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御前崎市議会 改選後初の臨時会議長に渥美氏、副議長に植田氏 それぞれ選出
御前崎市議会(定数13)は25日、改選後初の臨時会で正副議長選を行い、議長に渥美昌裕氏(71)=無所属=、副議長に植田浩之氏(63)=無所属=をそれぞれ選出した。 議長選の獲得票数は渥美氏が9票、植田氏は4票だった。 渥美昌裕氏(あつみ・まさひろ)元市社会教育委員、旧浜岡町消防団分団長。3期。新野 植田浩之(うえた・ひろゆき)比木簡易郵便局長、元JR東海社員。3期。比木
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密輸防止や情報提供へ呼びかけ 清水税関支署
名古屋税関清水税関支署は違法薬物などの取り締まり強化期間初日の25日、JR清水駅で街頭キャンペーンを実施した。取り締まり強化期間は5月12日まで。 同支署職員と名古屋通関業会清水支部の計約30人のほか、税関のイメージキャラクター「カスタム君」が参加した。参加者は「許しません 白い粉」などと書かれたたすきをかけて、駅利用者にチラシと啓発品を配りながら、密輸防止や情報提供への協力を呼びかけた。 昨年の名古屋税関管内における大麻の押収量は前年比約2・7倍に増加。全国の税関が摘発した不正薬物は2トンを超え、過去2番目の量となるなど、深刻な状況となっている。
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今が旬のイチゴ!新しい技術で進化、現場の課題も解決してよりおいしく?!
春、まさに今の季節、スーパーや青果店の店先にイチゴが所狭しと並び、そのみずみずしい赤い色に目が引き付けられます。静岡県は全国でも有数のイチゴの産地。しかし、栽培者の高齢化等により、栽培戸数や作付け面積は、減少しています。そのような状況の中、新しい生産システムが作り出されたり、環境に工夫したイチゴ狩り園が作られたりするなどさまざまな取り組みがなされています。全国の他の産地の動きとともにまとめました。
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軽乗用車がトラックに追突、逃走 浜松の交差点、ひき逃げ事件として捜査
24日午後8時20分ごろ、浜松市中央区御給町の県道交差点で、軽乗用車が信号待ちをしていた袋井市の男性会社員(47)のトラックに追突し、そのまま逃走した。男性は首などを打ち軽傷のもよう。浜松東署がひき逃げ事件として捜査している。
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【静岡県知事選】鈴木氏推薦・支援 野党系4者、内部で温度差 選対は「結束」強調
知事選(5月9日告示、26日投開票)は自民党県連が推薦する元副知事の大村慎一氏(60)と、連合静岡、立憲民主、国民民主の両党県連、県議会第2会派ふじのくに県民クラブの4者が推薦、支援する前浜松市長の鈴木康友氏(66)に加え、共産党も25日に候補者擁立を発表する。自民衆院議員の不祥事が野党の追い風になるとの見方もあるが、野党系議員の支援者や労働組合の熱量には差があり、活動にまとまりが出るかは不透明だ。支援者「浜松での施策、通用するか」 大村、鈴木両氏はともに地域や党派を超えた「オール静岡」を掲げている。連合などの4者は鈴木氏の豊富な政治経験や県の将来ビジョンを評価して推薦、支援を決めた。ただ、
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【政治とカネの問題】自民党離党届を提出 塩谷立氏(比例東海)とは
自民党は4月4日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派の衆院側でトップだった塩谷立衆院議員(比例東海)の離党勧告処分を決めました。塩谷氏は23日に離党勧告を受け入れ、自民党に離党届を提出しました。「政治とカネの問題」について、これまでの流れや過去のインタビューを1ページにまとめました。 ▶解説 政治とカネの問題をおさらい
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“ゴジラ超え”大谷グッズずらり デコピン、富士山デザインTシャツも 遠鉄百貨店に販売コーナー開設
遠鉄百貨店(浜松市中央区)は24日、米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の関連グッズを集めた販売コーナーを本館8階に期間限定で開設した。Tシャツやマグカップなど約30商品が並ぶ。5月6日まで。 Tシャツは大谷選手の背番号や写真、愛犬の「デコピン」などをデザインした6種類、デコピンをあしらった子ども向けサイズの2種類を用意した。今回の会場限定で、富士山を背景に大谷選手がバットを振る姿をあしらったTシャツと巾着も扱う。このほか、マグカップやステッカーを販売している。 価格はTシャツが税込み3980円、マグカップ2200円など。開設初日は、百貨店の開店と同時に約20人の客が詰めかけた。大谷翔平選手
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女性管理職 横ばい20% 民間企業「いない」4割 静岡県23年度調査
静岡県が実施した2023年度雇用管理状況調査によると、県内企業の管理職に占める女性の割合は22年度と同じ20・4%だった。課長相当職以上の割合は増加傾向が続くものの、管理職登用の入り口となる係長相当職は前年度を下回った。女性の管理職がいない企業は4割に上り、政府が2020年代の目標とする「女性管理職30%」の水準にはまだ遠い。 女性管理職が占める割合は役員28・3%(2・0ポイント上昇)、部長相当職13・8%(1・9ポイント上昇)、課長相当職16・4%(1・5ポイント上昇)、係長相当職22・3%(3・4ポイント下降)。管理職に占める女性の割合を業種別に見ると、医療・福祉が57・6%で最も高く
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店主の選書光る!個性派独立系書店 熱い思いが文化を支える
ことし、宮島未奈さん=富士市出身=の「成瀬は天下を取りにいく」が大賞に輝いた本屋大賞。「売り場からベストセラーをつくる!」との考えから始まった賞なのだそうですが、残念なことにネット販売や電子書籍の隆盛に押されるなどして、書店の数は減り続けています。国内では10年で3割近い約5千店舗が閉店しました。 一方でこのような苦境の中、「本屋さんのある街を取り戻したい」という熱い思いを持つ人たちが、ユニークな書店を誕生させています。ひと味違う店主の選書で、知的好奇心を刺激し、新しい出合いの場となる個性派独立系書店のお話をまとめました。
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⚽J2アスルクラロ沼津 2年目の中山体制快進撃 19得点中15点! 後半に強さ発揮
