3時のアフタヌーンクリップ

 こんにちは。6月8日(火)午後3時を回りました。
 この時間は「アフターヌーンクリップ」。朝からよく読まれている記事や、編集部で話題に上った記事を4本ご紹介します。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・村松響子〉

古民家キッチン開店へ 築100年超の母屋改修 地元食材の料理提供、食用油も販売 浜松・村松製油所

 食用油を製造販売する1872年創業の村松製油所(浜松市西区湖東町)はこのほど、異業種連携で取り組んだ築100年超の母屋の大規模改修を完成させた。テナントとして古民家キッチンが開店するのを前に6日、内覧会を開き、関係者に地元食材を使った本格料理が振る舞われた。

大規模改修を完了し、古民家キッチンが開店する新母屋。自慢のごま油などは店頭販売する=浜松市西区の村松製油所
大規模改修を完了し、古民家キッチンが開店する新母屋。自慢のごま油などは店頭販売する=浜松市西区の村松製油所
 古民家キッチンは10日にオープンする「ゑふすたいる」。中区のワイン&ジャパニーズグリル「フジタ」のオーナーシェフ藤田隼介さん(40)が運営し、三ケ日牛と浜名湖竜神豚の丼、自家製のフライドポテトやスイーツ類を提供する。営業は午前11時~午後5時(月、火曜定休)で、持ち帰りもできる。
 新母屋ではゴマを中心に多様な種から搾った油を店頭販売する。さらに、圧搾体験などを楽しめる工房を夏までに整えるという。
 改修と飲食参入は、製油所工場長の木下伸弥さん(41)の思いに賛同した藤田さんをはじめ、北区の住宅建設・リフォーム「Wish」や、中区の汁なし担々麺専門「ラボラトリー」の経営者が計画してきた。コロナ禍の挑戦を地域振興に結びつけようと、レトロ感満載のねじ式圧搾機を観光資源として生かした仕掛けも展開する。

海鮮テークアウト、新静岡セノバに出店 沼津・かねはち

 水産卸・加工のかねはち(沼津市、杉本幸仁社長)は24日、沼津港の海産物などを使った料理のテークアウト専門店を静岡市葵区の新静岡セノバにオープンする。新型コロナウイルス感染拡大による外食や観光の自粛ムードが続き、水産卸や飲食事業が苦戦する中、「巣ごもり消費」を取り込もうと新業態に挑戦する。

「創作海鮮かねはち」の店舗イメージ
「創作海鮮かねはち」の店舗イメージ
 かねはちはコロナ禍で、注力してきた関東圏の飲食店向け水産品の卸売りや、沼津港とセノバにある直営飲食店の業績が大きく落ち込んだ。新たな収益確保を目指し、自宅で食事を用意する機会が増えた20~30代の働く女性や母親を主なターゲットにした小売り業態の店舗を企画した。
 新店舗では、海鮮丼やすし、総菜など約30種類を販売する。食材は毎日、沼津港から直送してセノバ内の直営飲食店で調理することで、新鮮な商品を用意。女性への訴求を図り、SNS映えするよう華やかな盛り付けも重視する。ウーバーイーツなどのデリバリーサービスの活用も検討している。
 小松正人専務(42)は「コロナ禍で増えているおうち時間を豊かにする商品を提供する。自分へのご褒美として多くの人に味わってもらいたい」と話している。

夏の高校野球静岡大会 県独自の警戒レベル5で無観客、開会式中止

 静岡県高野連は7日、今夏の第103回全国高校野球選手権静岡大会の運営委員会を静岡市内で開いた。県が新型コロナウイルス感染症対策として独自に設けた6段階の警戒レベルで5(特別警戒)以上の場合は7月4日の開会式を中止し、試合は無観客とすることなどを決めた。

 開会式については今月21日時点の警戒レベルで判断する。レベル4(県内警戒・県外警戒)以下の場合は実施に向けて準備し、5以上は中止。開催する場合も一般客の入場は不可とする。試合については当日の警戒レベルに応じる。レベル4以下で一般客の入場を認め、レベル5は無観客(部員の家族のみ入場可)。試合の学校応援はレベル4以下で認めるとし、吹奏楽も日本高野連のガイドラインに従って可能となる。
 コロナ禍で入場料収入が見込めず、感染症対策、熱中症対策の経費がかさむことから、一般客の入場料を例年の600円から700円に引き上げる。高校生は100円。

長野朝採り高原レタス、即日食卓に 清水銀行とやさいバスが連携

 清水銀行は業務提携中の農業流通ベンチャー「やさいバス」(牧之原市)と連携し、夏季に収穫する高原レタスの日本一の産地として知られる長野県川上村産の朝採り「川上レタス」をその日のうちに県内の消費者に届ける。同行が進める地方創生の取り組みの一環で、7日早朝には中部横断自動車道を使って大型トラックで輸送した160ケース(1ケース=12玉)が静岡市中央卸売市場(同市葵区)などに届いた。

やさいバスのトラックに積まれた「川上レタス」=7日午前、静岡市葵区の市中央卸売市場
やさいバスのトラックに積まれた「川上レタス」=7日午前、静岡市葵区の市中央卸売市場
 清水銀行の顧客を通じ川上村のレタス農家と関係を深め、ことしの作付けが始まる1月ごろから年間生産計画などについて打ち合わせを繰り返してきた。本県産レタスは収穫が4月末ごろに終わる。このため、食料品店などは5月以降、県外産地から仕入れをする。現状のメインの群馬県産では朝採りは難しく、廃棄ロスも発生しやすいという。
 物流コスト面の課題をクリアするため、同行が複数の顧客をマッチング、業務提携中のやさいバスのトラックを使用することで納得のいく単価を実現したという。
 午前4時に収穫、同9時には市中央卸売市場に到着し、スーパー店頭ややさいバスの共同配送網を通じて顧客に届ける。同行は生産者売り上げの一部を受け取る仕組み。静岡から長野に戻るトラックには海産物などを載せ、「地元産品交流の懸け橋」(同行)とする予定だ。