区卒業式が23日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。工学部、情報学部の卒業生と大学院修了生の計約1100人が巣立ち、それぞれの道へと歩み出した。 日詰一幸学長が両学部や大学院研究科の代表者に学位記を手渡し、「身につけた専門知を生かし、さまざまな社会課題や困難な問題に立ち向かってほしい。主体的に学ぶ機会を持ち、学びの幅を広げていくことを期待している」と激励した。 卒業生を代表し、情報学部行動情報学科の村松俊平さん(22)は「文理融合の多角的な視点を身につけた。大学院に進学し、今の研究をさらに発展させる」と決意を語った。
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記者コラム「清流」 時代に適応した記者目指す
浜松に着任して1年、業務に忙殺されている。「誰か、仕事を手伝って…」。そんな邪念に答えてくれるような米国スタートアップの新サービスが先日、話題になった。人工知能(AI)活用の対話型ソフト「チャットGPT」。 質問を入力すると、短時間でAIが答える。既存ソフトに比べて回答が自然で、論理的だと注目された。実際、無料版を試してみた。簡単な情報を与えて執筆を頼むと、若干調整すれば使えそうな文章が出来上がった。記者の形が変わるかもと頭をよぎった。 現在、記者2年目。時代に適応した“一人前の記者”を目指し、先輩から取材スキルなどを盗みながら学ぶ日々が続く。執筆に
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千葉で29日「全国ソフトテニス」 出場4児童 力強く抱負 浜松市教委訪問
千葉県白子町で29日から開催する「第22回全国小学生ソフトテニス大会」に出場する浜松市内の選手が22日、中区の市教委を訪れ、宮崎正教育長に大会への意気込みを語った。 同大会に出場するのは、6年生女子シングルスに阿多古クラブの田口蒼葉さん(上阿多古小6)、4年生以下男子ダブルスに同クラブの鈴木愛矢君(北浜北小4)と浜北ジュニアの鈴木理斗君(麁玉小3)ペア、磐田市の選手とペアを組む豊田健友の仲村崚平君(富塚小5)。いずれも1月に中区の花川運動公園で開かれた県大会で準優勝以上の成績を収め、全国行きを決めた。 同日、訪問した選手らは「予選で1位通過する」「1本でも多く取りに行く」などと抱負を語り、宮
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学生センス光る浜松城グッズ 浜松出身の静産大生ら 印伝小物入れなどデザイン
浜松出身の静岡産業大生らがデザインを考案した浜松城限定オリジナルグッズの販売が16日、浜松市中区の浜松城天守閣で始まった。小物入れ、がまぐち財布、ペンケースの3種類で、同大と伝統工芸店「印傳屋」(甲府市)などが連携し、実現した。 熊王康宏同大教授(感性工学)のゼミ生が印伝のデザイン考案に取り組んだ。徳川家康ゆかりのタカや桜、茶など六つの模様を職人が鹿革に施し、漆で仕上げたという。 3年の村松里咲さん(21)=中区=は「みんなで考えを出し合って、半年かけて作った。浜松の魅力を知ってほしい」と商品への思いを語った。 価格は小物入れ2530円、がま口財布4290円、ペンケース4510円。黒や
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記者コラム「清流」 自転車、“免許ない”けど…
音楽ユニット「なかねかな」の曲「demo」が昨年、SNSで話題となった。海岸に止めたオープン車に乗る女性の優雅さを歌い、今にも走り出しそうな場面で新事実が発覚―。「でも、免許ないよ」。結局、曲中は走れずに終わる。その自虐的で、斜め上を行く歌詞が面白いと多くの人に共有された。 免許の必要はないが、最も身近な車は自転車だろう。浜松市で中学生の交通安全教室を取材した。スタントマンが自転車事故を再現して事故の悲惨さを直視させ、交通ルール順守を訴えた。迫真の演技に思わず、息をのんだ。 年齢に関係なく、ハンドルを握る以上、加害者にも被害者にもなる危険性がある。話題の曲のように免許がなくても走れるが、
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浜松市社協に食料寄付 JAとぴあ浜松女性部
JAとぴあ浜松女性部はこのほど、食料品約19キロを浜松市社会福祉協議会に寄付した。市内の子ども食堂や困窮世帯に届けられる。 食料品は、中区のあいホールで開かれた「はっぴいフェスタ」で募った缶詰やレトルト食品、菓子など。女性部の小楠靖子中央地区支部長が同区の市社協事務局を訪れ、瀬崎貴浜松地区センター長に段ボール2箱分を手渡した。
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高校生「裁判員、自分事に」 西遠女子学園 地裁浜松支部が出前講座
静岡地裁浜松支部はこのほど、裁判員制度をテーマにした出前講座を浜松市中区の西遠女子学園高で行った。3年生約60人が刑事裁判の手続きや裁判員裁判の仕組み、法廷での審理の流れなどを学んだ。 先崎春奈裁判官と大村泰平裁判官が講師を務めた。成人年齢の18歳への引き下げで裁判員の対象年齢になった生徒もいることを踏まえ、先崎裁判官は「裁判員には、法律の知識がなくても分かりやすい説明を心がけている」「裁判員を経験した人からは良い社会経験だったとの意見が多い」などと紹介した。 大石心和さんは「今まで裁判は遠い存在だったけど、自分事になった」と話し、湯沢愛理亜さんは「4月から法学部に進学する。裁判員に選ば
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卒業生の制服 車の内装材に 浜松開誠館高、協力呼びかけ
浜松開誠館高(浜松市中区)は1日の卒業式後、卒業生の希望者からブレザーやズボンを回収する「制服リサイクル」を校内で行った。協力企業を通じて生地を再資源化し、自動車の座席シートやマットに再利用される。 持続可能な開発目標(SDGs)を目指す取り組みの一環。同校SDGs部の生徒5人が校舎の玄関に回収場所を設け、式を終えた卒業生に協力を呼びかけ、思い出の詰まった計十数着を回収した。 同部1年の町田奈菜子さん(16)は「これをきっかけに、リサイクルを身近に感じてもらえたら」と話した。 同リサイクルは今年が3回目。回収した制服は制服製造販売「キンパラ」(磐田市)を通じて再利用を図る。
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6年生万感、クラス凧空へ 浜松・相生小 文字や絵柄にも思い
浜松市中区の相生小6年生約100人が26日、南区の浜松まつり凧(たこ)揚げ会場で卒業記念の凧揚げに挑戦した。 児童は「水平線」「夢」「流星群」といったクラスごとの目標の文字が入ったオリジナル凧を地元凧揚げ会のメンバーらの手ほどきを受けながら、協力して大空に揚げた。 「流星群」と書かれた凧に色の濃淡を丁寧に使った絵柄を描き、多様性を表現したという川上結衣さん(12)は「思ったよりも空高く上がった。クラスみんなの思いが凧に伝わったと思う」と声を弾ませた。
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新タマネギ、おいしいよ 浜松市中心街で篠原小児童PR
タマネギ産地として知られる浜松市西区篠原町周辺の新タマネギをPRしようと、篠原小(同区)の6年生約120人が21日、中区のJR浜松駅北口のバスターミナル地下広場で販売会を開いた。中心街での販売は今年が初めて。22日も午前9時半から11時まで行う。 地元の特産品への理解を深め、その魅力を発信するのが目的。早取りの新タマネギは児童が昨年秋から栽培し、20日に収穫した。今回は2日間で約600個を用意した。 児童は数カ所に分かれてチラシを配ったり、のぼりを立てたりして通行人に購入を呼びかけた。小路悠生さん(11)は「丹精込めて育てたタマネギ。おいしく食べてもらえたらうれしい」と笑顔で話した。
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声かけカードで防犯確認 特殊詐欺想定 コンビニ訓練 浜松中央署
浜松中央署は17日、浜松市中区のセブン-イレブン浜松早出町店で、特殊詐欺の被害防止訓練を行った。典型的な特殊詐欺被害パターンをイラストで記し、店員が来店者に注意を促す「声かけカード」を活用した。 声かけカードはセブン-イレブン・ジャパンと協力して製作した。発生頻度の多い5種類の架空料金請求などの例を紹介している。同日の訓練では、架空請求された高齢男性が高額な電子プリペイドカードを購入しようとしたケースを想定。店員は来店者に積極的に声をかけて、声かけカードを使った防犯方法を確認した。 カードは中区と西区のコンビニ全店に配布した。同署の川村法彦生活安全課長は「誰でも一目で分かりやすいイラスト
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高校生ものづくりプラン審査 浜松学芸高が優秀賞
高校生が商品やサービスのアイデアを競う「高校生ものづくり・ことづくりプランコンテスト2022」(浜松市、静岡理工科大主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の最終審査会が18日、浜松市中区のザザシティ浜松中央館で開かれた。 最優秀賞は、感情を表現したカードのゲームを考案した立命館守山高(滋賀県)が選ばれた。本県から出場した浜松学芸高は優秀賞、島田商高は特別賞だった。 全国77校617件の応募があり、書類審査を経て、五つの企画案が最終審査に残った。 最終審査では10分間のプレゼンテーションを行い、企画の新規性や実現可能性などを競った。浜松学芸高は、公衆電話の空きスペースに無人販売機や応急箱を設置
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ものづくりプラン 島田商高が特別賞 浜松で審査会
高校生が商品やサービスのアイデアを競う「高校生ものづくり・ことづくりプランコンテスト2022」(浜松市、静岡理工科大主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の最終審査会が18日、浜松市中区のザザシティ浜松中央館で開かれた。 最優秀賞は、感情を表現したカードのゲームを考案した立命館守山高(滋賀県)が選ばれた。本県から出場した浜松学芸高は優秀賞、島田商高は特別賞だった。 全国77校617件の応募があり、書類審査を経て、五つの企画案が最終審査に残った。 最終審査では10分間のプレゼンテーションを行い、企画の新規性や実現可能性などを競った。浜松学芸高は、公衆電話の空きスペースに無人販売機や応急箱を設置
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若者の力で詐欺被害防止 浜松中央署 学生防犯団体が交流会
静岡県警はこのほど、地域の防犯活動に取り組む県内大学生を対象にした「ヤング防犯ボランティア交流会」を浜松市中区の浜松中央署で開いた。学生はグループワークを通じて特殊詐欺被害防止に向けた対策を話し合った。 ヤング防犯ボランティア「しずおか・ぴーす」と常葉大防犯ボランティアサークル「ジャスティス」、同大地域貢献センター「ヒューボック」のメンバーら12人が参加した。 特殊詐欺は被害者の約9割が65歳以上とされる。参加者は3班に分かれて、若者目線で被害防止の啓発ポスター案を出し合った。個人の電話帳や受話器型のポスターに被害防止を訴える標語を入れる案などが出た。 参加した篠宮桃菜さん(21)=藤
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VRで調整池“潜入” 水害から身を守ろう 浜松・西小児童が学ぶ
浜松市中区の西小は10日、仮想現実(VR)を使った防災学習を校内で行った。5年生約60人が水害時の避難行動や、過去に学区内で発生した水害の被害などを学んだ。 市河川課職員らが講師を務め、大雨の前にあらかじめ徒歩で逃げる原則や、避難が困難な場合に建物内の上部へ移る「垂直避難」などの基礎的な知識を伝えた。 VRを使った授業では、学区内の公園(通称どんぶらこ公園)直下にある県内最大級の貯水機能を持つ「鴨江地下調整池」の3次元空間に入って見学した。初めてVRを体験した横井治英さん(10)は「画面で見るよりリアリティーがあった。調整池の中はすごく広かった」と感想を語った。
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記者コラム「清流」 出身明かす 寛さんの決断
英国で現地男性との同性婚に踏み切った浜松市出身の寛さん。動画配信のネットフリックスの番組に出演するなどSNSで有名な寛さんはこれまで、出身を公にしてこなかった。だが、「県内の性的少数者らのために」との思いで出身を明かし、過去を語った。 性の葛藤や高校中退に至った経緯、同性婚を決めた時の心境などを赤裸々に話した。取材中、家族や友人への感謝の言葉が何度も聞かれた。 記事がネットに公開されると、同郷を理由に親しみや共感の声が上がった一方、心ない言葉もあった。当事者が声を上げる難しさを痛感した。 性的少数者に対する不安、嫌悪、疑念は当事者への理解不足が原因と考える。出身を明かす決断をした勇気に
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子育て家庭の被災時支援は 浜松・中区で防災シンポ
浜松市防災学習センターは29日、防災シンポジウム「台風15号被害から見えた子育て家庭の課題」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の同センターで開いた。 2022年9月の台風15号で甚大な被害を受けた静岡市で救援活動を行った静岡県内の子育て支援団体5団体のメンバーが当時の状況を語った。乳幼児に必要なミルクや離乳食などの物資を被災した家庭に配ったNPO法人「よしよし」(同市)の末吉喜恵理事長は「物資を届けようとしても遠慮して断られた」「支援先が見つからなかった」などと当時の苦労を紹介した。 被災者の衣類を無償で洗う活動をしたNPO法人「ゆたかの木」(同)の京井麻由理事長は平時のつながりの重要性
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多民族 米国文化考える 在日大使館職員、浜松・開成中で講話
浜松市中区の開成中は30日、多文化共生をテーマにした授業を校内で開いた。在日米国大使館のジェイソン・ハックワース1等書記官を講師に迎え、1年生約180人が外交官の仕事内容などについて理解を深めた。 生徒に多民族国家としての米国の文化を伝え、多文化共生について考えてもらうのが目的。ハックワースさんは外交官の仕事について、日本にいる米国人の支援や日米間の外交政策の補助などを紹介しながら、同国の代表として働くことのやりがいを伝えた。 生徒からは、同国から見た日本の魅力や文化の違いなどについての質問があった。渡部倫大さん(13)は「これからは外国の文化についても学んでいきたい」と感想を語った。
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浜松城 本丸、天守閣…児童の声でガイド 2月中旬から運用へ
大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせたキッズアカデミー「Yes!家康プロジェクト浜松」(静岡銀行、浜松いわた信用金庫、遠州信用金庫、JAとぴあ浜松主催)の最終講座が29日、浜松市中区の浜松中部学園などで開かれた。受講した児童51人が制作に関わった観光客用音声ガイドを披露したほか、浜松城公園周辺を訪れた人への案内体験も行った。 スマートフォンなどの位置情報に連動した観光ガイドサービス。過去3回の講座で学んだ歴史の知識などを生かし、浜松城周辺の家康ゆかりの名所や各史跡を紹介する1分程度の内容を児童の声で吹き込んでいる。2月中旬に公園内に設置する案内板のQRコードを読み取ることで利用できる。
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結婚するため日本を出るしかなかった 浜松出身・寛さん コロナ禍、パートナー入国できず決断 同性婚日本でも導入を
同性婚が認められず、日本を離れる決断をした男性がいる。英国で現地男性と結婚した浜松市出身の寛さん(30)=名前のみ公表=。欧米を中心に同性婚を導入する国は増えているが、日本での法制化の議論は道半ばだ。近年の同性婚訴訟などを踏まえ、寛さんは「制度がない現在の状態は明らかに不平等。将来設計や自己肯定感に影響が出ている現実を多くの人に気付いてほしい」と語り、平等な社会の実現を切望する。 「2人の将来を考えると日本を出る選択肢しかなかった」。英国留学中に出会い、遠距離恋愛を続けてきた同性パートナーのトムさん(28)=仮名=と1年半以上会えなかった。新型コロナの影響で、英国から日本に入国が許されたの