今季、沼津は就任2年目の中山監督の下で、快進撃を続けている。ハードな練習で培った体力で試合後半に強さを見せ、リーグ戦10試合を終え、6勝2分2敗の勝ち点20で現在2位。リーグ戦の19得点中、15点を後半に決めている。17日のルヴァン杯J1札幌戦後、中山監督は「フィジカルなど時間がかかる部分もあるが、自分たちと向き合って、よりクオリティーを上げていければ」と昇格に向けて決意を新たにした。 「横パスだけじゃなくて縦に入れるなど、スイッチが入る瞬間が、今年は増えている」と語るのはMF持井だ。13位に終わった昨季はパス回しや試合終盤の失点の多さが課題となったが、今季の沼津は先制されても「絶対に取り返
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熱中症特別警戒アラート運用開始 静岡県内の自治体、危険な暑さに備えで「涼みどころ」開設
過去に例のない危険な暑さに備える「熱中症特別警戒アラート」の運用が24日、全国で始まった。地球温暖化の影響で熱中症のリスクが高まる中、最大限の予防行動を促す。静岡県内でも熱中症搬送者は増加傾向にあり、静岡県は「自分と周りの人の命を守ってほしい」と警戒を呼びかける。自治体が冷房の効いた休憩場所を「クーリングシェルター」として開放する動きも広がってきた。 特別警戒アラートは改正気候変動適応法に基づき新設され、これまでの「熱中症警戒アラート」より一段上の呼びかけとなる。気温や湿度、日射量などから算出する「暑さ指数」が都道府県内の全ての地点で35以上になると予想される場合、環境省が前日午後2時ごろに
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⚽藤枝MYFCのエンジン、ボランチ西矢健人 苦境打破に一矢、超攻撃的貫く「がむしゃらに」「ピッチの真ん中でチーム引っ張る」
超攻撃的スタイルを掲げながらJ2で2年目のジンクスに苦しむ藤枝で、エンジンに火を付けるのはこの男。ボランチ西矢健人(24)。日本フットボールリーグ(JFL)で培った反骨心をバネに「このチーム、このサッカーでJ1に行く」と闘志を燃やす。 昨夏にJ3FC大阪から加入すると終盤に定位置をつかみ、今季は開幕からチームでただ一人、全試合フル出場を続ける。チームは得点力不足に悩み下位に低迷するが、「去年は正直言って残留ギリギリだった。今はうまくいってないからこそ一番成長できる時。ここを乗り越えれば手に入るものがある」と仲間を鼓舞する。 原点にあるのは挫折の度、はい上がってきた経験。神戸の下部組織出身だが
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市町村4割「消滅可能性」 人口戦略会議、30年間で若い女性半減と推計 744市町村公表、長泉町は「自立持続可能性」
民間組織「人口戦略会議」は東京都内で24日に開いたシンポジウムで、将来的に「消滅の可能性がある」と見なした744市町村の一覧を公表した。2020~50年の30年間で、子どもを産む中心世代の20~30代女性が半数以下になるとの推計が根拠。全市区町村の40%超に当たる。都道府県別では0~96%まで割合にばらつきがあった。人口減少の深刻さを示し、行政や民間の対策を促す狙いがある。 「消滅」は人口減少が進み、自治体運営が立ちゆかなくなる状況を指す。人口戦略会議副議長の増田寛也日本郵政社長が座長を務めた「日本創成会議」は14年、同様の根拠で、消滅可能性がある896自治体を公表した。 戦略会議は報告書で
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共産が森氏擁立へ 13年以来の独自候補【静岡県知事選】
共産党県委員会は、知事選(5月9日告示、26日投開票)に県委員長の森大介氏(55)を擁立する方針を固めた。24日までの関係者への取材で分かった。知事選の独自候補擁立は2013年以来で、リニア中央新幹線建設などへの批判票の受け皿を目指す。25日に記者会見して発表する。 森氏は藤枝市出身、日本福祉大卒。社会福祉法人職員、党機関紙「赤旗」記者などを経て、4月に県委員長に就いた。13年の参院選静岡選挙区、15年の県議選に出馬し、落選した。 知事選には元副知事の大村慎一氏(60)、前浜松市長の鈴木康友氏(66)が出馬を表明し、いずれもリニア建設に「推進」の立場を明らかにしている。他の主要課題でも両氏の
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袴田さん再審立証終了 「何と言おうと巌は無実」 ひで子さん、気持ち代弁へ
24日に弁護団と検察側双方の証拠調べ手続きをほぼ終えた袴田巌さん(88)の再審公判。5月の次回公判で、袴田さんの姉ひで子さん(91)は弟に代わって意見を述べる。「58年闘ってきた。検察が何と言おうと巌は無実です」。弟が自分の口で訴えたかったであろう言葉を伝えようと思う。 袴田さんは長い間身体を拘束され、死刑執行の恐怖と隣り合わせの拘置所生活で精神に支障を来した。静岡地裁は「心神喪失状態にある」と判断し、再審公判への出廷を免除。ひで子さんは補佐人として審理の行方を法廷で見続けてきた。 24日の第14回公判では、袴田さんが第1次再審請求した1981年に自ら書いた意見書が証拠として採用された。そこ
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関節手術支援ロボ導入 静岡県内初の聖隷三方原病院、安全性向上と術後入院短縮へ
聖隷三方原病院(浜松市中央区)は、人工股関節や人工膝関節の置換手術を支援するロボット「Mako(メイコー)システム」を県内で初めて導入した。ロボットを使うことで手術の安全性と効率化の向上を図る。 Makoシステムは手術用のロボットアームで、アームの先端に骨を削る刃がついている。病気などで痛めた股関節の骨をアームの刃で削り、人工関節を入れる手術を支援する。アームの刃は機械で制御されているため、骨を切る際のミスを防ぐことができる。医師はCT画像を見ながら手術を行い、より安全で正確な手術が期待できるという。導入にかかる費用は約3億円。 既に県外の医療機関約90施設で導入されていて、県内でも複数の病
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宮沢氏辞職願に困惑広がるも「知事選への影響は限定的」 静岡県内政界や立候補予定者
自民党の宮沢博行氏(衆院比例東海)の議員辞職願提出から一夜明けた24日、静岡県内の政界関係者や知事選の立候補予定者に困惑が広がった。目前に迫った知事選への影響については「限定的」「切り離して考えるべき」など冷静な見方が目立った。 同党県連の城内実会長(衆院静岡7区)は「『政治とカネ』の問題で信頼が大きく失墜する中、極めて残念だ」と記者団に述べた。本人からは電話で「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と連絡があったという。 県連は元副知事大村慎一氏(60)の推薦を党本部に上申している。城内氏は「影響が全くないと言えばうそになるが、自民はオール静岡の一つの支援団体に過ぎない」と大きな影響はないとの見方
