3時のアフタヌーンクリップ

 皆さまお疲れさまです。6月24日(木)午後3時を回りました。この時間の〈知っとこ〉は定番の「アフタヌーンクリップ」。きょうこの時間までによく読まれている記事を4本セレクトしてご紹介します。聖火リレーの話題が続きましたので、少し視点を変えてのラインナップでいきます!
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・松本直之〉

伊豆移住の夫婦「もじゃまる」さん 経験生かしアウトドアショップ開店 地域とのコラボも企画

 伊豆市の伊豆箱根鉄道修善寺駅前の商店街に今春、アウトドア用品や飲食物を販売するショップ「SANKAKU STAND(サンカクスタンド)」がオープンした。運営するのは伊豆の自然や景観に魅了されて昨年2月に市内へ移住した山崎翔悟さん(27)と和可奈さん(27)夫婦。用品販売や伊豆での登山情報の発信に加え、衰退する商店街に活気を取り戻そうと、周辺店舗との連携を模索している。

修善寺駅前の商店街に店舗をオープンした山崎翔悟さん(左)と和可奈さん=伊豆市
修善寺駅前の商店街に店舗をオープンした山崎翔悟さん(左)と和可奈さん=伊豆市
 2人は元々、アウトドア用品メーカーに勤め、関西の店舗での接客を担当。休日には各地の山を訪れていた。結婚を機に2人で人生を考え、「自然に囲まれて生活したい」「登山する人をより近い距離で手伝いたい」との思いが強まった。他県も候補に挙がったが、初めて伊豆を訪れて登った金冠山から望む富士山や駿河湾の光景が忘れられず、移住の決め手になった。
 店には経験を生かして仕入れたこだわりのアウトドア用品が並び、県内でここでしか購入できない品もあるという。ネットを含めて伊豆は山の情報が少ないと感じていて、さまざまな情報交換の場として店舗を活用する。和可奈さんは女性ならではの悩み相談にも乗っている。地域と連携した活性化の取り組みへ並々ならぬ意欲があり、洋菓子店とコラボしたケーキセットの販売を企画した。
 2人は「もじゃまる」の愛称でユーチューブに登山やアウトドア関連の動画を投稿している。すでに県内外から多くの登山愛好家や動画の視聴者が店を訪れている。最近は地域での認知度も高まり、地元住民が立ち寄ることが増えてきたという。翔悟さんは「自分たちの店だけでなく商店街を回ってもらい、また伊豆に来たいと思ってもらえれば」と期待する。

浜松城跡発掘 本丸石垣や二の丸解明へ 3年目の調査開始

 浜松市が市役所そばの旧元城小跡地で進めている浜松城跡の発掘調査は2021年度、4年計画の3年目に入った。本年度はこれまでの発掘で見つかった本丸北東部隅の石垣や二の丸周辺など約1180平方メートルを中心に調査し、同城の詳細な構造解明を進める。

浜松城本丸北東部隅の石垣の発掘調査に向けた準備が進む作業現場=浜松市中区の旧元城小跡地
浜松城本丸北東部隅の石垣の発掘調査に向けた準備が進む作業現場=浜松市中区の旧元城小跡地
 市文化財課によると、本丸北東部隅の石垣は徳川家康の関東移封を受け、1590年から城主を務めた武将・堀尾吉晴の時代に築かれた可能性が高いとみられる。本年度は発掘の範囲をさらに拡大し、石垣の構築技術などを調べる。
 このほか、御殿をはじめとする二の丸にあった建物の発掘を進め、現存する絵図に描かれた建物の正確な位置の特定などに取り組む。
 本年度の調査は22年1月末ごろまでの予定。同課の担当者は「本年度は、過去2年間で見つかった遺構などについて、詳細な評価を示すことができるようにしたい」と話している。

空き店舗にスタジオ開設 撮影、中継、動画編集…映像業務の拠点に 焼津・IT企業サンロフト

 焼津市のIT企業サンロフトが6月、JR西焼津駅前の空き店舗を活用し、スタジオを開設した。フロアにはオンライン会議の中継や主催するセミナーの撮影、動画の編集ができる機能を備えた。同社の映像関連業務の拠点として位置付ける。

動画の編集作業を行うスタッフ
動画の編集作業を行うスタッフ
 フロアは機能別に三つに分かれている。道路側に面している中継スペースでは、同社主催の幼稚園や保育園、企業を対象にしたICT関連のウェブセミナーで使えるようにテレビモニターを備えている。
 もう一つの道路に面した部屋には動画編集の専用機材を完備。同社の映像クリエイターを中心としたスタッフが、企業向けのプロモーション動画の編集作業を行う。中央の部屋は普段、会議用として使うが、プロモーション動画の撮影場所として提供することも検討している。
 動画については、ホームページの発信力強化を図りたい企業を中心に制作のニーズが高まっているという。同社はこれまでも動画を製作しているが、スタジオ開設を機に製作の強化を図っていく。

バラ園に「ドッグラン」 河津町、整備へふるさと納税活用 返礼品に入園券や利用券

 河津町は10月、厳しい経営状況が続く同町峰の町営バラ園「河津バガテル公園」の入園者増加を狙い、犬の遊び場「ドッグラン」を整備する。財源には近年、県内でも導入する自治体が増えているクラウドファンディング型のふるさと納税を活用する。近年増加しているペット連れの来園者に着目し、入園者を増やして経営改善を狙う。

ドッグランが整備される予定の園内の芝生と募集する看板=河津町の河津バガテル公園
ドッグランが整備される予定の園内の芝生と募集する看板=河津町の河津バガテル公園
 2001年に開業した同公園は当初、町などが出資する第三セクターが運営していたが、経営難で15年に解散。以後は町が直営している。開園初年度は25万人が訪れたが、20年度は春バラシーズンが緊急事態宣言期間と重なり、2万人にとどまるなど、厳しい経営状態が続いている。
 特に経営課題になっているのが、春秋のバラの最盛期以外の集客だ。町は伊豆東海岸にペット連れで泊まれる宿泊施設が複数あることに着目。愛犬を連れた来園者からも要望があったことから、ドッグラン整備を決めた。
 町は30日まで、整備費など200万円をふるさと納税サイト「さとふる」などが展開する「さとふるクラウドファンディング」で募っている。ふるさと納税の仕組みを活用するため、税控除が受けられる他、5千円以上の寄付者には入園券、1万円以上の寄付者にはペア入園券とドッグラン利用券を返礼品として送る。町企画調整課の古川雅也企画調整係長は「愛犬家の皆さんにぜひ出資してほしい」と期待する。
 出資はさとふる、キャンプファイヤーの両サイトから受け付けている。問い合わせは河津町企画調整課<電0558(34)1924>へ。