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若手神職ら「大寒みそぎ」 舟こぐしぐさ「鳥船行事」も 天竜川
暦上、1年で最も寒いとされる「大寒」の20日朝、静岡県西部の若手神職らが浜松市東区の天竜川で恒例の「大寒みそぎ」に臨んだ。日の出とともに川に入って神事を執り行った。 県西部神道青年会のメンバーら約40人が参加した。気温4度、水温1・1度の天竜川で下帯をまとった男性神職とみそぎ装束の女性神職が風の吹く中、次々と川に入り胸元まで漬かって祝詞を数分間唱えた。入水前後で舟をこぐしぐさの「鳥船行事」も行った。毎年参加している村瀬環さん(38)=天竜区=は「寒かったが、すがすがしい朝を迎えることができた」と話した。
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郷土工芸品500点 卓越した技術披露 遠鉄百貨店で23日まで
静岡県郷土工芸品振興会主催の郷土工芸展が23日まで、浜松市中区の遠鉄百貨店6階ギャラリー・ロゼで開かれている。 織物や漆器、染め物など国の伝統工芸品や県の郷土工芸品に指定された14種類約500点が出品された。地元の「ざざんざ織」や陶器の内側に福面を描いた「賤機焼」など、卓越した技術が来場者の目を楽しませている。
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60年前の中田島砂丘 記憶を未来へ フィルム見つかり写真集出版 愛知大OB撮影
浜松市南区の中田島砂丘を60年近く前に撮影したフィルムが見つかり、写真集「輝いていた時代の中田島砂丘 出雲崎漁村」(シンプリ社)としてこのほど、出版された。撮影者は愛知大(豊橋市)在学時に砂丘の風紋に魅了され、足しげく通った元高校教師の中内康博さん(80)=高知県土佐市=。中内さんは「中田島の巨大で美しい姿を歴史に残したい。持続可能な砂丘を考えるきっかけになれば」と思いを語った。 中田島で1965年に撮った34枚のモノクロ写真と、対比させる意味で2014年撮影のカラー写真を掲載した。かつての砂丘は現在より200メートルほど海側に広がっていて、高さ15メートルを超える砂の丘がいくつも見られた
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性自認で選択、校区越えた再利用 中学制服、見直し求め団体設立 浜松
浜松市内48中学校の制服の在り方について考えようと、同市の保護者や中学生、制服リユース活動をする関係者らがこのほど、任意団体「ミライ制服すすめ団」を設立した。制服による金銭的負担の軽減や性自認に沿った制服の選択などの観点から、私服を含めた選択可能な制服の実現を目指す。 同団体によると、中学入学時に制服一式をそろえるのには現在、10万円ほどを要する。デザインなどは各校が独自に採用しているため、校区を越えた再利用が難しく、中には譲り受けを禁止している学校もあるという。また、出生時に割り当てられた性別に違和感を持つ生徒を含め多様性を考慮し、市内でも制服の見直しが進められているが学校ごとに取り組
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ブラジル文化に音楽通じ触れる 20日、浜松市中区で催し
浜松市は20日午後7時~8時半、音楽を通じて海外文化に触れる異文化交流イベント「暮らしの中の音楽」を中区の市鴨江アートセンターで開く。 音楽に合わせてけりや側転を繰り返すブラジルの格闘技「カポエイラ」を中心に紹介する。ブラジル文化の魅力について語り合うトークイベントや市内のカポエイラ団体「ナゴアスカポエイラ浜松」による実演、参加者間の交流も行う。 参加無料。申し込み(18日まで)は市国際課<電053(457)2359>へ。
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「走るとは、ジャンプの連続」 スズキAC選手指導 浜松・河輪小
浜松市南区の河輪小で16日、スズキアスリートクラブの選手らを講師に迎えた陸上競技教室が開かれた。全校児童約240人が速く走るためのこつを学んだ。 長距離が専門の大石巧(26)、桐山剛(22)両選手と中村泰久コーチ(38)が「走るとは、ジャンプの連続」を合言葉に指導した。児童はもも上げやバランストレーニングなどの練習を体験したほか、児童6人のリレーチームによる桐山選手との対決も行った。 児童からの「強くなる秘訣(ひけつ)は何か」との質問に、大石選手は「こつこつ努力し続けることが重要」と答えた。6年の島影勇吹さん(12)は「好きなサッカーが上達できるよう努力したい」と話した。 教室は市のト
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江戸時代礎築いた家康の偉大さ紹介 浜松・中区で直木賞作家が講演
静岡県西部の同志社大卒業生でつくる浜松同志社クラブは15日、同大出身の直木賞作家門井慶喜さんを招いた講演会を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。 大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせ、門井さんの歴史小説と同じ「家康、江戸を建てる」をテーマに講演した。門井さんは江戸時代の貨幣や治水事業に着目し、約260年続く時代の礎を築いた徳川家康の偉大さを紹介した。また、26日から静岡新聞の朝刊で始まる自身の連載小説「ゆうびんの父」についても語り、登場人物の注目点などを解説した。市民や同大卒業生ら約150人が参加した。
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リコーダーの魅力 演奏や歴史解説で紹介 浜松市中区
浜松市立中央図書館は15日、リコーダーの魅力を市民に紹介する「音楽のまち講座」を同館で開いた。参加者は楽器の歴史を学んだり、7種類のリコーダーの音色を楽しんだりした。 同市を拠点に活動する「積志リコーダーカルテット」が16世紀から現代までのクラシックやポップスなど約10曲を演奏した。楽器紹介では、2メートルほどの大きさの「グレートバスリコーダー」や手のひらサイズの「ガークラインリコーダー」を奏でながら音程の違いを披露した。リコーダーが17世紀前後に花形楽器として活躍していたことも解説した。
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迫力ある演奏披露 浜松商高吹奏楽部が定期演奏会
浜松市中区の浜松商業高の吹奏楽部による第66回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)が7日、同区のアクトシティ浜松で始まった。8日まで。 部員44人が出演し、練習を重ねた迫力ある演奏で聴衆を魅了した。演奏会は「クラシカル」「マーチング」「ポピュラー」の3部構成。「朝鮮民謡の主題による変奏曲」や「ルイ・ブルジョアの賛歌による変奏曲」、映画「ジュラシック・パーク」の劇中歌などを披露した。 8日の演奏会も同所で行う。午後1時開演。
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永年勤続者ら表彰 浜松市消防が出初め式
浜松市は7日、消防出初め式を中区のアクトシティ浜松で開いた。 新型コロナウイルス感染防止のため、昨年に続いてはしご乗りや一斉放水などの実演を中止し、式典のみ実施した。市内77消防団の代表者や消防局職員ら約150人が参加した。 永年勤続者やその家族、功労者に県消防協会長表彰が贈られた。団長訓示では浅野哲司市消防団長が熱海市の土石流災害を例に「団員による市民の生命や身体、財産を守る役割は、より一層高まっている。積極的な団員の勧誘を含め、頑張ってほしい」と激励した。
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卒業生がバンド演奏 3年ぶり同窓会 浜松南高
浜松南高(浜松市南区)の第56回同窓会懇親会「波涛に集う」(実行委主催)がこのほど、浜松市中区のホテルで開かれた。同窓生ら約420人が参加し、旧交を温めた。 テーマは「愛」。参加者は卒業生によるバンド演奏やマジックのステージを楽しみ、学生時代を思い出しながら会話を弾ませた。今回はクラウドファンディングを行い、高校生活をコロナ禍で過ごした卒業生らを無料で招待した。 粟飯原正典実行委員長(49)は「コロナ対策を徹底して3年ぶりに開催できた。参加者が文化面など多方面で活躍する卒業生を知るきっかけになれば」と話した。
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同窓会で3年ぶり再会 還暦会員祝い、鏡開き 浜松西高
浜松西高同窓会の「新春の集い」がこのほど、浜松市中区のホテルで開かれた。3年ぶりの開催で、約400人が旧友らとの再会を喜び合った。ここ3年の叙勲受章者を祝ったほか、還暦を迎えた卒業生が鏡開きをした。同校出身のダンサー和田真之右さん(39)によるオリジナルパフォーマンスも披露された。 本年度同窓会幹事の尾上定代表(38)は「3年ぶりに開催できてうれしい。活躍した卒業生と一緒に、在校生に教育面などで還元できれば」と話した。
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今年の干支 ウサギと写真撮影楽しんで 浜松市動物園で3日まで
浜松市西区の市動物園は3日まで、干支(えと)のウサギと一緒に写真撮影ができる正月イベントを園内で開いている。 初日の1日は、動物園カレンダーのモデルとして活躍する体長約20センチの薄茶色のウサギ、ステラが参加。来園者は写真撮影の後、頭をなでながら「ありがとう」「かわいい」などと声をかけていた。 両親と磐田市から訪れた鈴木優李君(9)と雫月ちゃん(7)、三葉ちゃん(4)のきょうだいは「ウサギの感触が気持ち良かった。かわいかった」と声を弾ませた。
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LGBTQ 浜松でパレード 性の多様性アピール 静岡県内初、23年6月開催
国内で開催の輪が広がりを見せる性的少数者らによる街頭パレードについて、浜松市中区で2023年6月11日に計画されていることが28日までに、関係者への取材で分かった。これまでに都内や政令市などで実施されていて、静岡県内では初めて。性の多様性の認識向上をアピールする。 パレードでは市中心街の新川モールを発着点とし、LGBTQなど性的少数者の尊厳を象徴する「虹色の旗」を掲げて約1・5キロを1時間かけて練り歩く計画。「はままつレインボープライド」(HRP)と名付け、性的少数者や支援者が実行委員会を組織した。県内外の約150人の参加を想定し、当事者が交流する場も設ける。 性的少数者らのパレードは米
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平和祈り、70人演奏 「フィルハーモニックウインズ浜松」が中区でコンサート
浜松市ゆかりのプロ演奏家集団「フィルハーモニックウインズ浜松」はこのほど、「平和への祈りコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区のアクトシティ浜松で開いた。 約70人のメンバーが吹奏楽や琴、合唱などを披露した。指揮者を務めた保科洋氏が作曲したオペラ「はだしのゲン」セレクションやクラシック「ファンタジア四季」など6曲を演奏した。会場は世界平和への願いを込めた音色に包まれた。
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文化祭の売上金 浜松商高が寄付 市の子育て支援へ
浜松市中区の浜松商業高はこのほど、文化祭の売上金全額38万8429円を市子どもの未来応援基金に寄付した。同基金への寄付は初めて。生徒会長の武田珠璃さん(17)ら生徒会役員4人が市子育て支援課を訪れ、小山東男課長に目録を手渡した。武田さんは「浜商がより地域に愛されるように、地域の子どもたちのために使いたいと思った」と話した。寄付金は子ども食堂や学習支援に役立てるという。
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児童養護施設に玩具セット寄付 浜松オート選手会
全日本オートレース選手会浜松支部はこのほど、浜松市南区の児童養護施設「清明寮」に15万円相当の玩具セットを贈った。支部長の西川頼臣選手(47)と副支部長の鈴木健吾選手(44)が施設を訪ね、贈呈式を行った。 浜松オートレース場(中区)でのチャリティーグッズの販売収益と、選手の寄付金で購入した。両選手が電子キーボードやキッズバイク、ゲーム機などを子どもに手渡した。西川選手は「プレゼントで楽しく遊んで元気に育ってほしい」と話した。 同支部は毎冬、市内の児童福祉施設を訪ねて寄付を続けている。
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青木教授に最高賞 浜松で高柳賞贈呈式 電子科学研究に功績
電子科学分野の優れた研究を表彰する浜松電子工学奨励会(浜松市中区)は17日、高柳賞の贈呈式を同区のホテルで開いた。最高の高柳記念賞は、静岡大電子工学研究所の青木徹教授が選ばれた。 青木教授の受賞理由は放射線画像検出器の実用化への寄与。「検出技術の課題から放射線には未知の領域がある。エネルギー軸を考えて放射線情報学の発展に貢献したい」と話した。 奨励賞は静岡大の多田哲史准教授と守谷誠准教授、川口昂彦助教、静岡理工科大の東城友都准教授が受賞した。 高柳賞は世界で初めてブラウン管による映像受信に成功し、「日本のテレビの父」と称される同市出身の高柳健次郎氏の功績をたたえて創設した。1985年度
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ペットの毛の手入れ トリマー技術競う 浜松市中区の専門学校
浜松市中区のルネサンス・ペット・アカデミーは17日、犬の毛の手入れ技術を競う「グルーミングコンテスト」を同校で開いた。ペット美容師「トリマー」を目指すペットエステ・トリミング科の生徒48人が技術を披露した。 制限時間90分でカットの技や美しさなどを競った。部門は基礎技術を競う「ケネル&ラム」や、オーダーカットを取り入れた「サロントリマー」、マネキンを使った「ウィッグ」など計6クラス。 サロントリマークラス2年の部で優勝した石川こまりさん(20)は掛川市のトリミングサロンへの就職が決まっている。「失敗を恐れず積極的なカットができた。就職先でもこの技術を生かしたい」と意気込んだ。
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色鮮やかな花 力作の水彩17点展示 浜松・東区
浜松市東区の絵画愛好家岸本美和子さんの水彩画展が、1月31日まで同区有玉北町のコーヒー店「珈楽庵」で開かれている。 植物や人物を題材にした力作17点が店内を彩る。桜やスプレーを色鮮やかに描き、花言葉を題名に冠した作品のほか、野菜を入れ、水を張ったグラスからこぼれる光を表現した作品などが並ぶ。
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伊藤さん最優秀 静岡文化芸術大生 浜松の「税に関するポスターコンテスト」
浜松納税意識啓発市民会議が浜松市中区の静岡文化芸術大の学生を対象に募集した「税に関するポスターコンテスト」の表彰式が13日、同大で開かれた。最優秀賞に選ばれたデザイン学科2年伊藤寿珠さん(19)らに同会議の伊藤升吾会長から表彰状が手渡された。 最優秀賞の作品は、納税に親しんでもらえるようにカラフルな色合いを採用し、「まちをつくるのはわたし自身。考えよう、税金のこと」とのメッセージを添えた。「文字を中心に税金への思いを込めた」という。 最優秀に次ぐ優秀賞は同学科3年杉山奈々穂さんと同1年金沢春香さんが選ばれた。 ポスターは来年2月ごろに、市内のコンビニ店や金融機関、駅、大学などで掲示する
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書き初めを前に心得学ぶ 浜松・東小の5、6年生
浜松市中区の東小はこのほど、浜松書道研究会の中沢皐揚会長(71)を講師に迎えた「書き初め講座」の授業を校内で行った。 伝統文化に親しんでもらう恒例行事で、高学年の約130人が指導を受けた。講師から書の心得や書き方の基本について学んだ後、5年生は「温かな心」、6年生は「出発の春」を手本を見ながら力強く書いた。 中沢さんは「書き初めを通して書写の大切さを知ってほしい」と話した。同校近くの静岡文化芸術大の学生が児童をサポートした。
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2級建築士、全国最年少タイで合格 笹田学園専門学校 18歳の辻村さん 合格率25%、初挑戦で