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宮沢博行衆院議員(比例東海)、自民に離党届提出
自らの不祥事を理由に議員辞職願を出している自民党の宮沢博行氏(衆院比例東海)は24日、同党に離党届を提出し、受理された。議員辞職は25日の衆院本会議で許可される見通し。 宮沢氏を巡っては24日の「文春オンライン」が、妻子がありながら、別の女性と金銭援助を伴う同居をしていたなどと報じた。 宮沢氏は辞職願を出した23日、国会内での報道陣の取材に「不祥事が重なり、辞職を決意した。政治不信を増幅しかねないということもあった」と述べた。 ただ、具体的な不祥事の内容は近く週刊誌に掲載されるとして説明を避け、その後は記者会見もしていない。事務所関係者によると、所在が把握できない状態が続いているという。(東
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袴田さん再審立証終了 弁護団「絶対的な自信」 5月22日結審へ
現在の静岡市清水区で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審第14回公判は24日、犯行着衣とされた「5点の衣類」に付着した血痕と袴田さんのDNA型は「一致しない」と結論づけた鑑定を前回に引き続き主な審理テーマとした。「信頼性に疑問がある」とする検察側は、意見書や捜査報告書などの証拠を提示しながら説明。その後、弁護団が反証し、公判を通じた双方の立証はほぼ終了した。静岡地裁は、5月22日の次回公判で検察側の論告・求刑と弁護団の最終弁論などを実施するとした。=関連記事26面へ 終了後の記者会見で弁護団は、立証活動を振り返り「無罪判決が出ることに絶
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静岡中央銀行、新社長に小森氏 清野社長は会長に
静岡中央銀行(沼津市)は24日の取締役会で、小森博史常務取締役(61)が社長に昇格する人事を内定した。清野真司社長(73)は代表権のある会長に就く。6月27日開催予定の株主総会と取締役会で正式決定する。社長交代は11年ぶり。若返りを図り、物価高に直面する中小企業支援を強化する。 小森氏は愛知県出身、大阪大卒。1985年に三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行し、融資部中小企業審査室長などを歴任した。東京不動産信用保証専務取締役などを経て、2023年6月に静岡中央銀に入り現職。 三和銀出身の清野氏は13年6月の社長就任後、定期的に顧客を訪ねてニーズを聞き取り業務支援に当たる「訪問頻度管理」を推進。
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【特別寄稿】検察は「間違い」への姿勢を間違えた 袴田さん再審公判を傍聴して デイビッド・T・ジョンソン/ハワイ大教授
現在の静岡市清水区で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(88)の第14回公判が24日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれ、検察側と弁護団の双方が立証をほぼ終えた。最終盤を迎えた袴田さんの再審は海外の研究者の目にどう映るのか。日本の刑事司法に詳しく、実際に地裁で傍聴した米国・ハワイ大のデイビッド・T・ジョンソン教授(社会学)が静岡新聞に寄稿した。 静岡で4人を殺害した罪で68年に死刑判決を受けた袴田巌氏の再審裁判を傍聴するため、3月に静岡に行った。袴田氏は、200時間を超える取り調べの末に強要された自白や、検察側が殺害当夜に袴田氏が着ていたと主張する
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浜松、御殿場など13区域 「日本版ライドシェア」導入意向
国土交通省は24日、富山、石川、福井、岐阜、静岡の5県・計13区域のタクシー事業者が、一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を送迎する「日本版ライドシェア」の導入意向を持っていることが新たに分かったと発表した。4月以降、順次サービスを始める予定。これとは別に、長野県軽井沢町では既に運輸支局への申し出があり、週内にも認可を出すという。 政府の規制改革推進会議の作業部会で、23日時点のモニタリング結果を報告。国交省は配車アプリで不足車両が把握できる区域から認可を出しており、今月から東京や神奈川、京都など一部区域で始まっている。 新たに導入の意向が判明したと国交省が発表した13カ所は「富山交通
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浜名湖遺体事件、18歳男逆送 家裁浜松支部「犯行中心的役割」で刑事処分相当
湖西市の浜名湖畔付近で2月上旬、袋井市の通信制高校の男子高校生(17)が溺死させられたとされる殺人事件で、静岡家裁浜松支部は24日、殺人と傷害、監禁の疑いで同家裁に送致されていたフィリピン国籍、浜松市中央区の無職の男(18)を静岡地検浜松支部に送致(逆送)すると決定した。家裁は男について「一連の犯行で中心的な役割を果たしており、計画性がないことを考慮しても犯情は非常に悪質」と指摘。保護処分ではなく、刑事処分が相当と判断した。地検が起訴すれば裁判員裁判の対象になる。 地検によると、男は殺人、傷害、監禁の罪で起訴されている同区の無職の男(21)と共謀し、2月5日午前3時半ごろから同5時ごろまでの
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東海バス、黄金色バスお披露目 25日から2路線運行 松崎―修善寺、下田
松崎町と伊豆市をつなぐ黄金色のラッピングバスが24日、西伊豆町でお披露目された。静岡県などの観光誘客事業の一環で、東海バス(伊東市)が25日から松崎と修善寺(伊豆市)、松崎と下田を結ぶ2路線で運行を始める。2025年3月31日まで。 金山にちなんで佐渡(新潟県佐渡市)と土肥(伊豆市)をつなぐ道のりを「黄金KAIDO」と銘打ち、中央日本4県(静岡、山梨、長野、新潟)が共同で実施するプロジェクトの一環。ルートを定着させ、新たな経済圏を創出する。 オレンジ色や黄色を基調としていた車体2台に、4県や金山を結ぶ道の地図をデザインし、黄金KAIDOと文字を入れた。1台の改装費は約120万円。 3月からは
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南アルプス保全・利活用へ 静岡市と10団体が連携宣言
静岡市は24日、南アルプスの生態系の保全と持続可能な利活用の両立に向け、民間の企業や学校など10団体とパートナーシップ宣言を交わした。南アルプスの自然環境保全の課題や現状、各団体の取り組みを共有し、互いの活動に人的支援や資金面での援助をすることで、地域の価値向上を図る。 南アルプスユネスコエコパーク登録10周年に合わせた事業。南アルプスでは、各企業や団体が植物をシカの食害から守るための防鹿柵の設置や森林の保全、自然の恵みを生かしたウイスキーの製造などに取り組んでいる。宣言を交わした団体の活動を市が取りまとめて情報発信し、マンパワーが足りない活動に人員を派遣するなど、連携して課題解決につなげる
