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3時のアフタヌーンクリップ

 午後3時を回りました。きょう9月19日は「苗字(名字、みょうじ)の日」だそうです。1870年(明治3年)のこの日、平民も名字を名乗ることが許されるようになったとのこと。自民党総裁選では「選択的夫婦別姓」も一つの争点に上るでしょうか。
 さて、この時間の〈知っとこ〉は定番の「アフタヌーンクリップ」です。コーヒーや緑茶を片手に気軽にお読みいただける話題を4つ集めました。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・松本直之〉

LED550万球きらめく 御殿場・時之栖「ひかりのすみか」

 御殿場市神山の御殿場高原時之栖で17日、冬恒例のイルミネーション「ひかりのすみか」が始まった。20年目の今年は、約550万球のLED電球が点灯。きらびやかな光の世界に来場者を引き込んでいる。2022年3月13日まで。

光のトンネルを散策する人たち=御殿場市神山の御殿場高原時之栖
光のトンネルを散策する人たち=御殿場市神山の御殿場高原時之栖
 最大の見どころは、長さ370メートルの「光のトンネル」。その一角は「キラメキ銀河通り」と名付けられ、音楽に合わせて光の色が変化する。全体の色合いが一気に変わる瞬間もあり、同じ場所にいながら異なる雰囲気を味わえる。
 地元団体が電飾を飾り付けたツリーが並ぶ「ツリーの森」も人気。有料エリア「王宮の丘」は、高さ日本一の噴水レーザーショーのプログラムを一新した。

掛川に「スタバ」初出店 9月21日、外壁に地元木材使用

 スターバックスコーヒー掛川細田店が21日、掛川市細田にオープンする。同市初出店で、店舗の外壁には掛川市森林組合が提供した木材を使用した。

外壁にFSC森林認証材を活用したスターバックスコーヒー掛川細田店=掛川市細田
外壁にFSC森林認証材を活用したスターバックスコーヒー掛川細田店=掛川市細田
 同店は国道一号沢田インターチェンジ付近の県道沿いに位置する。店舗面積は約200平方メートル。店内に50席、店外に36席を設けた。同組合によると、店舗の西側外壁と軒裏に浜松市天竜区と掛川市産の木材を使用。持続可能な森林管理の国際基準「FSC認証」を受けた木材を活用した。同組合の尾崎友昭参事は「地元の木材が地元の建物につながったのはありがたい」と話し、身近な森林資源と地域の暮らしが結びつくことを期待した。

伊豆の国「パワフルキッズ」V チア関東大会、自由演技中学校の部

 伊豆の国市を拠点に活動するチアリーディングチーム「パワフルキッズ」が、8月末に群馬県で開かれた第23回関東チアリーディング選手権大会(日本チアリーディング協会主催)の自由演技競技中学校の部で優勝した。チームにとって6年ぶり2回目の快挙。

豪快な投げ技を披露して優勝したパワフルキッズのメンバー=群馬県
豪快な投げ技を披露して優勝したパワフルキッズのメンバー=群馬県
 15人でチームを組み、2分半の演技に臨んだ。感染拡大防止のため発声は禁止だったが、豪快な投げ技を含めた活気あふれる演技を披露して2位以下を圧倒し、14チームの頂点に立った。
 大会直前に本県にも緊急事態宣言が発令され、満足に練習できない中、感染対策を徹底して本番に向けた調整を行った。大会後の自己管理も万全にした。
 相原健二監督は「練習場所の換気に加え、シューズの消毒まで徹底した。状況は違ったが、先輩たちのように大会に向けたいつも通りの準備をした結果が出た」と振り返った。スピリッツ演技競技小学校高学年の部では7人で組んだチームが準優勝した。
 

ブランド米「するがの極」販促加速へ 9月下旬、収穫開始見通し

 JAなんすんが16日までに実施したブランド米「するがの極(きわみ)」の生育調査の結果、本年度の収穫が早ければ今月下旬に始まる見通しとなった。JAは5年後の年間販売額1億円を想定。将来を見据え、30代の担い手が出始め、作付面積や生産者も徐々に増加している。今後は販促を加速させる。

生育を調べるJA担当者ら。「するがの極」の販促を図る=沼津市
生育を調べるJA担当者ら。「するがの極」の販促を図る=沼津市
 2017年から管内4市町(沼津、裾野両市と長泉、清水両町)で生産、販売を始めた。県の奨励品種「きぬむすめ」を生産し、独自基準を満たした一等米を「するがの極」としている。当初5人だった生産者は77人に増え、作付面積は27・8ヘクタール。現在の販路は管内4市町のスーパーや専門店が中心。JAは販売網の拡充を図る。
 16日に沼津市で行った生育調査では、JA担当者が穂の長さや数、葉の色などを確認した。本年度から生産を始めた同市の農家小野惣一さん(66)は「まずはやってみようという思い。JAも販路拡大に頑張っている」と手応えを語った。
 同市の農家佐野良一郎さん(72)は「今年の出来は平年並み。JAと連携してブランド化を進めたい」とした。
 JAはトヨタ自動車の生産管理システムを導入、作業の効率化などを図っている。