浜松市中区の笹田学園デザインテクノロジー専門学校建築学科1年の辻村武蔵さん(18)が全国最年少タイで、住宅など小規模建物の設計を扱える国家資格の2級建築士に合格した。合格率25%前後という試験を初挑戦で突破した。 建築の基礎知識を尋ねる1次試験と、設計製図の技術を問う2次試験に合格する必要がある。2020年の建築法改正で、高校などで指定科目を履修すれば、実務経験なしでも、卒業後に受験資格を得ることができるようになった。 辻村さんは苦手な法規を重点的に勉強したという。将来はバイク販売店経営の夢も持っていて、「整備士の資格などにも挑戦したい」と意気込んだ。 同校からはほかに、2年の佐藤藍さ
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天竜材の魅力PR 静岡文化芸術大生 浜松市で18日まで企画展
浜松市中区の静岡文化芸術大の学生が天竜区産の木材や林業の魅力を伝える企画展「もくもくプロジェクト2022」(西部木材需要拡大推進協会主催)が12日、同大で始まった。18日まで。 会場には縦2メートル、横4メートルの巨大展示パネルを設置し、学生が林業関係者の話を基にまとめた杉とヒノキの特性の違いや、木材の流通過程などを紹介している。乾燥工程前後の木材の重さ変化を体験できるコーナーなども用意した。来場者には天竜杉で作った「ふきだしコースター」を配っている。 デザイン科1年の中田楓人さん(19)=東区=は「林業に携わる人が減っているのを知った。展示を通して天竜杉に関心を持ってほしい」と話した。
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裁縫針に感謝 生徒ら供養祭 浜松・中区の笹田学園
浜松市中区の笹田学園デザインテクノロジー専門学校はこのほど、裁縫針への感謝の気持ちを込めた「針供養祭」を校内で開いた。 同校が67年間続けている伝統行事。高等課程ファッション科と専門学校ファッションデザイン学科の71人が針塚を前に、折れたり、曲がったりしたミシン針やシルクピンを豆腐に刺し、玉串をささげた。ファッション科2年鈴木星菜さん(17)=東区=は「授業でポンチョなどを作るために使った。一年間ありがとうとの思いで刺した」と話した。
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19~24日に女子レース 浜名湖ボート
湖西市のボートレース浜名湖で19日から24日まで、女子選手による「ヴィーナスシリーズ第18戦 マンスリーBOATRACE杯」が開かれる。静岡支部所属の池田浩美選手をはじめ、川野芽唯選手(福岡)、中谷朋子選手(兵庫)ら注目選手が登場する。 レースを記念し、オリジナルクオカードを5人にプレゼントする。はがきに住所、氏名、年齢、電話番号、ボートレースに期待することを記し、〒430ー0927 浜松市中区旭町11の1、プレスタワー5階 静岡新聞社・静岡放送浜松総局営業部「浜名湖ボート読者プレゼント係」へ。26日必着。
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児童が手作り木工品販売 “ビジネス”学ぶ 浜松市中区
浜松中部学園(浜松市中区)初等部の6年生が6日、同校近くの浜松城公園で手作りの木工品を販売した。ものづくりや販売を体験する「キッズチャレンジビジネス」の一環。 児童約100人は4月から、地元企業の協力で販売の基礎などを学んできた。会社に見立てた9グループに分かれてそれぞれが商品を企画し、小物入れやタブレット用スタンドなどオリジナルの木工品を製作した。 この日の販売会では「私たちが作った商品をぜひ見に来てください」などと元気な声で公園利用者に購入を呼びかけた。ブックスタンドを販売したグループで「社長」を務めた佐々木千寿さん(12)は「完売が目標。経営のノウハウを将来は実家の肉屋に生かしたい
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最高賞に佐藤さん(佐鳴台1) 浜松市中学校・秋の写生大会
浜松市中学校文化連盟は11日まで、「秋の写生大会」優秀作品展を中区のクリエート浜松で開いている。最高賞の教育長賞に選ばれた佐鳴台中1年佐藤千都さんの作品「夕暮れと電線」など、特選以上の12点が並ぶ。 市内45校の美術部から身近な風景などを題材にした約700点の応募があった。佐藤さんの作品は夕暮れに包まれた家々と張り巡らされた電線の陰影を丁寧に表現した。 教育長賞以外の主な結果は次の通り。 市中学校文化連盟会長賞 石川夏妃(三方原2)▽特選 外波山莉夕(南部2)葛谷美帆(笠井2)田中凜奈(同1)伊藤璃音(同1)高橋彩月(入野2)松山なな(富塚2)小柳瑠菜(浜名2)古橋里桜(湖東1)宮津初
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天竜区の木工品 魅力紹介へ展示会 浜松市中区
浜松市天竜区の木材の魅力を伝える「天竜の木プロジェクト」主催の木工品展示会が2日、中区の遠鉄新浜松駅高架下の「はままちプラス」(中区)で始まった。3日まで。 杉やヒノキを使った壁かけ時計やおもちゃのブロックなど約100点を展示販売している。親子で参加できる木工体験会のコーナーもある。 最終日は午前10時~午後4時。体験会参加費は500円から。
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同性婚訴訟「思い伝わった」「一歩前進」 静岡県内関係者
国が同性婚を認めないのは憲法違反だと同性カップルが訴えた訴訟で、東京地裁が30日、同性パートナーと家族になる法制度がない現状は「違憲状態」と判断したことを受け、原告や県内の性的少数者を支援する団体からは喜びとともに、国会での積極的な議論を求める声が上がった。 昨年12月まで熱海市で生活していた原告の一人、かつさん(37)=仮名=は東京地裁で判決の言い渡しを聞き、「裁判官に自分たちの思いが伝わっていた」と感じ取った。パートナーの広橋正さん(53)は「社会に傷つけられてきた個人の尊厳を回復する戦いだった。踏み込んだ判決で、うれしかった」と目に涙を浮かばせた。 弁護団の水谷陽子弁護士は電話取材
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「税」をテーマに作品展 小中高生の入賞作500点 浜松市中区
浜松東税務連絡協議会が管内(浜松市南、東、浜北、天竜区)の小中高生から募集した「税の作品」の展示会が30日、中区の遠鉄百貨店ギャラリー・ロゼで始まった。12月4日まで。計5千点以上の応募の中から、入賞作品など約500点を展示している。 主な入賞者は次の通り。 【高校生作文】国税庁長官賞 アメコ・カロリーネ(浜松東3)▽浜松東税務署長賞 島倉奈々(同) 【中学生作文】東海納税貯蓄組合連合会会長賞 高崎陽葵(中郡3)▽浜松東税務署長賞 鈴木萌花(新津3)細田花(北浜3)戎谷昭人(浜松日体1) 【中学生標語】浜松東税務署長賞 村松桜空(浜北北部3) 【小学生習字】東海納税貯蓄組合連合会会
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同性婚選択できる日を 損賠訴訟、30日東京地裁で判決 昨年まで熱海居住の原告
同性同士の結婚を国が認めないのは婚姻の自由の侵害だとして、東京都などの8人が国に損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、東京地裁で言い渡される。2021年12月まで熱海市に住んでいた原告の広橋正さん(53)とかつさん(37)=仮名=カップルは「性的指向で平等な権利が与えられないのは明らかに不平等。同性婚を選択できる日が一日でも早く来てほしい」と司法の判断に期待する。 2人は十数年前に会員制交流サイト(SNS)で知り合った。東京都と熱海市で約10年間同居し、現在は沖縄県に移り住んで宿泊業を始める準備を進めている。異性婚カップルと変わらない生活を送るが、婚姻が認められないことで気掛かりな点もあると
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脱炭素へ国内外の若者が意見交換 浜松開誠館中・高 気候変動自分ごとに
浜松市中区の浜松開誠館中・高は26日、国内外の若者で気候変動対策について話し合う「小中高全世界気候サミット」をオンラインで開いた。生徒はディスカッションなどを行い、脱炭素社会の実現に向けて意見交換した。 同校生徒の実行委員会が主催し、今年で2回目。同校のほか、磐田市立竜洋中、長野、愛知両県、モンゴルの3校が参加した。 「私たちはどんな未来を生きたいか」をテーマにした議論では、気候変動を自分ごととして考えてもらう方法や理想の地球環境について意見を述べた。 欧州で相次いでいる名画を標的にした活動家の抗議活動の話題にも触れ、「環境問題に関心を集めるため、芸術品にトマトスープをかけても良いのか
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写真を見ながら国際交流 浜松市中区の新川モール
浜松市中区の新川モールの指定管理者「HACK」は26日夜、国際交流イベント「みるみるめぐる写真展」を同モールで開いた。来場者が世界各国の写真を持ち寄り、観賞を楽しんだ。 街中で国籍に関係なく触れ合える場を提供しようと地元の学生有志が企画・運営した。会場では写真を壁に投影し、提供者が世界の食べ物や故郷の思い出について紹介した。 企画した静岡文化芸術大の大学院生松本真吏さん(25)は「今後も積極的に街中の居場所づくりに取り組みたい」と話した。
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リベンジする気持ち大切 東京五輪競歩「銀」池田選手 母校の浜松・積志小で講演
浜松市東区の積志小はこのほど、同校卒業生で昨年の東京五輪陸上男子20キロ競歩銀メダリストの池田向希選手(24)の講演会を校内で開いた。5、6年の約270人が池田選手の指導で競歩を体験したほか、先輩の経験談に耳を傾けながら将来の目標について考えた。 池田選手は、恩師の勧めで競技を始めた高校2年の頃の様子や、五輪で銀メダルを獲得した瞬間の達成感などを振り返った。児童からの「続ける秘訣(ひけつ)は何か」との質問には、「負けた時の悔しさをリベンジする気持ちに変えると良い」などとアドバイスした。 親戚に勧められて始めた空手を今も続けているという久米麻彩優(まあや)さん(12)は「誰かに勧められたこ
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アクトシティで秋の定期演奏会 静岡県演奏家協会浜松支部
静岡県演奏家協会浜松支部による定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。 県西部を中心に演奏家十数人が出演した。ピアノやフルート、オーボエなどの奏者が登場し、クラシックの曲目を奏でて、聴衆約200人を楽しませた。 民謡「あんたがたどこさ」の独唱や「おもちゃの交響曲」のアンサンブルも披露した。
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乳幼児連れ家族 生演奏に触れる 浜松・中区でコンサート
浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター(あいホール)は20日、「親と子で楽しむ秋のコンサート2022」を中区の同ホールで開いた。乳幼児連れの家族約120人が生の音楽に触れた。 地元の音楽家でつくる「アンサンブル・ムジーク合奏団」が演奏した。バイオリンやピアノ、チェロなどの楽器で、ジブリの名曲「海の見える街」や児童に人気の曲「ツバメ」などクラシック曲や童謡約10曲を披露した。聴衆は歌に合わせて手製のマラカスも奏でた。
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看護の道へ決意新た 浜松市医師会看護高等専修学校
浜松市医師会看護高等専修学校は16日、中区の市医師会館で戴帽式を行った。病院での実習に入る1年生が真新しい白いナースキャップを授かり、看護への決意を新たにした。 1年生約40人を代表して上野亜友美さん(43)が「患者や家族の痛みなどに寄り添えるよう目指してきた。実習ではこれまでの学びを生かし、学びを深めたい」と抱負を語った。林卓司校長は「実りある実習を通して立派な看護師を目指してほしい」と激励した。
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浜松南高生 献血ルームを見学 体験も
静岡県は16日、高校生の献血ルーム見学会を浜松市中区の献血ルーム・みゅうずで開いた。献血ボランティア「アボちゃんサポーター」の委嘱を受けた浜松南高(南区)1、2年生12人が参加した。 生徒は、需要に応じた血液を安定的に確保するという献血の目的や、仕組みについて献血ルーム職員から説明を受けた後、献血を体験した。看護師を志望している2年の末次晋之輔さん(17)は「採血はストレスなく、一瞬で終わった」と感想を語った。
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浜松聖星高生、蜆塚遺跡の周辺清掃 ボランティア精神育む
浜松市中区の浜松聖星高の3年生約170人が15日、同校近くの蜆塚遺跡周辺で清掃活動を行った=写真=。 ボランティアの気持ちを育もうと続けている恒例行事。生徒は蜆塚遺跡と市博物館周辺で、歩道や植え込みに落ちている枯れ枝や落ち葉を拾ったり、ほうきで掃いたりした。 北沢咲陽さん(南区)は「地域に感謝の思いを伝えたいと取り組んだ」と話した。
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水墨の風景画など40点並ぶ 浜松・中区 24日まで
水墨画愛好家団体「墨青会」の作品展が24日まで、浜松市中区の浜松いわた信用金庫蜆塚支店内のギャラリーで開かれている=写真=。会員23人の力作約40点を展示。墨の濃淡と余白で奥行きや明暗を丁寧に表現した植物や風景、人物画のほか、顔彩を使った作品も見られる。主宰する大杉豊伸さん(78)=西区=は「地元の風景など親しみやすい作品もある。水墨画の魅力に触れてほしい」と話した。土日祝日は休み。
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散歩アプリで史跡巡り 浜松・中区 健康増進の方策探る
浜松市などは17日、30日まで開催中のウオーキングイベント「家康の散歩道ウォーク2022」のモデルコースについて、関係者が実際に歩いて今後の健康増進策を考える散策会を中区で開いた。 イベントで使用している散歩アプリ「リンククロス アルク」は移動軌跡の自動データ化や史跡情報を閲覧できるのが特徴。開発した「SOMPOひまわり生命保険」の社員と市職員約10人が浜松城から蜆塚遺跡まで約6キロの「合戦ルート」に臨み、1時間ほどをかけて歴史スポットを巡った。身近な歴史を楽しみながら、健康のために楽しく歩くことの重要性を共有した。
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ロボット開発秘話 ものづくりの醍醐味学ぶ 浜松・中区の専門学校
浜松市中区の浜松未来総合専門学校は16日、企業連携授業を校内で行った。CADデザイン科の約50人がロボット開発の秘話などから、ものづくりの醍醐味(だいごみ)を学んだ。 開発現場の生の声を聞き、将来に生かすのが目的。クレープ生地を自動で生成する機械を開発した生産技術者の森啓史さんと、デザイナーの谷雄一郎さんが講師を務めた。 森さんは商品への付加価値の重要性やロボット産業の可能性を紹介し、「ロボットは常に一緒に仕事をしていく相棒のような感覚で考えると良い」と伝えた。開発段階で、生産技術者とデザイナーの間で意見が食い違うことがあると話す谷さんは「定量的、論理的な正解の基準を事前に決めておくこと
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避難所想定し宿泊訓練 間仕切り設置や炊き出し実践 浜松・雄踏中
浜松市西区の雄踏中1年生145人が10日から1泊2日の日程で、避難所生活を模擬体験する「防災宿泊訓練」を校内で行っている。市の「夢育やらまいか授業」の一環。初日は避難所で使用するパーティション(間仕切り)の組み立てや炊き出しを実践した。 自分の命を自分で守る「自助」の力を身につけるのが狙い。教室を災害時の避難所に見立てて、寝床や間仕切りを設置した。各自が持ち寄った段ボールを組み立てたり、敷いたりしてプライベート空間を確保した。 大霜哲太さん(12)は「間仕切りが倒れないように角の部分を工夫した。自分の作った寝床で眠るのが楽しみ」と話した。 炊き出しでは、近隣住民のボランティアや企業担当