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衆院静岡8区 新人松下友樹氏擁立 参政党
参政党は24日、次期衆院選静岡8区に新人の松下友樹氏(40)=浜松市中央区=を擁立すると発表した。同党によると、松下氏は金沢市出身。浜松北高、浜松医科大を卒業し、形成外科医として県西部の総合病院で16年間勤務した。現在は掛川市の美容クリニックで院長を務める。
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沼津・狩野川花火大会 今年は7月27、28日
「第77回沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会は24日、今年の催事を7月27と28の両日に開くことを決めた。灯籠流しは26日。実行委は来年1月に迎える沼津商工会議所創立100周年に向け、官民で節目を祝いたいとした。 沼津市の同商議所で会合を開き、実行委員長の紅野正裕会頭は「本年度(来年1月)は商議所が誕生して100周年。昨年100周年を迎え、今年は新たな一歩となる市とともに盛り上げたい」と呼びかけた。名誉実行委員長の頼重秀一市長も応じた。 催事は同市中心街の狩野川沿いなどで実施する。昨年は4年ぶりに通常開催となり、2日間で約35万人が来場した。
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静岡ブルーレヴズ WTBツイタマ、トライ数首位快走 他の個人成績も上位に ラグビーリーグワン1部
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズは19日、東京SGとの第14節が引き分けに終わり、今季のプレーオフ進出の可能性が消滅した。ただ、直近5試合は3連勝を含み負けなしとシーズンを通じて地力を付けてきた。中でもWTBツイタマは個人成績で上位に入り、リーグでも注目の存在だ。「まだまだ成長できる部分がある。目の前の試合にしっかりフォーカスしたい」と残りの試合へ言葉に決意を込める。 ツイタマは第14節を終えた時点でトライ数(15本)や、ボールを持って前進した距離を指すゲインメーター(1364メートル)で1位。敵の防御ラインを突破するラインブレーク(23回)とディフェンス突破(64回)は2位につけて
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⚾紅林、またサヨナラ プロ野球パ・リーグ 「髪がなくなって ボールが見えやすい」
◇5回戦=オリックス3勝2敗(18時、京セラドーム大阪、24158人)西武 0000000030―3 0010002001x―4オリックス(延長10回)[勝]マチャド8試合1勝[敗]本田9試合1敗[本]ゴンザレス1号①(武内)中村剛2号①(平野佳)▽三塁打 佐藤龍▽二塁打 中村剛、若月、セデーニョ、平沼▽盗塁 児玉(1)▽与死球 エスピノーザ(児玉)▽試合時間 3時間10分 【評】オリックスが延長サヨナラ勝ちで3連勝。3-3の十回2死から紅林(駿河総合高出)が左翼線に殊勲打を打ち返した。マチャドが1回無失点で来日初勝利。西武は4連敗。九回に中村剛のソロ本塁打などで3得点して追い付いたが、本田
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静岡人インタビュー「この人」 バレーボール女子V2リーグの最優秀新人賞を受賞 早川京美さん(浜松市中央区)
岡崎学園高、筑波大を経て2023―24シーズンからバレーボールVリーグ女子2部のブレス浜松に入団。ポジションはアウトサイドヒッターで、攻守の総合力の高さが武器。好物はギョーザで、よく食べに出かけるという。愛知県安城市出身。23歳。 ―最優秀新人賞の感想は。 「狙っていた賞なので率直にうれしい。中学、高校の恩師や友人からもお祝いの連絡が来た。チームメートやスタッフ、ファンら周囲の皆さんに感謝したい。攻守両方でチームに貢献することを意識しているので、それをコート上で表現できた結果だと思う」 ―Vリーグ1年目を終えての手応えは。 「試合に出る喜びを感じながらプレーしている。序盤になかなか勝てず、チ
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大自在(4月25日)春の嵐
さしずめ春の嵐が吹き荒れている―とでも言えようか。新年度の幕開けとともに、県内政界を揺るがす事態が続いている。 先陣を切ったのは、これまでも「コシヒカリ発言」など、自らの言動でたびたび物議を醸してきた川勝平太知事。4月1日、新規採用職員に向けた訓示で「県庁はシンクタンク。野菜を売るのとは違う」などと述べ、職業差別との批判が殺到した。翌日の唐突な辞意表明には「投げ出し」の声も少なくない。 昨年来、国政に影を落とす自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件では、安倍派座長を務めた塩谷立氏(衆院比例東海)が、事実上の同派トップとして党紀委員会から離党勧告を受け、再審査を請求、却下された後に処分に従った
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社説(4月25日)バス置き去り公判 根本原因を解明せねば
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月、園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が送迎バスに置き去りにされ、熱中症で死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われた前園長の増田立義被告(74)、元クラス担任(48)の公判が静岡地裁で始まった。両被告は真摯[しんし]に真実を語らなければならない。社会は公判からさらに教訓を学び、再発防止につなげる必要がある。 初公判で2人は起訴内容を全面的に認めた。検察は冒頭陳述で、21年7月に福岡県で同様に園児が送迎バス内で死亡する事案が発生し、国から安全管理の徹底を促す通達が出ていたにもかかわらず、同園では法律で策定が義務付けられている「学校安全計画」を
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記者コラム「清流」 選ぶのは私たち
度重なる不適切発言によって川勝平太知事が突然の辞職を決めた。辞職説明も納得できるものではない。全国放送のテレビ番組で川勝知事の問題が繰り返し取り上げられ、県民の一人として恥ずかしくなった。 一方、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、塩谷立衆院議員(東海比例)が離党した。こちらも毎日のように報道されている。塩谷氏の地元・浜松市ではダブルの衝撃で、市民の政治不信がさらに加速しないかと危惧している。同時に、政治をチェックする報道に身を置く立場としても反省するばかりだ。 川勝知事の辞職に伴う知事選は5月9日告示、26日投開票の日程で行われる。現在は2氏が出馬表明し、選挙戦となる見通しだ。こ