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糖尿病合併症、基礎知識学ぶ 浜松・中区、医師が講座
静岡県西部の医師らでつくる「浜松の糖尿病を考える会」は6日、市民公開講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開催した。 「糖尿病と合併症」をテーマに、いそざきファミリークリニック(東区)の磯崎泰介院長が腎臓、みどり台海谷眼科(中区)の湯口琢磨院長が網膜について、それぞれ最新の治療や予防を紹介した。参加者約100人は糖尿病の基礎知識を学んだ。
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観光再生願い 湖面に灯籠の光 サプライズで花火も 浜松・舘山寺
浜松市西区の浜名湖かんざんじ温泉観光協会はこのほど、新型コロナウイルスで落ち込んだ地域を活気づけようと、同区舘山寺町の浜名湖内浦湾で灯籠流しを行った。新型コロナウイルス感染対策のため、事前告知なしで実施した。 地元の小中一貫校、庄内学園(同区)の小中学生と教員、同観光協会の会員が手作りした木製の灯籠700基ほどを、船上から湖上に静かに浮かべた。サプライズで花火約60発も打ち上げられ、近隣ホテルの宿泊者や関係者が見守る中、周辺は幻想的な雰囲気に包まれた。 灯籠流しは1950年ごろから続く同地域の恒例行事。
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市長賞に高山さん(豊岡小6) 調べ学習コンクール表彰式 浜松
浜松市教育委員会などはこのほど、小学3~6年生を対象にした「第14回調べ学習コンクール」の表彰式を中区の市立中央図書館で行った。最高賞の市長賞は豊岡小(北区)6年の高山結名さんの「武蔵坊弁慶は実在したのか!?」が選ばれた。 図書館の本やインターネットを使って日常生活や学習上の疑問について調べた研究リポートを募集し、市内の87校から2368点が寄せられた。高山さんは、「聖徳太子は実在しなかった」との内容の新聞記事をきっかけに調べ学習に取り組んだという。弁慶についての仮説を多くの資料の比較を通じて検証をしたほか、ゆかりの地の岩手県平泉町を訪れるなどして調べた。 表彰式では、市の金子哲也市民部
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満開の桜の木や猫 4絵画教室合同展 クリエート浜松、13日まで
浜松市中区の画家根岸英さんが講師を務める4絵画教室の合同展「英彩会絵画展」が13日まで、同区のクリエート浜松で開かれている。 30~80代の教室生ら約40人が油彩など約120点を発表した。満開の桜の木を描いた風景画や、お気に入りの猫など作者が思い思いに表現した。出品者の吉田健一さんは「地元を題材にした作品もあり、親しみを持って見てほしい」と話した。
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書道教室生が臨書や和歌 クリエート浜松で作品展、13日まで
書道愛好家でつくる「墨友会」の作品展が13日まで、浜松市中区のクリエート浜松で開かれている。 磐田市で書道教室を主宰する書家川嶋渓舟さん(83)と、教室生の計17人が31点を出品した。中国や日本の古典を手本にした臨書や和歌などが並ぶ。川嶋さんは「作品には作者の個性が表れる。ぜひ見てほしい」と話す。
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記者コラム「清流」 SNSにも新聞の目
起床時の日課でツイッターを見ていると、人工知能(AI)で作成した画像があたかも本県の豪雨被害の写真として拡散されていた。災害のデマは以前にもあったが、人工的な画像は悪質だと感じた。 浜松市周辺でも被害をもたらした台風15号接近の直後。誤解を招く情報を発信されたことに憤りを感じ、誤りを指摘しなければと思い立った。 ツイッターを通じた投稿者への取材依頼のほか、投稿への各種反応、過去の災害状況を調べた。マスコミが扱うのに懐疑的な投稿が見られた一方、実情を知らせてほしいとの意見もあった。記事を掲載し、新聞の目がSNSにも向けられていることを示せた。 記者になって来月で1年。静岡県内の正確な情報
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好きな動物 自由に描こう 浜松市動物園で写生大会
浜松市は5日、本年度の秋の写生大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を西区の市動物園で始めた。来園者に園内の動物や風景を題材に絵をかいてもらう。 正面入り口で画用紙を受け取った来園者は、貸し出された鉛筆でお気に入りの動物を描き、持参したクレヨンや絵の具で自分好みの作品に仕上げていった。クロヒョウのスケッチに取り組んだ三方原小4年の岸川あす美さん(9)は「かっこよく描けるように頑張る」と意気込んだ。 写生大会は6、12、13日にも開き、12月に園内で表彰式と入賞作品の展示を行う予定。
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全国の水球65チーム集う 浜松でトビオカップ兼静岡大会
全国の小学生から社会人までが出場する「第13回ユニバーサルウオーターポロ(トビオカップ)兼第34回静岡県水球競技大会」(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)が5日、浜松市西区の市総合水泳場トビオで開幕した。6日まで177試合を行い、県勢13チームを含む65チーム約750人が熱戦を繰り広げる。 選手は年代、性別、競技レベルごと7グループに分かれ、それぞれ1ピリオド9分を2ピリオドか、4分を4ピリオド戦う試合に臨んだ。初日は総当たりのリーグ戦を行った。 6日は順位決定戦などを行う。
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防火作品など入賞者表彰 浜松市消防局、13日まで西区で展示
浜松市消防局などは5日、本年度の防火作品・消防団員募集ポスター優秀作品の表彰式を西区のイオンモール浜松志都呂で開いた。 猪又正次市消防長らがポスターなどの各部門の入賞者58人に表彰状を手渡した。防火ポスターと習字は市内の園児と小学生から、団員募集用図画コンクールは浜松、湖西両市の小中学生から募った。 入賞作品は13日まで、同施設2階イオンホールで展示している。各部門の最優秀賞は次の通り。 団員募集用図画コンクール 阿知波メイ(北浜中3)▽防火ポスター 三宅乃愛(芳川地区少年消防クラブ)日下部有咲(浜北地区少年消防クラブ)宮崎舞子(可美地区少年消防クラブ)▽防火習字 桜井碧人(浜北地区少
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車いすに試乗 ユニバーサルデザイン学ぶ 浜松・佐藤小児童
浜松市中区の佐藤小はこのほど、東京パラリンピックで銅メダルを獲得した車いすラグビーの池崎大輔選手による出前講座を開いた。地元企業からユニバーサルデザイン(UD)を学ぶ市主催の講座の一環。 池崎選手は、橋本エンジニアリング(浜北区)の世界最軽量の車いすを愛用しているという。講演で自身の四肢が徐々にまひしてきた過去を説明し、「困難を乗り越えないと成長できない」「困ったら周囲の人に助けを求め、周りで誰かが困っていたら助けてあげてほしい」などと呼びかけた。4、6年生約100人は講座後、車いすの試乗体験もした。 4年生の内藤祐聖君(10)は「困っている人がいたら声をかけて助けたい」と話した。
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工芸作家6人 7日まで合同作品展 浜松・東区
静岡県西部を拠点にする工芸作家6人の合同作品展「彩遊想作」が3日、浜松市東区子安町の折々ギャラリーで始まった。7日まで。 SBS学苑浜松校の陶芸講座で講師を務める石塚操さん(66)=浜北区=らが陶器やガラス細工、ペーパークラフトなど多彩な作風の約500点を紹介している。陶器や紙でできた動物の人形、木のジオラマなどが来場者に好評だ。出品者代表の白井直人さん(69)は「幅広い種類の作品を楽しめると思う。ぜひ会場で見ていただきたい」と話した。
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武術太極拳披露 浜松・東区でスポーツフェス 愛好家交流
静岡県スポーツ協会と県は3日、しずおかスポーツフェスティバル武術太極拳西部地域大会を浜松市東区の浜松アリーナで開いた。 参加者同士の交流が目的。武術太極に取り組む小学生から80代までの約250人が出場し、練習の成果を発表した。団体で出場したグループは扇や剣、棒などを使った息の合った演武を披露した。 市武術太極拳連盟の伊藤幸子副会長(73)=北区=は「太極拳は幅広い世代が楽しめるスポーツ。健康寿命を伸ばすためにも親しんでほしい」と話した。
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ハロウィーン 仮装楽しみ清掃 浜松・佐鳴湖周辺で親子ら80人
浜松市中区の富塚協働センターなどは29日、仮装した姿で清掃活動を行う「ハロウィン・プロギング」を佐鳴湖周辺で開いた。 アニメキャラクターや魔女、ドラキュラなどの姿に変身した親子約80人が約2時間半にわたって清掃に取り組み、たばこの吸い殻やペットボトルなど約9キロのごみを集めた。 浜松西小5年の下溝優輝君(10)は「みんなで楽しくごみを拾った。とてもごみが多かった」と振り返った。
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囲碁プロ棋士VS愛好家 100人が盤上で交流 浜松市西区で31日まで
囲碁愛好家らがプロ棋士の指南を受けながら対局を楽しむ「浜名湖囲碁まつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、浜松市西区のホテルで始まった。プロ、愛好家らを含めて県内外の約100人が31日まで、盤上での交流を図る。 プロ棋士の羽根直樹九段、小県真樹九段、下島陽平八段、奥田あや四段ら8人が講師として指導した。参加者はプロ棋士や他の参加者と打ったり、講師からアドバイスを受けたりして囲碁を楽しんだ。毎年参加しているという最高齢の福岡正さん(93)=大阪府=は「今年もプロ棋士に負けてしまった。来年も挑戦したい」と話した。 会場では全国から訪れた参加者に向けて、来年の大河ドラマ「どうする家康」のP
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静岡人インタビュー「この人」 男性の性生活で守るべき規範を著書にまとめた医師 今井伸さん(浜松市中区)
生殖医療に長年携わってきた立場から、男性の性に関する“教科書”がないと感じて執筆した新書「射精道」(光文社)が好評を得ている。性生活を送る上で守るべき考え方を武士道に照らして記した。2011年から県西部で男子中高生向けの性の授業も行っている。聖隷浜松病院のリプロダクションセンター長兼総合性治療科部長。島根県出身。51歳。 ―執筆で意識したことは。 「年配男性の心に刺さるように書いた。年代別で陰茎を扱う際の正しい知識や道徳観、倫理観を記した。例えば、中高年編では、独りよがりな性行為をしたり、若い時の栄光にすがったりする人にパートナーとの対話を訴えている。年齢ごとに性
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着物リメーク品やちぎり絵80点展示 浜松市西区のギャラリー
浜松市西区の古橋久枝さん(83)らが手がけた着物のリメーク品やちぎり絵が並ぶ作品展が27日、同区のギャラリー湖月堂で始まった。11月6日まで。 色合い豊かなちぎり絵や、着物を再利用して作ったおしゃれな服など計80点を展示している。市西部清掃工場内の環境啓発施設「えこはま」の再利用講座や、地元同好会「和紙ちぎり絵会」のメンバーらの力作も並んだ。 古橋さんの出品は体力の衰えから今回で最後といい、「10年以上やってきた。最後、みんなで協力して満足した作品展になった」と話した。 午前10時~午後3時。月~水曜は定休日。
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臓器移植ポスター 浜松で入賞者表彰
静岡県腎臓バンクはこのほど、本年度の臓器移植ポスターコンクール「いのちのリレー」(静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を浜松市中区の市福祉交流センターで行った。 県内の児童生徒、学生、一般から計177点の応募があり、12点が入賞した。太田信隆理事長らが賞状などを手渡した。金賞の4点は、個性あふれるデザインで臓器移植の支援の輪が広がってほしいとの思いや、命の大切さを分かりやすく表現した作品が選ばれた。 入賞作品などは11月から、県内の16医療機関で巡回展示する。
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記者コラム「清流」 LGBT現状 伝える決意
「LGBTなどの性的少数者が何に困っているのか分からない」と軽々に発言する人をいまだに見かける。記者として性的少数者の声を届けきれていない現状を悔いると同時に、発言の無神経さも看過することはできない。 当事者支援団体「浜松TG研究会」の鈴木げん代表は「性的少数者が声を上げられない現実を知ってほしい」と訴える。約10人に1人と言われる当事者は周囲に気付かれないよう偽りの自分を演じ、常にストレスがかかっているという。もし、自分が当事者だとしたらどうか。当事者を嘲笑の対象としたり、「周りにいない」と断定したりする人に打ち明けないだろう。 記者としてできることは何か。困っている人の声なき声に寄り添い
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「私の詩」最高賞に 瑞穂小・熊谷君ら 浜松市中区で表彰式
浜松「私の詩」コンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委員会は23日、本年度の表彰式を浜松市中区のクリエート浜松で開いた。 最高賞の市長賞に、小学生の部は瑞穂小6年熊谷文都君の「パズル」、中高生の部は西遠女子学園高1年中村桜さんの「美しい猫」、一般の部は中村玲子さんの「正体」が選ばれた。 5回目となる今回は小学生、中高生、一般の3部門に162人の応募があり、18人が入賞した。同委員会の鈴木和子会長らが表彰状を手渡した。
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「有機給食導入を」NPOなどが議論 浜松市中区
浜松市を拠点に種を守る活動を進めるNPO法人「はままつ種ねっとわーく」などは23日、オーガニック給食の導入について考える市民向けの講座を中区の市民協働センターで開いた。 「日本の種子を守る会」アドバイザーの印鑰(いんやく)智哉さんが講師を務め、農薬や化学肥料が体に与える影響や有機栽培の特徴を解説。その上で「子どもの健康のために有機給食が重要」と強調した。 県内から約100人が参加し、学校給食の在り方を考えた。県内の有機給食導入の取り組みなども紹介した。
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ボッチャ真剣勝負 浜松で大会、県内外から38人
静岡ボッチャ協会はこのほど、「第1回ボッチャしずおかカップ」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市東区の浜松アリーナで開いた。県内外から38人が出場した。 ボッチャはジャックボールと呼ばれる白い的球に、自分のこぶし大の球をできるだけ近づけるように投げて得点を競うスポーツ。個人戦の3部門に加えて、健常者も参加できるチーム戦で熱戦を繰り広げた。 主な結果は次の通り。 【アスリートボッチャ部門】車いすの部 ①杉村英孝②渡辺湧太③佐藤駿▽ランプの部 ①白井孝幸②中村周平③和田英資▽立位・座位の部 ①皆森俊夫②佐藤和好③小林一也 【スポーツボッチャ部門】①沼津ちっぱ~ず、②いなさCS、③車いす屋
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薬物乱用防止で街頭広報 JR浜松駅で静岡県など
静岡県などはこのほど、麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動(1日~11月30日)に合わせた街頭キャンペーンをJR浜松駅構内で行った。 県健康福祉部と浜松市保健所の職員、浜松中央署員、県薬物乱用防止指導員ら計約20人が啓発品を通勤・通学者に配布し、薬物の乱用防止を呼びかけた。