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記者コラム「清流」 市民は見ている
この事態を招いたのは一体-。昨年来、沼津市と市議会の一部で起きた二つの「混乱」は、多くのことを考えさせられた。 これまで丁寧に記事化してきたため詳細は省くが、双方に共通していることがある。明らかに今日の状況を引き起こした当事者が、自身の振る舞いは一顧だにせず周囲に責任を転嫁している点だ。 当事者からすると、思っていたことと異なる展開となり、その結果追及にさらされたり、先方が強硬姿勢に出たりと想定外の流れに焦り、「自分は悪くない」との主張になっている。 「混乱」はいっときより落ち着きつつあるが、いまだに読者や取材先との間で話題になる。市民は市職員や議員の振る舞いに関心を寄せている。この点を想定
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記者コラム「清流」 つながりは地域の強み
静岡市葵区の藁科川流域で今春、明治時代に創立された清沢小と水見色小が長い歴史に幕を下ろした。「この学校は人に愛され、人を集め、みんなを育ててくれた」。住民主催の閉校式典を取材し、保護者代表の言葉に胸が熱くなった。 少子化の波に襲われ、県内でも中山間地を中心に小中学校がなくなっている。過去10年間に50校が閉校した。地域に根差した学校が消えるのは住民にとって断腸の思いのはずだ。 藁科川流域の場合、閉校は住民が話し合い、子どもを第一に考えて決めたという。式典にはあらゆる世代が一堂に会して“最後の校歌斉唱”を響かせた。その姿を見て、学校がなくなったとしても住民のつながりこそ
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コラム窓辺 管理と尊厳(中田健児/静岡少年鑑別所・法務少年支援センター静岡所長)
31年前、法務省に就職することを恩師に報告すると、「そういう現場なら…」と第48回アカデミー賞受賞作品「カッコーの巣の上で」を紹介されました。舞台設定は1963年の米オレゴン州立精神科病院。「どんだけ昔だよ!」と思いますよね。でも、まさしく不朽の名作でした。 作品が提起する「管理と尊厳」の問題は、令和の今日も変わりません。病院に限らず、矯正施設、高齢者施設、障害者施設、学校など、人間の命と暮らしを扱う現場では、不可避の重要課題です。 特に私の働く矯正施設は、犯罪に関わる施設ですから「管理」が最優先です。逃走や自殺の防止はもちろん、被収容者が犯罪を反省し、更生するためには、いじめ
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⚽清水エスパルス、富山にPK負け、敗退 ルヴァン杯1次ラウンド2回戦
JリーグのYBCルヴァン・カップは24日、各地で1次ラウンド2回戦9試合が行われた。J2清水はJ3富山にPK戦で敗れた。 ▽1次ラウンド2回戦(富山)▽観衆3257人富山(J3)0(0―0 0―0 延長 0―0 0―0))0 清水(J2) (PK6-5)先発メンバー総入れ替え 主導権握るも決定機逃す 清水はPK戦にもつれ込む激戦の末、カテゴリーが下の富山に敗れた。秋葉監督は「誰が出ても一定レベル以上の力を出して勝たないといけない」と、ここまで出場機会の少ない選手や若手中心で臨んだが、しぶとい相手の守備をこじ開けられず、苦杯をなめた。 清水は直近のリーグ戦から先発全員を入れ替えた。今季新
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菊地伊豆市長が大村氏支持表明【静岡県知事選】
伊豆市の菊地豊市長は24日の定例記者会見で、知事選(5月9日告示、26日投開票)について、元県副知事の大村慎一氏(60)を支持する意向を表明した。 菊地市長は支持の理由として、「元行政官として実務を着実に進めてくれるはず」と期待。「現職の知事では県東部は非常につらい思いをしてきた。県事業の予算配分の面でも、東部にも視野を広げてほしい」と求めた。 22日に同市役所で前浜松市長の鈴木康友氏(66)と報道陣に非公開で面会したことに触れ、浜松市の経済界との関係を念頭に「鈴木氏に対し、実績や政治手腕ではなく、県民はこれまでの県政の継続というイメージで見るだろうと申し上げた。はっきり申し上げるのが礼儀と
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浜名湖カキ殻 肥料に活用 日本オーガニック 資源を循環 地域に貢献
配合肥料製造・販売の日本オーガニック(浜松市浜名区)はこのほど、浜名湖産カキの殻を活用した肥料「まるっとやらまいか」を開発した。未利用資源の有効活用で持続可能な開発目標(SDGs)や地域に貢献する。 処理場で約1年かけて天日干しし、塩分を取り除いたカキ殻を粉砕。魚類や油の加工会社の未利用材など8~10種類と混ぜ合わせ、カキ殻は約10%の配分とした。「ミネラルが豊富なカキ殻を入れてさまざまな栄養素が混ざることで、作物の成長促進や土壌の改良効果が期待できる」という。 浜名湖カキの養殖業者から、年間約250トン発生する殻を肥料に生かせないかとの依頼が開発のきっかけ。肥料の価格高騰が始まった時期でも
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トリンク(浜松市中央区) スピード1.6倍の無風除電器発売
静電気・異物除去装置開発のトリンク(浜松市中央区)はこのほど、静電気除去のスピードを従来製品の1・6倍に改良したガンタイプの無風除電器「イオンジェットリンク」を発売した。自動車部品などの塗装や、薬品の調合などで効果を発揮するという。 イオン発生器を増強して静電気を除去するイオン量を1・5倍に上げ、無風時で約9・5秒だった除電を約6秒に短縮させた。重量は510グラム。 初年度の年間販売目標は240台。販売価格は税別25万6千円。
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⚽J3アスルクラロ沼津 23年度、2期連続で黒字 売上高5億円
J3沼津の運営会社アスルクラロスルガが24日発表した2023年度決算(23年2月~24年1月)は、利益面で大幅減となったものの、2期連続で黒字を確保した。22年末に新たな経営母体となって以降、収入面のほか、単体債務超過が解消されるなど財務面も改善が進んだ。 ユニホームスポンサーなどの広告収入が伸び、売上高は前期比17・6%増の5億1千万円。コロナ禍の行動規制解除で入場料収入も好調に推移し、全体を押し上げた。一方で、選手の待遇改善やスタッフを増やしたことなどから、経常利益は97%減の94万7千円、純利益も97・5%減の83万9千円と大幅減となった。24年度決算については、広告収入や入場料の増加