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県居小全校児童にプロが生演奏披露 浜松、バイオリンやフルート
静岡県教職員互助組合はこのほど、プロの演奏家によるコンサートを中区の県居小で開いた。全校児童約270人が、「東京アーティスツ合奏団」と童謡歌手の井上かおりさんの演奏と歌声に聞き入った。 互助組合の学校巡回公演事業の一環。合奏団はバイオリンやフルート、マリンバなど9人の編成で、児童はクラシック「カルメン」前奏曲や井上さんのアニメ映画曲「さんぽ」を鑑賞した。木管やハープなどの楽器紹介も行った。 6年の田中咲智さんは「一つ一つの音に気持ちが乗っていてすごいと思った」と声を弾ませた。
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浜松の飯田町6自治会 30年使用屋台と“お別れ” 新調に伴い
浜松市南区飯田町の6自治会が15日夜、地域で30年以上親しまれてきた屋台の「お別れセレモニー」を同区のJAとぴあ浜松飯田支店駐車場で開いた。来年3月に新屋台が完成することに伴い、同日行われた稲荷神社の「秋の大祭」での引き回しで役目を終えた。 屋台は1990年に旧竜洋町(現磐田市)から購入した高さ3・3メートル、幅2・2メートル、奥行き3・9メートルの木造物。5月の浜松まつりと10月の秋の大祭の毎年2回、装飾を変えて引き回しを行い、地域のイベントには欠かせない存在となっていた。当時旧竜洋町から1時間かけて屋台を運んできた宮原正春さん(81)は「30年間ずっと見てきた。引退で寂しい気持ちだ」と
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労福協まつりでダンス披露 浜松東高、浜松江之島高の両生徒
浜松市労働者福祉協議会は16日、市民との交流イベント「はままつ労福協まつり」(静岡新聞社・静岡放送後援)を西区の浜名湖ガーデンパークで開いた。 地元企業の労働組合や商店など68団体が飲食など多彩な模擬店や木工教室などのブースを出店した。中央芝生広場では浜松東高(東区)と浜松江之島高(南区)の両ダンス部計60人がヒップホップダンスなどを披露し、保護者らがカメラを片手に子どものステージを見守った。市内のオーケストラによる演奏もあり、迫力の演奏でまつりを盛り上げた。
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東海の俊英 ロボ制御競う 走行タイムなど評価 浜松で大会
ロボットの制御技術などを競う「ETロボコン2022」(組み込みシステム技術協会主催)の東海地区大会が15日、浜松市南区の浜松職業能力開発短期大学校「ポリテクカレッジ浜松」で開かれた。東海4県の予選を勝ち抜いた24チーム48人が出場し、車体の走行タイムなどを競った。 プログラムの設計図「モデル」の妥当性などとの総合評価で順位を決める。出場者のレベルに合わせて2クラスあり、計6チームが11月に横浜で開催する全国大会に出場する。 高校生から50代までの参加者は、事前に与えられた車体に制御システムを組み込んで挑んだ。卒業研究の一環で参加した同校の電子情報技術科2年の高岡勢矢さん(19)は「一つの
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妊婦や乳児保護者 子育て方法考える 浜松市中区で講座
浜松市中区の市子育て情報センターはこのほど、講座「子育てと仕事の両立」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同センターで開いた。乳児を持つ父親や母親、妊婦など約20人が市内から参加し、生活様式に合った子育ての方法について考えた。参加者はグループごとに育児や家事の分担方法を確認した。「今まで育児に完璧を求めていた」「育休後の生活様式の変化に気をつけたい」などの感想が聞かれた。 講師を務めた「浜松子育てネットワークぴっぴ」の原田博子理事長は「文字に書いてみて家事や育児の見える化を図り、両親とも積極的に参加するよう心がけてほしい」とアドバイスした。
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故障で停止、安全に地上へ ロープウエーで訓練 浜松・西区
「かんざんじロープウェイ」(浜松市西区)を運営する遠鉄観光開発は12日、遊園地「浜名湖パルパル」と大草山を結ぶロープウエーのゴンドラで、設備の故障を想定した応急降下訓練を行った。 訓練は、滑車軸の折損で、ゴンドラが高さ15メートルで緊急停止したとの想定で行い、社員ら約60人が参加した。ゴンドラが停止すると、乗務員が地上係員と無線で状況を確認し、救助用具を組み立てた。 乗客役などの4人を一人ずつ救助袋に乗せ、ゴンドラ底部の脱出口からロープで慎重に地上に下ろした。
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花の絵中心に18点 水彩画教室作品展 浜松・中区
浜松市南区三島町の水彩画教室「響の会」の作品展が20日まで、中区のホテルコンコルド浜松で開かれている。60~80代のメンバー6人が花の絵を中心に18点を出展した。 ツバキ、ヒャクニチソウなどの季節の花や、同教室近くに咲いたコスモス、ヒマワリなどを色鮮やかに描いた。月に1回の集まりで、互いの作品を批評し合って完成させたという。鈴木良枝さん(67)は「花々の特徴をうまく表現した作品をぜひ見てほしい」と話した。
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少年事件抑止など業務推進状況報告 浜松西署協議会
浜松西署協議会がこのほど、署内で開かれ、同署の担当者が夏季少年事件抑止と防災対策に重点を置いた6~9月の業務推進状況を報告した。寺田佐千代会長ら委員と同署幹部約20人が出席した。 村松篤生活安全課長が管内の少年補導件数の増加や、夏休みの防犯教室と薬物講座の実施状況を紹介した。倉見真和警備課長は災害訓練や防災講習、豪雨発生時の対応実績について説明した。このほか、10月から来年1月までの業務の運営重点を「年末年始における犯罪と交通事故抑止対策の推進」と決めた。 同署によると、今年1~8月の少年の検挙補導事案の暫定値は10件(前年同期比5件増)だった。
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校舎建設現場見学 水道整備体験も 浜松可美小6年生
浜松市はこのほど、建設業の将来の担い手確保を目的に、「建設業のキャリア講座」を南区の可美小で開いた。6年生約130人が建設業の魅力について学んだほか、校内で工事が進む新校舎の建設現場を見学した。 新校舎の工事現場で働く3事業所の職員らが講師を務めた。児童は業界の人材不足の問題や工事の進ちょく状況の説明を受けたり、電気配線作業や水道整備を体験したりした。 コンクリート作りでは、適量の砂にセメントと水を2対1の割合で混ぜて作った建築材料のモルタルを、ビーズの入った手のひらサイズのカップに流し込んで小さな置物を作った。初めて工事現場に入ったという白井勢那君(12)は「毎日、こんなに多くの業務を
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フードバンクに食料品寄贈 浜松8ライオンズクラブ
浜松市内の8ライオンズクラブ(LC)は9日、フードドライブ事業の一環で、認定NPO法人「フードバンクふじのくに」に計約300キロの食料を寄贈した。 贈呈式では同NPOの鈴木和樹事務局次長(41)が「台風15号の大雨で被災した人々などにも届ける。いただいた食べ物を有効に使いたい」と述べた。
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プロ・アマの楽団 定演へ練習に熱 カペラ・アカデミカ 浜松
浜松市と豊橋市のプロ、アマチュア演奏家でつくる「カペラ・アカデミカ」が29日、第52回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区の市福祉交流センターで開く。本番に向けて団員はクラシックの名曲の練習に励んでいる。 ビバルディの合奏協奏曲など、16世紀末から18世紀に作られた曲を選定した。フルートやバイオリン奏者など約30人のメンバーで披露する。 2日午後には団員19人が舞阪協働センター(西区)で約3時間練習した。楽曲の完成度を高めようと互いに意見を交えながら演奏をした。代表で指揮者の吉川紀彦さん(79)=浜北区=は「楽しいアンサンブルをぜひ聴いてほしい」と話した。 チケットは前売
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浜松ゆかり演奏家 世界の音楽を披露 浜松で公演
静岡県内や首都圏を中心にイベント運営を手がける「音束」(静岡市駿河区)はこのほど、浜松市ゆかりのプロの若手演奏家ら約20人による公演「音楽で世界旅行」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市福祉交流センターで開いた。 オーストリアを代表する曲「愛の喜び」や坂本九の名曲「上を向いて歩こう」など、ポップスやクラシック約20曲を披露した。聴衆約250人は世界各国の有名な曲を楽しんだ。
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オペラとCGで聴衆魅了 西部出身プロ若手声楽家ら公演 浜松
演奏会の企画を手掛ける浜松市東区の「ケイエイチエス・ムジカ」はこのほど、県西部出身のプロの若手声楽家らによる公演「モーツァルトオペラ『まほうの笛』」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市勤労会館(Uホール)で開いた。 古代エジプトの王子タミーノが、一目ぼれした女性パミーナを悪人ザラストロから取り戻そうと奮闘する物語。映像を駆使した背景のCGとともに、歌手や奏者など23人が美しい歌声や曲で聴衆を魅了した。出演者は、約20年前に行われた市民オペラ公演で使った衣装を使用した。
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表現の大切さ、演劇を通じ伝授 静岡文化芸術大生が児童に 浜松
浜松市中区の静岡文化芸術大の演劇サークル「ぷちまり」はこのほど、児童と演劇を楽しむワークショップを同区の南部協働センターで開いた。同区の双葉小の児童が自己表現の大切さを学んだ。 同大と市の連携講座「お芝居プロジェクト」の一環で、子どものコミュニケーション能力を高めようと学生らが企画した。1~6年の児童18人は学生の演劇を見た後、体の動きを生かした伝言ゲームや、学生の指示通りに児童が体を動かす遊びなどで交流した。同大芸術文化学科4年の村田聖樹さん(22)は「ワークショップを通じて積極的に会話ができるようになれば」と期待した。
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ラテンのリズム 生徒ら魅力体感 浜松市南区
浜松市で国内外の伝統音楽や民俗音楽の普及に取り組むグループ「ハママツ・トラディショナル・ミュージック・ソサエティ」はこのほど、ラテン音楽に親しむワークショップ「ラテンのリズムを感じよう!」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市南区の可美公園ホールで開いた。 浜松湖南高と開成中の吹奏楽部員らがラテン音楽の魅力に触れた。ピアニスト森村献さんとパーカッションの伊波淑さんが講師を務め、アフリカと欧州の音楽文化が融合して誕生した軽快な音楽を紹介した。 参加者は森村さんが吹奏楽用に編曲した「マンボ・メドレー」などを演奏した後、演奏のこつを学んだ。部員の保護者もリズムに合わせて手をたたいて音楽を楽しんだ
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子どもや高齢者 秋まつり楽しむ 浜松市西区、入野地区
入野地区社会福祉協議会はこのほど、地元の秋祭り「第17回福祉まつり」を浜松市西区の入野協働センターで開いた。 風船で作品づくりを楽しむバルーンアートをはじめ、握力などを測る健康コーナー、海産物を販売する東北支援の物産展など約20のブースが並んだ。ステージでは、地元の子どもたちが和太鼓や吹奏楽を演奏した。マジックショーやチアダンスも披露し、地域住民約2千人が楽しんだ。同協議会の斎藤良夫会長(71)は「祭りが世代間交流の場となり、子どもや高齢者が元気に楽しめれば」と話した。
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速く走るこつ 常葉大生が伝授 浜松で講座
小学生向けの走り方講座「めざせ!アスリート」(和地地区コミュニティ協議会主催)がこのほど、浜松市西区の和地協働センターで開かれた。地元の児童14人が速く走るこつを学んだ。 市と常葉大の連携講座の一環で、同大健康プロデュース学部の井口睦仁講師とゼミ生が指導役を務めた。走るのに重要な筋肉やもも上げ、腕振りの基礎知識などを伝えた。児童は重心を前方に置く走り出しを意識するための練習や、いろいろな体勢から走り込むメニューなどをこなした。 西岡羽菜さん(10)は「瞬発力を使った動きが難しかったが、腕の振り方などを学べて良かった」と話した。
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保存食で防災考える 静岡大付属浜松小 児童、備えの大切さ学ぶ
浜松市中区の静岡大付属浜松小は21日、保存食の試食を通じて防災について考える授業を校内で行った。3年生約70人が日ごろの備えの大切さを学んだ。 アルファ米を開発した尾西食品(東京)の担当者がオンラインで講師を務めた。炊いた米を急速乾燥して作られているとの製造工程の説明や、災害時に対応できるよう普段から食べ慣れておくことの大切さなどを伝えた。 児童の「なぜ長期保存ができるのか」という質問には、「米の急速乾燥で滅菌・抗菌ができているから」などと回答していた。 授業後、水で復元した「たけのこご飯」を試食した有田智幸君は「おいしかった」と笑顔を見せた。江間よつ葉ちゃんは「授業で紹介された別の商
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自転車運転、安全に 西遠女子学園生ら呼びかけ 浜松
浜松東署と県交通安全協会浜松東地区支部はこのほど、西遠女子学園中高(浜松市中区)の生徒や教職員とともに、自転車利用者への交通安全を呼び掛ける街頭指導を同校近くの市道交差点で行った。 自転車通学の生徒にチラシを配り、交通ルールの順守や車輪への反射板設置の必要性を訴えた。参加した生徒会長の吉井彩夏さん(17)は「自分の命を守ることができる運転を心掛けてほしい」と話した。
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理科の自由研究 優秀作237点を紹介 浜松科学館
浜松市の小中学生が取り組んだ理科自由研究の作品展(市教育研究会主催)が21日まで、中区の浜松科学館で開かれている。 市内の教員が選んだ優秀作品237点(金賞は46点)を展示した。ゴキブリの生態や身近な物理現象の調査、持続可能な都市開発のあり方についての提言など、写真やグラフを活用して分かりやすくまとめている。 展示会場は入館無料(20日は休館)。
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着心地を追求 衣服200点並ぶ 浜松市西区、20日まで
岡山県倉敷市出身のデザイナー真鍋友芳さん(45)による全国巡回展「トモの服展」が15日、浜松市西区のツインギャラリー蔵で始まった。20日まで。 タイ北部で暮らす真鍋さんが現地の住民とともに製作したブラウス、ジャケット、スカーフなど約200点が並ぶ。素材は綿や麻、絹の手織り布などで、着心地の良さを追求した真鍋さんの思いが伝わる。 展示は午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)。
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書道教室生150人が力作 浜松、9月18日まで
浜松市で50年以上続く書道教室「青鳳会」の教室生の作品展が15日、中区のしずぎんギャラリー四季で始まった。18日まで。 市内を中心に幼児から80代までの約150人が力作を出品した。熟練者が和歌やオリジナルの俳句をかなで表現した作品や、子どもたちが一生懸命に書いた作品が並ぶ。教室の目秦魁舟代表(66)=東区=は「日本文化の仮名の魅力を来場者に伝えたい」と話した。
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鎌で稲刈り、5年生体験 浜松市東区・豊西小
浜松市東区の豊西小5年生約60人がこのほど、同校近くの田んぼで稲刈りを体験した。 児童は農家の指導を受けながら、手鎌で稲を刈り取ったり、稲をひもで結んで束にしたりした。稲刈り初体験という白柳光成君(10)は「鎌で刈るのが、意外と簡単にできた」と感想を語った。 総合的な学習などの一環で、5月に田植えを行った。
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記者コラム「清流」 母校球児の姿に感動
仙台育英高が甲子園で初優勝した。悲願達成に地元が盛り上がる一方、浜松市内では「東北勢の優勝ってなかったんだ」と驚きの声が多い。 全校約3000人のマンモス校で、野球をはじめ、他のスポーツも全国舞台で活躍する。数年前には、野球部員を含む集団飲酒喫煙問題で前監督らが引責辞任する騒動が起きたが、須江航監督が就任し、雰囲気を一新したと耳にした。今思えば、「私生活の問題が勝負に影響を及ぼしていたのでは」と勘ぐりたくもなる。 実は、仙台育英はわが母校。須江監督の変革は107年間果たせなかった優勝旗の白河の関越え、つまり東北勢初優勝をもたらした。私は野球部ではなかったが、後輩たちのひた向きな姿に感動す
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ライフセービング ビーチで学ぶ オイスカ高マリンスポーツ部
オイスカ浜松国際高(浜松市西区)マリンスポーツ部は31日、ライフセイバーから溺れた人の救助法や応急処置を学ぶ「ライフセービングサポーター講習会」を湖西市の新居弁天海水浴場で開いた。生徒8人が水難事故を未然に防ぐ方法について考えた。 浜松ライフセービングクラブ(西区)の古橋理理事長らが講師を務めた。講義でライフセイバーの仕事内容について学んだ後、実際にビーチなどをパトロールしたり、レスキューボードを使った救助練習をしたりした。 同部の中村桜雅部長(15)は溺れた人を救おうとした人が流されて死亡する二次事故を念頭に「救助する側の安全の大切さも分かった。当日の海の状況を理解し、注意喚起や救助を
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浜松・開成中ペア 2位入賞、ドイツ世界大会へ ロボット日本大会
小中高校生がロボットの制御技術などを競う国際大会「第19回ワールド・ロボット・オリンピアード(WRO)」(実行委員会など主催)の日本大会決勝が28日、浜松市東区の浜松アリーナで開かれた。静岡県勢は「ロボミッション」の部で、開成中(同市中区)3年の渡瀬直音さんと鈴木佳至さんチームが同部ジュニア部門2位に入賞し、11月にドイツで開かれる世界大会への出場を決めた。 全国から地区予選を勝ち抜いた約500人が参加した。数人で1チームを組み、ロボミッションの部や「フューチャー・イノベーターズ」の部などで技術を披露した。 ロボミッションの部は自律型ロボットを使ってコースを走らせたり、物を移動させたりす
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総合V 男子は浜名、女子は市立 浜松市内高校新人陸上
「第72回浜松市内高校新人陸上競技対校選手権大会」(市陸上競技協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、同市中区の四ツ池公園陸上競技場で開かれた。男子は浜名高、女子は浜松市立高が総合優勝を果たした。個人、チームの記録では、7種目で7人1チームが大会新を樹立した。 市内の高校から1、2年生約700人が出場し、100メートルや110メートル障害、やり投げなど男女計34種目に挑んだ。選手たちは好記録を目指して全力を尽くした。
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浜松医大教授に研究助成金授与 明治安田財団
明治安田こころの健康財団はこのほど、研究助成の静岡地区贈呈式を浜松市中区の明治安田生命保険浜松支社で行った。 医療関係者らの連携を目的に拡張現実(AR)の認知症体験や、仮想現実(VR)を使った医療職種体験などをテーマに研究する浜松医科大の鈴木みずえ教授(臨床看護学)が片倉浩彰同支社長から目録を受け取った。 同財団の研究助成事業は今年が58回目。助成金は50万円。今回は全国で17件、本県からは鈴木教授の研究が選ばれた。
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音楽の楽しさや達成感味わう 浜松市中区で講座
小学生が音楽の楽しさや合奏の魅力を学ぶ講座「音楽わくわくワークショップ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が28日、浜松市中区のクリエート浜松で開かれた。 市内で音楽講師を務める中浜美佐さん、中西直子さん、中村泉さんの3人が講師を務めた。参加した児童15人は、足踏みや拍手などでリズムを取る「ボディーパーカッション」に挑戦し、鍵盤ハーモニカなどの楽器を演奏した。最後はホルストの組曲「惑星」の「ジュピター」を合奏して締めくくった。
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「結婚は幸せ?」 絵本でジェンダー考える講座、浜松市中区
浜松市はこのほど、絵本からジェンダーを考える講座「はままつジェンダーラボ」を同市中区のあいホールで開いた。参加者14人が絵本の登場人物からジェンダーバイアスの問題などについて考察した。 静岡文化芸術大の林容子非常勤講師と、あいホールの池谷由美子さんが講師を務めた。お姫さまが登場するグリム童話と創作絵本の読み聞かせの後、参加者はグループに分かれて登場人物や物語の共通点などを分析した。 参加者からは「眠っている人にキスをするのは性的同意がない」「結婚は幸せなのか」などの意見が出た。池谷さんは「絵本のジェンダー像などにとらわれず、自分らしい生き方やジェンダー平等を考えるきっかけになれば」と期待
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北遠の伝統芸能 資料、動画で解説 静岡文化芸術大
浜松市中区の静岡文化芸術大はこのほど、県民の日(21日)に合わせた公開講座「三遠南信地域の祭りと芸能」を学内で開いた。同大の宮嶋隆輔客員研究員(31)が講師を務め、北遠(北区、天竜区)の山間集落に伝承する「おくない」「ひよんどり」「田楽」を紹介した。 北遠の伝統芸能は福を招くことや邪気をはらうことを目的に、中世から脈々と受け継がれてきたとされる。宮嶋客員研究員は資料や動画を示しながら解説。後継者難について「担い手が平均70代という地域もある」と訴え、地元の中学生がクラブで学んでいる事例なども伝えた。
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サッカーテニス 街中で児童ら汗 浜松、農産物販売も
浜松市の民間まちづくり事業会社「浜松まちなかマネジメント」は21日、サッカーテニスなどのイベントを同区の市ギャラリーモール・ソラモで開いた。 サッカーを通じた中心街のにぎわいづくりを目指す「親子まちなかサッカーウイーク」の一環。夏空のもと、市内の小学生ら約50人が汗を流した。 参加者はサッカーボールやテニスボールを蹴り、ネット越しの相手コートを狙った。長いラリーが続くと、大きな声援が送られた。 会場ではブラインドサッカー体験や、障害者施設の利用者らが作った農産物の販売会、手話を学ぶ福祉イベントも行った。
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未来のIT人材育成 静大浜松キャンパス、小学11期生開講式
将来のIT人材を育成する「浜松ITキッズプロジェクト」の小学11期生の開講式と第1回講座が21日、浜松市中区の静岡大浜松キャンパスで開かれた。 プロジェクトは産学官が連携して2012年度にスタートした。地元の技術者からプログラミングの基礎について学ぶほか、ITに必要な英語や算数の知識の習得も図る。 11期生は応募者約160人の中から筆記や作文などで選ばれた市内の小学3年生24人。開講式では同プロジェクト推進会議の松本好司座長らから、激励の言葉を受けた。広沢小3年の影山創哉君は「講座を通じてロボットの仕組みなどを学びたい」と意欲を見せた。 この日は、中学4期生に当たる3年生7人の成果発表
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「どうぶつ将棋」楽しいね 浜松、神谷八段とも“対局”
浜松市は21日、「どうぶつしょうぎ大会」を中区のザザシティ浜松中央館内の浜松こども館で開いた。子どもと大人のペア20組が参加し、世代間の交流をを楽しんだ。 どうぶつしょうぎは将棋を簡略化したゲームで、試合時間が数分程度で済むのが特徴。ライオンやキリンなど動物の絵柄の4種類の駒を使い、4行3列の盤上で戦う。勝つと3点、負けると1点のポイント制で、順位を競った。 浜北区から参加した松尾潤君(7)と父吉智さん(49)のペアが優勝し、将棋の神谷広志八段(同市出身)への挑戦権を獲得した。神谷八段との試合でも勝利し、潤君は「どうぶつしょうぎで神谷八段に勝ててうれしかった」と笑顔で話した。 会場では
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浜松市中区 死亡事故ゼロ200日 静岡県交通安全対策協が表彰
交通死亡事故ゼロ連続200日を達成したとして浜松市中区はこのほど、県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)から、交通安全優良市町表彰の伝達を市役所で受けた。 伝達式では入戸野明県くらし交通安全課長が高橋直美区長に表彰状を手渡した。高橋区長は「いろいろな協力のおかげ。死亡事故ゼロだけでなく、交通事故ゼロを目指して励みたい」と話した。同区では1月22日以降、死亡事故の発生はなく、8月10日に200日に到達した。死亡事故は、発生から24時間以内に当事者などが亡くなった事故を指している。
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裁判員入門 「袴田事件」で模擬体験 浜松、中高生ら
旧清水市(静岡市清水区)で一家4人を殺害したとして死刑が確定し、東京高裁で再審請求中の袴田巌さん(86)=浜松市中区=の支援団体「袴田さん支援クラブ」は20日、刑事裁判の学習イベント「10代のための裁判員入門」を中区の浜松復興記念館で開いた。中高生を含む約30人が参加し、刑事裁判の基本などを学んだ。 同団体の白井孝明さん(57)=北区=が講師を務め、裁判員のルールを説明した。白井さんは「推定無罪の原則が刑事裁判で重要だ。無実の人を捕まえることは犯人を逃すだけでなく、事態の悪化を招く」と訴えた。 模擬裁判では「袴田事件」の概要や再審請求の争点である5点の衣類などについて説明し、参加者が裁判
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フラダンス 狙うは全国V オイスカ浜松国際高、21日に大会
「第10回フラガールズ甲子園」に出場する浜松市西区のオイスカ浜松国際高フラダンス部が18日、ダンスのお披露目会を校内で開いた。21日に福島県いわき市で開かれる高校生の全国大会で、東海地区からは唯一の出場となる。部員らは練習の成果を出し切って頂点を狙う。 メンバーは部長で3年の松本海也さん、2年の末永ハルミさん、1年の遠藤由貴美さんと中村樹梨奈さん、フランチェスカ・ケイトさんの5人。大会は課題曲と自由曲で技術力や表現力を競う。 この日は生徒が振り付けしたダンスを披露した。課題曲「マイ・スイート・ピカケ・レイ」では恋する女の子の様子を表現し、自由曲「プケトゥ」では学校近くの浜名湖に降り立つ渡
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⚽中学12チーム熱戦 静岡新聞社杯Jユースサッカー開幕
静岡新聞社杯争奪第32回静岡県西部地区招待ジュニアユースサッカー大会(県サッカー協会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が15日、浜松市南区の遠州灘海浜公園球技場など3会場で開幕した。17日まで、県内外の中学生の12チームが熱戦を繰り広げる。 浜松市や富士市の選抜チームなど県内6チームと千葉や愛知、三重県などから6チームが参加。初日は予選リーグを行った。選手は声を掛け合いながら、ドリブルやパスでつないだボールをゴールに向けて蹴った。 最終日に決勝と表彰式を行う。
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静岡人インタビュー「この人」 一般社団法人「ボウサイ・エデュラボ」の代表理事に就任する 上田啓瑚さん(静岡市駿河区)
防災教育や災害ボランティアに積極的に取り組み、大学在学中は防災サークル「静岡大学学生防災ネットワーク」を仲間と創設。県内の高校生などを対象にした地域防災の担い手「防災ユースアンバサダー」プログラムにも力を入れる。現在は慶応大の大学院に通い、県内や首都圏で地域防災や学校防災の研究をする。三重県出身。23歳。 ―防災に興味を持ったきっかけは。 「防災活動に熱心な祖父母の影響。小学校の頃に地域の集いの場へ参加を勧められ、地域のつながりの大切さも学んだ」 ―防災で課題だと思う点は。 「地域の防災訓練などで同じ人しか参加していない現状と、防災教育の地域格差。日本に住む人は災害といつも隣り合わせ
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児童がUD絵本作り 静岡文化芸術大でワークショップ
浜松市はこのほど、ユニバーサルデザイン(UD)絵本を作るワークショップを中区の静岡文化芸術大で開いた。市内の小学生や保護者11人が参加して、誰もが楽しめるオリジナル絵本作りに挑戦した。 同大文化政策学部の林佐和子教授と、デザイン学部の小浜朋子教授が講師を務め、同大の学生が補助した。小浜教授は、白い野菜などが見やすい黒色まな板を例に挙げてUDの基本的な考え方を紹介し「自分も楽しめるような絵本を作って」とアドバイスした。 参加者は本にペットボトルのふたや毛糸、ビーズなどの素材を使って、立体的に作ったり、一部分を動かせるよう工夫したりした。 チョコレートケーキやモンブランを表現した絵本を作っ
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佐鳴湖花火華やか 事前告知なし100発 浜松
浜松市の夏の風物詩、第33回佐鳴湖花火大会(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が6日、3年ぶりに同市の佐鳴湖畔で開かれた。新型コロナ収束を願って、スターマインなど約100発が次々に打ち上げられた。 事前告知なしで、例年より規模を縮小して行った。7時半から打ち上げられた花火は、華やかに夜空を彩った。見物客は写真撮影するなど夏のひとときを楽しんだ。入野、佐鳴台、富塚の各地区自治会連合会などが資金を出して開催した。
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商店街に響く管楽器の調べ サザンクロスで恒例演奏会 浜松
浜松市中区砂山町の商店街サザンクロスアーケードで6日、管楽器などの演奏を繰り広げる「サザンクロスの音楽会」が開かれた。 東京佼成ウインドオーケストラのトランペット奏者ガルシア安藤真美子さんが企画し、2000年から続く恒例行事。安藤さんの演奏仲間や全国各地の奏者ら約20人が集結。「ルージュの伝言」「マイ・レボリューション」など懐かしの曲などを披露したほか、砂山町のラッパ隊13人による演奏で締めくくった。 今年3月に86歳で亡くなった地元の茶専門店「まるい屋茶舗」の鈴木実さんを追悼する曲も披露した。
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絶滅危惧昆虫カワラハンミョウ 中田島砂丘で高校生が生態調査
浜松市南区の浜松南高自然科学部と西区のオイスカ浜松国際高の生徒ら約40人が5日、国の絶滅危惧種に指定されている昆虫「カワラハンミョウ」の生態合同調査を、県の指導の下、南区の中田島砂丘で行った。 カワラハンミョウは体長十数ミリで、大きな顎が特徴。国内では数カ所の砂丘だけに生息し、砂地の上位捕食者に位置付けられる。夏季は巣の外で活動することが多いという。 参加者は5千平方メートルほどの砂地で、30分ほどをかけて網で捕獲に当たり、個体それぞれの色などを観察、分類した。昨年より多い133匹を確認した後、自然に返した。 浜松南高自然科学部2年の松山恭吾副部長(16)は「活動は生態系保全が目的。多
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浜松湖北高佐久間分校で一日高校体験 “先輩”に学校生活質問