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⚽清水エスパルス さまざまな「オレ」楽しんで 5月3日にイベント
J2清水は5月3日に静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で行う栃木戦(午後2時キックオフ)で、「OLÈ FES(オレフェス)」と題した初のイベントを開催する。 チームカラーのオレンジや、応援のかけ声などさまざまな「オレ」を楽しむ企画。漫才コンクール「M-1グランプリ」の昨年大会で準優勝したお笑いコンビ「ヤーレンズ」が来場し、トークイベントで盛り上げる。チームの荷物を運ぶ用具車の展示なども行う。
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浜松・かんざんじロープウェイ リニューアル25周年 記念乗車券を発行
遠鉄観光開発(浜松市中央区)が同区舘山寺町で運営する「かんざんじロープウェイ」が24日、リニューアルから25周年を迎え、記念乗車券の発行を始めた。来年1月5日まで。 往復乗車券の購入者が対象。2017年から運行する「直虎ちゃんラッピング号」、1999年から2017年まで運行した「ひこパル号」「おりパル号」の3種類のいずれかをデザインした乗車券を配布する。期間中、25周年のロゴを印字した限定ロープウェイカードも希望者に配布するほか、売店で税込み500円以上買い物をすると、オリジナルロゴ入りステッカーを贈る企画も行っている。 往復乗車券の料金は中学生以上1100円、3歳~小学生550円。
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浜松の市立小中学校、児童生徒6万人割れ 減少傾向続く
浜松市教委は24日の定例会で、2024年度の市立小中学校の児童、生徒数を報告した。総数は前年度比1133人減の5万9184人と6万人を割り、減少傾向が続いている。 中学校(49校)の生徒数は230人減の1万9847人。新入学生徒は92人減の6575人だった。生徒数は浜名中(浜名区)の965人が最多で、水窪中(天竜区)の17人が最も少なかった。 小学校(97校)の児童数は903人減の3万9337人で、新入学児童は270人減の6045人となった。児童数は最多が内野小(浜名区)の1120人、最少は浦川小(天竜区)の8人だった。 発達支援学級は児童1710人、生徒756人とともに前年度から増加した。
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【魚影を追って】泳がせ ヒラメ船中6匹 沼津沖・船釣り、夢の座布団級? 大バラシも(松田智博/フィッシングライター)
4月中旬に沼津沖でヒラメ釣り。イワシが湾内に入っていて、海中は活気が出ている様子。この日の乗船者は平日にもかかわらず11人と盛況。幸松丸のここ数回の成績が良かったこともあり、釣り人の期待は大きい。 結果的には小潮という潮回りやイワシの群れの大きさ、潮の澄み具合などが影響し、船中6匹とやや寂しい釣果となったが、いくつかのドラマはあった。 沼津市の静浦漁港を出船し、釣り開始は午前5時10分。船長の合図と同時に仕掛けを投入。「はい、やってみて。水深は浅いよ、5メートル」。元気なイワシを海底に泳がせる。 海底から1メートル仕掛けを上げて…と臨戦態勢に入ろうとしている最中、餌のイワシは既
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「ラグビー塾」広がる輪 小中生対象 7月には対抗戦 静岡に続き 浜松、沼津でも
静岡県ラグビー協会は本年度、小中学生を対象とした「平日ラグビー塾」を静岡、浜松、沼津市の県内3カ所で開講する。これまで静岡市で開いていた「塾」を東部、西部に拡大し、子どもたちが競技に親しめる環境を整える狙い。 県内も開催地となった2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会を機に競技の人気は高まったが、その後は新型コロナウイルス禍の影響もあってブームは沈静化した。再び普及に向けて取り組みを活性化させようと、平日の夜に静岡市内の高校で行っていた「平日ラグビー塾」を浜松、沼津市でも同様に実施する。経験は不問。体の接触は原則なく、小中学生が覚えやすいルールに簡略化するなど楽しみやすい工夫を施し
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丸山製茶 茶農協継承 掛川で25日から生産
担い手不足で2023年8月に解散が決まった富士東製茶農協(掛川市東山)の運営を、地元茶商の丸山製茶(同市板沢)が引き継いだ。25日から、同社の「富士東茶工場」として新茶を生産する。 富士東製茶農協が操業を始めたのは1940年。協同組合の発足は掛川市周辺では先駆けだったという。東山の茶はしっかりとした味わいが特徴で固定ファンも多い。ただ、所属する茶農家は20年前と比べて半減し、高齢化も課題だった。 茶価の低迷により運営が苦しくなる中、複数の若手が組合を去ることを契機に昨夏、幕を下ろすと決めた。若手の1人、松浦永治さん(44)は「先に辞めた方が得になる状況だった」と経営の厳しさを語る。 丸山製茶
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釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部
東部 熱海 18はメジナやタカベ、ネンブツダイ。19日もメジナやタカベ、ネンブツダイ。20日はアオアジやメジナ、カサゴ、小マダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。21日はメジナや小ムツ、タカベ、スズメダイ、ネンブツダイが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 オレンジビーチでは投げ釣りでシロギス。カサゴ狙いの穴釣りなどもできる。海水浴シーズンになると釣りができなくなるため、今がおすすめ。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 20日午後の沼津沖船釣りは0.8~2キロのマダイ、20~25センチのマアジは時合(じあい)で入
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人事=静岡中央銀行(6月27日予定)
常務取締役(取締役香川支店長)浅賀友秋▽取締役(監査部長)森陽介▽同(営業企画部長兼業務支援部長)沢田武嗣▽監査役(事務部長)那須田研二▽退任 常務取締役高地尚之、常務取締役岳麓エリア長兼本店営業部長加藤貢、常勤監査役田代信幸
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駐日キューバ大使 友好関係深化求め 川勝知事を訪問