浜松市天竜区の浜松湖北高佐久間分校は1日、中学生と保護者を対象にした一日体験入学を同校で開いた。市内外の中学生約30人が在校生との座談会に参加したり、高校の国語や数学などの授業を受けたりした。 佐久間分校の魅力を知ってもらうのが目的。座談会では高校生が学校生活について「先生との距離も近く楽しい」などと紹介した。中学生は「寮生活はどんな雰囲気か」「選択科目はどうなっているか」などと熱心に質問した。 同日は在校生や卒業生の保護者と交流する催しも行った。
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比レイテ島の実情伝える 青年海外協力隊の土田さん 浜松日体中
浜松市東区の浜松日体中は29日、国際協力機構(JICA)の出前講座を校内で開き、2年生約100人が受講した。青年海外協力隊としてフィリピン・レイテ島で村落開発などに携わった土田哲也さん(37)=天竜区=が現地の実情を伝えた。 講座は、海外の現状について理解を深めるとともに豊かさについて考えるのが目的。土田さんは2010年10月から約2年半にわたり、同国に赴任した。現地の生活向上のために設置した魚の養殖場の苦労話や、台風で亡くなった子どもの正確な数がつかめない事例などを紹介。「国などの安定があってこその豊かさだ」と強調した。 増井魁人さん(14)は「豊かさはお金が重要と考えていたけど、精神
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親子で防災知識学ぶ 災害発生時どう動く? 中区・浜松こども館
浜松市中区の浜松こども館はこのほど、夏休みイベントの一環で、災害発生時の対応について親子で考える防災講座を開いた。親子約20人が参加し、災害に関する基礎知識や応急救護などを学んだ。 市内を拠点に活動する「かんがえる Labo」の減災コーディネーター明保里美さんと、応急手当てなどの啓発団体「命のバトン浜松」の鈴木直浩代表が講師を務めた。 明保さんは地震の揺れで倒れた家具の下敷きになり死亡した事例を紹介し、「家具を固定し、普段から避難経路を確保してほしい」と訴えた。担架や毛布を使った搬送訓練では、発災直後は消防などによる救助が難しい状況を確認。鈴木代表は「自分の身を守るすべは、災害時に周り
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就業支援3施設 手作り雑貨や菓子出展 浜松市東区「四季彩堂」
社会福祉法人「遠江学園」(浜松市北区)主催の展示販売会「もうひとつの秀逸展」が29日、東区有玉北町の雑貨店「四季彩堂」で始まった。31日まで。 同学園が運営する「ひくまの」(北区)、「みなみ」(西区)、「まつかさ」(中区)の就業支援3施設が協力し、施設利用者手作りの手芸品など約600点を出展した。 利用者が綿花を栽培し、その綿を紡いで作ったマフラーや、自家栽培の小麦を使ったマドレーヌなどが並ぶ。施設の担当者は「利用者が一生懸命に作ったので、大事に使ってほしい」と話した。
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防災教育 静大と慶大が連携 法人設立、学生主体に運営
静岡大の藤井基貴准教授(教育学)の研究室が29日、慶応大の大木聖子准教授(地震学)の研究室と連携し、学生が主体となって防災教育に取り組む一般社団法人「ボウサイ・エデュラボ」を設立する。防災授業などのノウハウを共有し、防災活動に貢献できる人材の育成を図る。藤井准教授は「異なる大学の研究室が協力した防災教育団体は全国的に珍しい」とみる。 両研究室が県内、首都圏でそれぞれ行ってきた防災普及活動や調査研究を学生が継承する。学校や企業への出前授業や、研究室で開発した防災教材の提供、防災訓練の改善指導などを担う。 法人化することで、防災教育の需要増加に対応するほか、一般への防災研究の普及拡大が期待さ
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ブレス浜松の選手と散策 はままつフラワーパーク、記念撮影も
浜松市を拠点に活動するバレーボールVリーグ女子2部の「ブレス浜松」などはこのほど、健康ウオーキングイベントを西区のはままつフラワーパークで開いた。 県内外から参加した約60人が選手4人と園内を約30分かけて歩いた。ウオーキング後、選手と記念撮影をして交流を深めた。参加者は会場に設けられた専用機器で、野菜の摂取状況を確認し、健康について考えた。
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建設会社の雰囲気、働き方学ぶ 浜松で“リケジョ”就職交流会
浜松市は28日、女子中高生を対象にした理系就職交流会を中区の建設会社「常盤工業」で開いた。参加した約20人が女性社員から職場の雰囲気や働く環境について学んだ。 自らの興味や適性で将来を選択する際の支援をするのが目的。中高生らは社内を見学した後、設計や現場管理に携わる女性社員から建設会社を選んだ動機や仕事のやりがいについて生の声を聞いた。社員側は建設に携わる女性が増えている現状に触れ、「働き方改革などで女性が働きやすい環境が整ってきている」と説明した。 中学2年の霜田理世さん(14)=西区=は「今日の話を自分の進路選択に生かしたい」と話した。
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交通事故の悲惨さ メッセージ伝える 浜松市東区で展示
交通事故の悲惨さや命の大切さについて考える「生命のメッセージ展」が27日、浜松市東区大島町の県トラック協会西部支部で始まった。8月2日まで。 飲酒ひき逃げや、暴走運転などによる事故で亡くなった30人の等身大パネルが並ぶ。生前の写真や使用していた靴が添えられ、遺族の悲痛な叫びがつづられたメッセージも展示した。 同協会西部支部の渡辺次彦支部長(60)は「注意する心と安全運転の技術、両面で事故を減らす支援ができれば」と話した。 パネルなどはNPO法人「いのちのミュージアム」(東京都)の協力を受けた。同協会によると、2021年の静岡県車籍の事業用トラックによる死亡事故の発生は6件(前年比1件減
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ジオラマ活用し防災学習 親子で危険箇所確認 浜松市中区
一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワーク(横浜市)は24日、段ボールのジオラマを使った防災教育授業を浜松市中区の新川モールで開いた。参加した地元の親子約30人は、浜松駅周辺の地形を段ボールで表現したジオラマを通じて、地域防災への理解を深めた。 講師を務めた同ネットワークの上島洋(51)代表理事は、ジオラマに洪水や津波の浸水域を表したハザードマップを重ねることで地形と災害危険箇所を比較できると説明した。参加者はジオラマを観察し、災害時に危険になりそうな場所や避難場所となる学校などに付箋を貼って、いざという時の行動を考えた。 聖隷クリストファー小5年の前田愛奈さん(10)=中区=は「高い場所
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プログラミングに挑戦 小中生、浜松城北工高生に教わる
浜松城北工高と浜松科学館の公開講座「ITロボットプログラミング教室」が23日、浜松市中区の同校で始まった。来年2月までの全5回。小中学生が車輪の付いたミニロボットを使い、プログラミングについて学ぶ。 講座は小学生親子が対象の初級(24組)と中学生対象の中級(12人)に分けて開催。初級の講座では参加者がロボットについて基礎的な知識を学んだ後、回転時間や進行方向などのデータを少しずつ変えながらロボットに命令を与えるなどして課題に取り組んだ。 ロボットに20センチ進む命令を与え、成功した参加者の寺田実桜さん(11)=南区=は「高校生に教えてもらって簡単にできた。思い通りに進んだ時はうれしかった
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不登校子ども支援 進路や自立考える 浜松市中区で相談会
静岡県西部の子どもを支援するNPOや市民団体でつくる「子ども育ちレスキューネット」は23日、不登校の小中学生の自立を考える進路相談会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアイミティ浜松で開いた。 市内のフリースクール空の西村美佳孝さんが講師を務めた。不登校の生徒の受け入れに積極的な高校を紹介したほか、通信制や通信制などの入試について説明した。その上で「本人の意見を置き去りにせず、一緒に進路を決めてほしい」と呼び掛けた。 相談会は8月7日に磐田市のワークピア磐田、9月4日と10月23日はアイミティ浜松で開く。参加無料(オンライン参加も可)。
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地元浜松の文学 魅力学ぶ 中区で開講、10月まで
浜松文芸フォーラムはこのほど、講座「文学と私たち」を同市中区のクリエート浜松で開講した。10月までの全4回、浜松ゆかりの作家や文芸編集者が地域の文学の魅力を語る。 市内の60~80代を中心に約30人が受講。北区のアマチュア小説家増田一郎さん(86)が講師を務めた。増田さんは20年以上前に浜松市出身の芥川賞作家、吉田知子さんとの出会いを契機に始めた執筆活動を紹介。書き続けることの大変さや文学の魅力について、「純文学は人の心を豊かに成長させることができる」と強調した。 同フォーラムの河原みち代代表は「講義を通じて浜松の文学の魅力を若い人たちに継承したい」と話した。
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着物でマフラー、家具再利用品も 浜松で合同展「再生の世界」
浜松市在住のペン画家夏目憲秀さんや人形作家らによる合同展「再生の世界」が、同市西区坪井町の「みどりの森の美術館」で25日まで開催されている。 着物や家具を再利用した作品など約100点が並ぶ。使われなくなったランプシェードに宇宙人の絵が描かれた作品や、軽くて丈夫な着物で作ったマフラーやエプロンなどを展示販売している。 出品者の伊藤みどりさん=中区=は「着物など日常使っていた物を『生き返らせる』思いで作った。ぜひ見に来て」と話した。入場無料。開館時間は金曜から月曜の正午~午後6時(18日を除く)。
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演奏や合唱など 聴衆900人を魅了 浜松開誠館中・高が定演
浜松開誠館中・高の吹奏楽部は9日、第5回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。 中学1年~高校3年の31人が「稜線の風」などのクラシックや合唱、ポップスなど13曲を披露した。 コーラスステージでは合唱部らが加わり、東日本大震災をきっかけに作られた「ほらね、」を熱唱したほか、吹奏楽部の河一球顧問が「ユー・レイズ・ミー・アップ」を独唱した。 一般公開は3年ぶりで来場者約900人を楽しませた。
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遠州少年野球大会 浜松、48チーム全力プレー
静岡県中西部の小学生の野球チームが出場する「静岡新聞社・静岡放送旗争奪51回遠州少年野球大会」(県野球連盟浜松支部主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が3日、浜松市の天竜川緑地グラウンドで開幕した。静岡市以西の48チーム約900人がトーナメント方式で頂点を目指して対戦する。 開会式では選手を代表して、浜松ドジャースの馬場祐輔君(11)が「努力してきた成果を十分に発揮し、応援する方々に恩返しができるよう全力でプレーする」と宣誓した。大会会長を務める浜松軟式野球連盟の田口悦夫会長は「久しぶりに入場行進する元気な姿が見られてうれしい。今まで培ってきた練習の成果を発揮して」と呼び掛けた。 この日は1
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無線使い電波特性学ぶ ボーイスカウト浜松東地区 体験会
ボーイスカウト浜松東地区は3日、アマチュア無線の楽しさを知ってもらう「FOXハンティング体験会」を浜松市東区のゆたか緑地で開いた。参加者は手製アンテナで目標物(FOX)を探し、電波特性などを学んだ。 団員4人と保護者が参加した。探索前に木の棒とアルミのアンテナ素子で作った追跡用アンテナに無線機を接続して受信機を製作し、指導者からアンテナの指向性や受信機の使い方の説明を受けた。動作確認後、アンテナを垂直や水平に動かして電波の強い方へ進み、緑地内で事前に設置された送信機を探し出した。 参加した北浜南小6年の奥村陸翔君(12)は「楽しかった。アマチュア無線の資格を取ってみたい」と語った。
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弁天島の夜空彩る花火 3年ぶり開催 1500発打ち上げ
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの本格開催となった「弁天島花火大会」が2日夜、浜松市西区の弁天島海浜公園で開かれた。地域住民らによる盆踊りや手筒花火とともに、約1500発の打ち上げ花火が夏の浜名湖をにぎわせた。 同大会は午後7時ごろから始まり、地元の踊り「まいさか音頭」を披露した後、遠州新居手筒花火保存会による手筒花火、湖から上がる打ち上げ花火へと展開した。観覧者は色鮮やかな花火に魅了された。 アーネスト・ララカ・シルバー実行委員長は「多くの人に来てもらった。今後も花火などで地域を盛り上げていきたい」と語った。
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膠原病対処法学ぶ 浜松で講演会
全国膠原(こうげん)病友の会県支部(平岡国夫支部長)はこのほど、県内の患者と家族などを対象にした講演会を浜松市中区のアクトシティ浜松研修交流センターで開いた。 後藤内科医院(同市東区)の後藤吉規院長が講師を務め、「膠原病との向き合い方」と題して病気に関係のあるストレスやトラウマの対処法などを紹介。「ストレスはパフォーマンスを良くする側面もある。ストレスと向き合う態度が重要」などと解説した。参加した約20人はメモを取りながら熱心に聞いた。 講演会の動画は後日、同会のホームページで配信される予定。
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ポップス名曲で聴衆魅了 浜松・社会人楽団が演奏会
浜松市を拠点に活動する社会人吹奏楽団「浜松ポップス・ウィンド・オーケストラ」はこのほど、中区のアクトシティ浜松で第19回演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を開催した。団員約40人が歌謡曲やポップスなど計14曲を披露した。 第1部では、夏を連想させる「夏祭り」や「少年時代」を盛り込んだメドレーや、アニメソングを披露。 第2部では、ジャズの人気曲「スペイン」などを軽快に奏でた。ソロ演奏もあり、活気あふれる演奏で来場者約750人を魅了した。
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全国の民謡 美しい調べ披露 浜松市南区で発表会
浜松市を中心に活動する民謡団体「民謡鈴木流峰晴会」はこのほど、設立20周年記念発表会(静岡新聞社・静岡放送後援)を南区白羽町の白羽町公会堂で開催した。会員約15人が三味線や歌など日頃の練習の成果を披露した。 北海道の「ソーラン節」や福岡県の「黒田節」など全国各地の民謡計約50曲を奏で、来場者約100人は美しい音色を楽しんだ。 地元団体による踊りや太鼓などもあった。 鈴木峰晴会主(82)は「いつでも誰でも楽しめる民謡の良さが伝われば」と話した。
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幼児教育の特徴説明 浜松学院大短期大学部 オープンキャンパス
浜松市中区の浜松学院大短期大学部はこのほど、受験を控えた高校生や保護者を対象にした「オープンキャンパス」を学内で開いた。約120人が参加し、学科説明や体験授業を通じて、進路選択の参考にした。 同短期大学部は幼児教育科を備え、「ハマタン」の愛称で地域に親しまれている。この日は、教員らが就職面の特徴として地元の保育園や幼稚園で働く卒業生が多いことや、国の施策で保育士の収入が増えていることなどを紹介した。 今村昌彦部長は「子どもの安全や教育を守る仕事は、人工知能(AI)では取って代わることができない職業だ」と強調した。 本年度2回目の開催で、7月にも予定している。
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スプレー菊 出荷基準を確認 JAとぴあ浜松
JAとぴあ浜松は27日、7月のお盆に向けたスプレー菊の目ぞろい会を浜松市中区の花き営農センターで開いた。 生産者やJA職員がサンプルを見比べ、出荷基準を確認した。 職員が出荷方法や注意点などを説明した後、生産者らがサンプルを手に取り、つぼみの開き具合や大きさなどを確かめた。 スプレー菊は黄、赤、白の3色が基本。7月には約20万本の出荷を見込む。 仏花として知られるが、新型コロナの影響もあり、生け花や花束、フラワーアレンジメントの花材として人気が高まっているという。
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積志ウィンドアンサンブル 7月3日定演 浜松・中区
浜松市近郊の音楽愛好家でつくる吹奏楽団「積志ウィンドアンサンブル」が7月3日、第41回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市中区のアクトシティ浜松で開く。本番に向けて20~60代の団員45人が練習に励んでいる。映画「ジュラシック・パーク」のサウンドメドレーや、日本神話「天岩屋戸(あまのいわやと)伝説」を描写した大栗裕作曲の「吹奏楽のための神話」など6曲を披露する。特別ゲストとして積志中吹奏楽部による演奏も行われる。 25日夜には東区の積志協働センターで最終調整を行った。指揮者の氏原竜也団長(58)は「今回はコロナ禍前と同じくらい練習ができている。曲に合わせた人数で奏でる柔らかな音色を
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エシャレットの栽培法学ぶ 浜松で新規農業者養成講座
JAとぴあ浜松はこのほど、エシャレットの新規農業者の養成をする「エシャレット養成塾」を浜松市南区の南営農センターで開催した。「農ライフセミナー」の一環。1年間をかけて農家から生産ノウハウなどを学ぶ。 エシャレットは、らっきょうを若採りした同市発祥の香味野菜。しゃきしゃきとした食感やさわやかな辛みが特徴で、今年、産地誕生70周年を迎える。 養成塾では、市内に住む30~60代の4人が参加した。座学で基礎知識を学んだほか、畑で土壌の消毒作業に取り組んだ。深さ30センチほどに耕した約1千平方メートルの畑に、雑草の抑制のために農薬をまいた。土壌の水分と反応して発生したガスを地中にとどめるため、JA
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卓球バレーで脳活性 水谷隼さんの母・万記子さんが実演会
卓球の東京五輪金メダリスト水谷隼さんの母万記子さんによる「卓球バレー実演会」が20日、浜松市西区のデイサービス施設「脳リフレッシュサロン志都呂」で開かれた。施設利用者らが日本発祥のパラスポーツを学んだり、体験したりした。 万記子さんは卓球バレーの医学的効用やルール、道具の使い方などを紹介した。卓球療法士の資格を取得した経緯についても語り、「年齢に関係なく、多くの人に魅力を知ってほしい」と訴えた。 利用者は6人対6人で卓球台を挟んで座り、木製ラケットを手に協力し合って、音の鳴るピンポン球を相手コートに返球した。ラリーが続くと、会場は拍手に包まれた。 体験した藤田栄子さん(81)は「充実し
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140年ぶり屋台新調 浜松・志都呂町西組 秋の大祭へ入魂式
浜松市西区の志都呂町西組は19日、秋の志都呂八幡宮例大祭に向け、約140年ぶりに新調した屋台の入魂式や引き回しを同区で行った。法被姿の住民など約100人が参加し、完成を祝った。 新屋台はヒノキ造りで長さ5・7メートル、幅2・7メートル、高さ4・3メートル。屋台には志都呂にちなんだ人物などが刻まれ、鳳凰(ほうおう)や竜が描かれた赤色の幕も掛かった。老朽化のため30年ほど前から準備を進め、昨年完成した。 式典では地元有志らによる獅子舞なども披露された。最後は和太鼓を鳴らしながら雄踏街道など町内を計約3キロ引き回した。同組の中村友之組長(69)は「西組は年々会員が増えている。新しい屋台が地域の
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交通事故遺族が講演 生徒が命の大切さ考える 浜松・雄踏中
浜松市西区の雄踏中は2日、交通安全意識の向上を目指す授業を校内で開いた。2016年にスマホ向けゲーム「ポケモンGO」をしながら運転していたトラックにはねられ、小学生だった次男を亡くした愛知県の教師則竹崇富さん(51)が講師を務めた。 則竹さんは次男敬太君の事故当時の状況を詳細に説明した。勤務先に連絡があった時の感情や事故を目撃した長男、泣き崩れる家族の様子を語り、敬太君が持っていた水筒や靴なども紹介した。 生徒約450人が遺族の怒りや悲しみ、後悔を静かに聞き、命の大切さを考えた。最近、事故になりかけた現場を見たという3年の飯田結加さん(15)は「自分が加害者にならないように、自転車のルー
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多彩な顔持つ大砂丘 今「映えスポット」に 浜松・中田島地区
浜松市南区の中田島砂丘は、遠州灘から吹き付ける風によって描かれる風紋が有名だ。夏にはウミガメが上陸して産卵。地元NPOが保護し、ふ化後に子ガメを海に放流する。浜松まつりの凧場(たこば)があり、5月には各町の大凧が青空に舞う。2年前、東日本大震災の津波被害を教訓に、東西17・5キロの防潮堤が完成した。季節や天候、時間帯ごとに、多彩な顔を持つ中田島地区。近年は若い世代などの間で、会員制交流サイト(SNS)の「映えスポット」として新たな一面ものぞかせる。 浜松市の南端に広がり、日本三大砂丘の一つに数えられる中田島砂丘。かつては浜松っ子の遠足訪問先の定番であり、観光用にラクダが見られた時もあった
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五感駆使 赤ちゃんと演劇体験 浜松でベイビーシアター
乳幼児対象の出演体験型演劇「ベイビーシアター」が22日、浜松市東区の「赤ちゃんと人形のお店河田」で開かれた。関係者によると、市内初開催。赤ちゃん連れの家族ら約30組が触覚や聴覚など五感を駆使し、空を飛ぶ鳥の世界をイメージした演劇に没頭した。 コロナ禍でも、乳幼児が楽しめる場を作ろうと同店が提案した。京都を拠点に活動する専門劇団「ベベリカ・シアターカンパニー」の演出で、同劇団員と静岡県舞台芸術センター(SPAC)の団員らが出演した。 演劇は「大人も赤ちゃんの気持ちを知ろう」が合言葉。参加者はフェルト生地の羽を背中に付けて羽ばたきを表現したり、出演者が奏でた音や光で季節を感じたりして、幻想的
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小中生、農業ビジネスに挑戦 浜松ジュニアビレッジ開講
小中学生が農業を通じて企業経営を体験する、浜松市の人材育成プログラム「浜松ジュニアビレッジ」が15日、同市南区の農業法人「京丸園」で始まった。小学5年から中学2年の12人が1年間、模擬会社を運営して自分たちで栽培したサツマイモを使って商品を製造・販売する予定。 約20回の講座を通して、課題解決力を養うのが目的。初回の講座は来月から栽培するサツマイモ畑を見て、より良い土作りについて考えた。農業教育ビジネスを行う「グローカルデザインスクール」社員が講師を務めた。 参加者は土に1立方センチメートルあたり約1億の菌が存在することや、耕すことで酸素が入りやすくなることなど土作りの基本を学んだ。
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SDGs基礎学ぶ 浜松積志中3年生、環境問題や「連鎖」など
浜松市東区の積志中は6日、SDGs(持続可能な開発目標)の基礎講座を校内で開いた。3年生約200人がSDGs実現に向けた行動計画の立て方などを学んだ。 総合学習の一環。認定エデュケーターで、建設会社「常盤工業」(中区)の高橋脩夫さん(39)が講師を務めた。世界の環境問題やSDGsの歴史を紹介したほか、一つの開発目標を達成すると、他の目標にもつながる「連鎖」についても教えた。高橋さんは「身近にできることから考えることが重要」と強調した。 同校の新田来駕さん(14)は「SDGsの目標設定は、以前よりも良い世界を目指すことが大事だと分かった」と語った。
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“町の恩人”渥美さん 孫の初凧に万感 天龍川町【浜松まつり】
「安定して飛んでいる。最高だ」。浜松まつりが開幕した3日、浜松市東区天龍川町の渥美隆一郎さん(74)は晴天の大空を舞う孫の初凧(たこ)を見つめながら笑みを浮かべた。地元の木材加工会社「渥美製材所」の社長を務める。過去に火災で、祭りの拠点になる町の集会所が焼けた際には、再建のために木材を無償提供した「町の恩人」だ。 2011年4月、集会所は全焼した。祭りの準備の始まり「会所開き」や祭りの世代交代の儀式「たすき渡し」の場所として地域に欠かせない拠点だった。置いてあった町の凧や提灯(ちょうちん)も焼失した。 現場を見た渥美さんは「(地域のために)何とかしなければ」と、天竜杉約200本の無償提供
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浜松駅周辺の発見共有 浜松学院大、親睦深め学外研修
浜松学院大(浜松市中区)現代コミュニケーション学部が20日、1日学外研修「フレッシュマンキャンプ」を同区のアクトシティ研修交流センターで行った。学生間の親睦を図りながら地域への理解を深めるのが目的で、1年生約50人が教員とともに浜松駅周辺を歩いた。 地域の食文化や歴史を調べようと、グループごとに駅構内や工場を訪れた。学生たちは「外国人が多い街なのに、多言語の案内表示が少ない」「食品工場で働く人の思い入れが伝わった」などの発見を仲間や教員と共有した。落合奏楽さん(18)=菊川市=は「班で課題に取り組めて達成感がある」と振り返った。
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ロシア人留学生ら、着物姿で茶会体験 静岡大卒業生と交流 浜松
静岡大卒業生らのボランティア団体「ノーベルポート」は14日、留学生と交流する茶会イベントを浜松市中区の同大浜松キャンパスで開いた。ロシアの留学生のアナスタシア・ドロヒナさん(28)らが臨んだ。 同国第2の都市サンクトペテルブルク出身で、ナノ物質科学を研究しているドロヒナさんは祖国のウクライナ侵攻について聞かれると「とても悲しい」と話した。それでも、「きょうは美しい着物を着られて特別感があり、よい息抜きになった。企画してくれた皆さんに感謝したい」と笑顔を見せた。 イベントは留学生に日本文化を味わってもらおうと支援団体や地元の着付け同好会などが準備し、ロシアとバングラデシュ、フィリピンの女子
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堂々10帖凧の糸目付け 浜松まつり参加30年 東区・子安町
5月3~5日の「浜松まつり」に向け、浜松市東区子安町の凧(たこ)揚げ会は10日、まつり参加30周年を記念して製作した約3.6メートル四方の10帖(じょう)凧の糸目付けを同区の小宮公園で行った。 糸目付けは大凧の空中でのバランスを左右する糸目の位置を決めて穴を開け、凧糸を通す仕上げ作業。同会の歴代組長や会員約20人が、同町の頭文字「子」を真っ赤な和紙に白字で力強く描いた大凧を公園に運び込み、30本以上の糸を結び付けた。互いに声を掛け合いながら、1本ずつ丁寧に仕上げた。 凧は竹の採取から3年かけ、加工や和紙の貼り付けなど全て会員の手作業で行ってきた。13代目組長の中井謙吾さん(52)は「町が
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家庭科検定「3冠」 静岡女子高家政科17人 難関1級合格
静岡市駿河区の静岡女子高家政科の3年生17人が、本年度の全国高校家庭科技術検定の3種目で1級に合格する「3冠」を達成して表彰を受けた。 合格したのは浴衣を仕立てる「和服」と、自分のサイズに合わせたジャケットを製作する「洋服」、テーマに合わせ料理を作る「食物調理」の3種目で、「3冠」達成は例年、申込者数の1%ほどの難関。生徒は3年間で基礎力を試す4級から順次合格した。 4月からアイスクリーム店に就職する川口ひよりさん(18)=同市清水区=は「毎日練習して上達していくのを実感した。細かな技術にまで気付けるようになった」と声を弾ませた。
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東静岡駅前に「パルちゃん」マンホール J1清水開幕戦前に設置
サッカーJ1清水エスパルスのホーム開幕戦を週末に控えた15日、静岡市駿河区のJR東静岡駅南口前にチームのマスコットキャラクター「パルちゃん」を描いたマンホールのふたがお目見えした。市内3カ所目で、同区では初。 同市拠点のスポーツチームを支援する団体「フォッサ・サッカーのまち市民協議会」が市上下水道局と協力して設置した。マンホールには富士山も描かれ、「エスパルスのある街 静岡」という言葉が加えられている。 設置場所は人通りが多い同駅南口のロータリー内の歩道が選ばれた。同日はパルちゃんも立ち会い、マンホールの除幕をして、市職員がふたを設置する作業を見届けた。
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親子で和太鼓、強く楽しく 伝統楽器学ぶ体験会 静岡
静岡市葵区の足久保地区を拠点に活動する団体「足久保太鼓」は16日、親子で和太鼓などを体験する会を地元の足久保小体育館で開催した。10組の参加者らは演奏や講座などを通じて、日本の伝統楽器を堪能した。 和太鼓体験では、基本的な構えやたたきかたを学び、入門者向けの曲に挑戦した。同校4年の児童(10)は「触れたことのなかった和太鼓を楽しく打てた」と笑顔を見せた。 講座は日本の伝統楽器について学び、和太鼓・しの笛・三味線といった楽器の材質や音色、歴史などへの理解を深めた。 会の締めくくりは、同団体が4種類の和太鼓を使用したオリジナル曲を披露した。同団体最年少の児童(9)は「1年間毎日こつこつ練習
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東京パラ田中選手 ブラインドサッカーで交流 静岡の特別支援学校
東京パラリンピック5人制サッカーに出場した田中章仁選手(静岡市出身)が14日、静岡視覚特別支援学校(同市駿河区)でブラインドサッカーの講演会と実技指導を行った。 県の「障害者スポーツ応援隊」活動の一環。生徒ら約30人に競技の構成人数や使用するボールなどルールを説明した後、自身の競技人生を振り返った。田中選手は「生涯を通じてスポーツを楽しもう」「人生の途中で目が見えなくなってもあきらめずに挑戦してほしい」と呼び掛けた。 実技指導では生徒全員にアイマスクを着用させ、ボールを足でコントロールする練習をした後、ボールを取り合うゲームも行った。生徒らは音だけの情報を頼りにボールの把握に努めた。
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認知症で諦めた音楽 生きる力に 静岡の朝倉さん、オルガン演奏披露
「認知症で全ての音楽道具を捨てた私が再び人前で弾けるとは」-。静岡市葵区のデイサービス施設「カフェリハ静岡千代田」が24日に開いたクリスマスコンサート。利用者の朝倉崇子さん(75)が他の利用者やスタッフを前に電子オルガンの演奏を披露した。レビー小体型認知症と診断され、体が思うように動かない。しかし、大好きな楽器を約7年ぶりに練習し、失っていた生きる気力を取り戻した。「同じ境遇の人に伝えたい。自分を受け入れ、好きなことを伸ばす大切さを」 電子オルガン教室を20年以上開いていた朝倉さん。音楽が静かに流れるカフェのような同施設に通い始めて、楽器への気持ちが再燃した。「もう一度弾きたい」。自分から
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介護施設PRにTikTok活用 高校生提案、実現へ議論
静岡市主催の「高校生まちづくりスクール(ビジネス編)」に参加して、動画投稿アプリによるビジネスプランを企画した生徒3人がこのほど、同市葵区の受託介護支援事業所「しずてつケアステーション北安東」を訪れた。 プランは世代間交流を通して介護職のイメージ向上や高齢者の生きがいづくりを図ることが目的。施設利用者と一緒に簡単な踊りの動画を作って反応を伺い、実現に向けて議論をした。 生徒は、静岡サレジオ高の望月美那さん、安達楓恋(かれん)さん、清水桜が丘高の伊藤真凛さん(いずれも2年)。地域課題解決を題材に7~10月にかけて開かれた同スクールで、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を活用