ヒセラ・ガルシア駐日キューバ大使らがこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、7月に浜名湖周辺で開催される「第2回浜名湖キューバ ヘミングウェイカップ」(実行委主催)を契機とした友好関係の深化を求めた。 同イベントはキューバで行われている世界的に有名なカジキ釣り大会にちなんで2022年に初開催した。浜名湖周辺の豊かな水産資源と観光資源をPRする目的で、今回は7月20、21の両日、浜名港でカジキ釣り大会など地域の魅力を発信し、渚園ではキューバとの交流企画を展開する。 ガルシア大使は「キューバと日本との良好な関係は古くから続いている。イベントを通じて友好関係をさらに深めていきたい」と話した。川勝知事は
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スズキ 車修理費用後払い 英新興企業に出資
スズキは、欧州で自動車修理やアフターサービス費用の後払いサービスを提供するバンパー・インターナショナル社(英国ロンドン)に出資した。出資額は非公表。 バンパー社は2013年創立。英国やドイツ、オランダ、スペイン、アイルランドで事業を展開するフィンテック企業。自動車修理やアフターサービスといったメンテナンス費用の決済に関連し、無金利で分割払いできる。 申し込む際に、顧客がオンラインで同社独自のAI(人工知能)審査を受けた後、サービス加盟店から登録店を選択して利用する。顧客は費用負担が緩和することでサービスが受けやすくなり、加盟店は集客につながる利点がある。 スズキはコーポレートベンチャーキャピ
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百貨店販売額3.1%減 1月の静岡県内、スーパーは0.3%減
関東経済産業局がまとめた1月の県内百貨店・スーパーの販売額は、既存店ベースで前年同月比0・8%減の386億5900万円だった。百貨店3店は3・1%減の57億5千万円と、4カ月連続で前年同月を下回った。店舗構成の変化などで、ハンドバッグや革製品など身の回り品の売り上げが減少した。 主力の衣料品は0・1%減の18億9800万円。飲食料品は2・0%減の15億4400万円。身の回り品は28・3%減の5億3千万円。宝飾や化粧品などその他の商品は3・7%増の14億3900万円。百貨店関係者は「バレンタイン催事で若い客層を取り込んだ結果、化粧品などの販売が好調に推移した」と語った。 スーパー159店の販売
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⚽藤枝MYFC 縦横無尽に走る頼れる先輩 MF永田からMF河上へ【J's HERO】
今回紹介するのは、ぼくがしゃべるたびに笑っていじってくる背番号33の河上将平選手です。 いつもピッチを縦横無尽に走り回り、走力を生かして攻守において存在感を放つ素晴らしい選手です。そして的確なアドバイスもくれ、とても頼れる先輩です。 ですが、練習中でも僕の滑舌をいじってきたり、何度も聞き直してきたりするところは本当に良くないと思います(笑)。 そんな河上選手の今後の活躍に期待大です。もうそろそろ点を取ってくれると思います。 ぼくにもたくさんパスを出してください。待ってます! (MF24 永田貫太) ※随時掲載。リレー形式で毎回、選手がチームメートを紹介します。
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中小企業DI 2月6.9ポイント下降 静岡県、2月の景況調査
静岡県中小企業団体中央会がまとめた2月の景況調査(60組合回答)によると、景気動向指数(DI)は、全産業のDIが前月比6・9ポイント下降のマイナス28・3だった。 業種別DIは、製造業が6・0ポイント下降のマイナス26・7。非製造業は7・8ポイント下降のマイナス30・0だった。 「価格転嫁交渉が進まず、先行き不透明感から設備投資の決断もできない」(生産用機械器具製造業)などの声があった。
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藤井聡太八冠、今年も沼津に 7月23日に棋聖戦第5局 山崎隆之八段と対局
沼津市は24日、将棋のタイトル戦「第95期棋聖戦」5番勝負第5局を7月23日に沼津御用邸記念公園東付属邸(同市)で開くこと発表した。山崎隆之八段が、藤井聡太棋聖=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・叡王との八冠=に挑む。 同市でのタイトル戦は2013年から計9回開催。藤井棋聖が対局し、市制100周年の節目だった昨年は、市が関連イベントを多数企画した。高校生と作成した関連グッズは完売し、商業施設でのパブリックビューイング(PV)には約300人が来場。対局する棋士2人に当日食べてほしい「勝負メシ」を市民公募するグルメ企画も大反響を呼び、経済波及効果やシティプロモーションの効果が大きかったという。
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In Hakamada’s Retrial, Prosecutors Are Wrong about Being Wrong David T. Johnson, Professor of Sociology, University of Hawaii
In March I went to Shizuoka to watch the retrial of Hakamada Iwao, who was sentenced to death in 1968 for the murder of four people in Shizuoka.Hakamada was convicted on the basis of highly dubious evidence, including a confession that was coerced after more than 200 hours of interrogation, and five
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2月の児童事故受け 焼津署や市、通学路などを合同点検
焼津市内で2月に小学生3人が車にはねられた事故を受け、市や焼津署、静岡県島田土木事務所などが、市内の小中学校の通学路や幼稚園・保育園の集団移動経路の合同点検を進めている。24日は中野弘道市長や菊地邦宏署長らが参加し、大富小学区で状況を確認した。 大富中に近い複数の交差点に足を運び、子どもたちが安全に通行する上での課題を洗い出した。参加者からは横断歩道の改良や路面表示の引き直しなどの意見が挙がった。 今回は市が毎年夏に行う点検とは別に、緊急的に実施している。各学校などに意見を求めながら選定した市内23カ所の点検場所を回った上で、26日に対策会議を開く。中野市長は「子どもたちの安全安心のため、し
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水道施設耐震化 支援強化要望へ 静岡県市長会
静岡県市長会は23日、静岡市内で定例市長会を開いた。5月に愛知県で開催される東海市長会で、能登半島地震で顕在化した水道施設耐震化に対して国の財政支援強化の要望を提案することなどを決めた。 草地博昭磐田市長が、能登半島地震で水道施設が被災して生活に大きな支障が出ているものの、多額の事業費がかかり、市町では対策が進まないと指摘。社会資本整備総合交付金の採択基準緩和や交付率のかさ上げを要望するよう求めた。 山下正行伊豆の国市長は、県の耐震化プロジェクト「TOUKAI―0」が2025年度で終了することを踏まえ、新耐震基準の木造住宅も補助対象にした26年度以降の耐震対策制度の構築について議論する必要性
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茶況(4月24日)盛期入りも買いに温度差 静岡市中、静岡茶市場県産一茶
静岡市中の県産一茶は雨前に摘採を進めた各産地から荷が届き、盛期入りの様相を見せた。上物の人気銘柄は予約完売する一方、大口の荷などは商談に時間を要するなど買い方に温度差がある。磐田は3000円から2000円前後。坂部は3000円台、初倉は2000円台の荷が中心。金谷は6000円台半ばから前半で手堅くまとまった。 静岡茶市場の県産一茶では、本山筋の選別買いが目立つ。手摘み物は1万円台を保つが、足久保や藁科など出荷産地が増えたことから、5000円台の荷では買い疲れの気配も出てきた。初荷を届けた生産者は「相場が厳しい。選別買いが徹底されているため、品質には注意を払いたい」と話した。◇静岡茶市場一番荒
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東海道線で倒木 トレーラー接触、一時運転見合わせ
24日午前6時50分ごろ、静岡市清水区の国道1号富士由比バイパス上りの由比漁港付近で、同市駿河区の男性トラック運転手(63)が運転する大型トレーラーが道路脇の樹木に衝突し、折れた長さ約6メートルの樹木がJR東海道線の線路をふさいだ。この影響で沼津―静岡間の上下線で一時運転を見合わせ、特急を含む25本が全区間で運休、49本が部分運休したほか、普通列車18本が最大で約2時間遅れ、約2万3500人に影響が出た。
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渓流情報=鮎沢川(15~21日、アマゴ)
鮎沢川(15~21日、アマゴ) 24~45センチが足柄ふれあい公園前0~3匹、新千足橋付近や向田橋付近0~5匹。24~40センチが新金時橋付近0~2匹、牛渕付近やのんと橋付近0~3匹。竜良川、大堰橋付近24~40センチ0~2匹。馬伏川、衛生センター前24~40センチ0~2匹。20日午前にアマゴ成魚100キロを鮎沢川、竜良川、馬伏川に放流した。 (鮎沢川漁協) ◇詳細は、各漁協へ。
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新遊具に歓声 浜名区の特支 スズキ教育文化財団寄贈
浜松市浜名区細江町の浜松みをつくし特別支援学校は23日、校庭に設置された複合遊具のお披露目会を同校で開いた。小学部5、6年の約30人が体験し、新たな遊び場の登場を喜んだ。 遊具はスズキ教育文化財団(同市)から寄贈を受けた。滑り台やジャングルジム、ボルダリングなどが楽しめる。6年の深津竣介君(11)は「新しい遊具ができてうれしい。また遊びたい」と笑顔を見せた。
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新入学児の下校見守り 下田署など「知らない人について行っちゃだめ!!」
下田署など防犯関係団体はこのほど、新入学に合わせた児童の下校見守り活動を下田小と河津小で実施した。 署員と同署管内防犯協会の防犯指導員と地域安全推進員に加え、防犯に関する覚書を同署と締結している警備会社の社員も参加。低学年児童を中心に「寄り道はしないように」と呼びかけた。 同署生活安全課の佐竹直邦課長は「知らない人にはついて行かないようにと各家庭でも改めて指導してもらいたい」と訴えた。
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人権擁護委員の東さん意気込み 裾野市長を訪問
裾野市の新しい人権擁護委員に就任した東弘子さん(61)が22日、市役所に村田悠市長を訪ね、「人権について勉強しながら頑張っていきたい」と抱負を話した。 任期は3年。東さんは小学校教諭を長年務めた。再任された5人の委員とともに、市民対象の相談業務や街頭啓発活動、子どもの人権教室などに携わる。 委員を2期務めた勝又敦子さん(69)は退任した。
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春をテーマに山岳写真映写会 27日、掛川の小川さん
掛川市の山岳ガイド小川正育さんが27日午後1時から、春をテーマにした山岳写真の映写会を同市大渕の市大須賀市民交流センターで開く。 北海道の大雪山系や長野県安曇野市の山々、静岡と山梨の両県にまたがる天子山地などの春の風景を切り取った写真を紹介する。ハイキングや登山に関する質問にも応じる。 参加無料。問い合わせは小川さん<電090(7952)6856>へ。
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茶業の発展を祈願 川根本町振興協が献茶式
川根本町茶業振興協議会は22日、2024年度の献茶式を同町の道の駅「フォーレなかかわね茶茗館」で開いた。生産者ら21人が参加し、川根茶のさらなる発展を祈願した。 同協議会会長の薗田靖邦川根本町長が、前日に町内で手摘みした新茶を祭壇にささげた。薗田町長はあいさつで「町にとってお茶は重要な産業。最大限支援をしていく」と述べた。
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有事に備え市内の地形把握 島田市が防災マイスター講座
島田市は24日、若手職員向けに実施する2024年度防災マイスター育成講座を市役所で開講した。24人が受講し、1年間防災に関する知識や技能を学ぶ。 初回は今福博文危機管理部長が講師を務め、市内の地形や地区ごとの雨量の違いなどを説明した。広報プロモーション課の小浜翔さんは「正しい知識を身につけ、有事に冷静に行動したい」と意気込んだ。講座では今後、浜岡原子力発電所の見学やドローンの操作体験なども行う。
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吉田町の日本語教室 ボランティアを募集
吉田町は5月13日まで、町内在住の外国人に向けた日本語教室で会話などを手伝うボランティアを募集している。同町ホームページなどで受け付ける。 10月から開かれる教室で「買い物」や「行事」など各回のテーマに沿った日常会話の相手役を担う。事前にボランティアの養成講座があり、コミュニケーションの取り方を学ぶ。町担当者は「地域の輪を広げるためにも参加してほしい」と話す。
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強要未遂の疑い 焼津署
焼津署は24日、強要未遂の疑いで静岡市駿河区敷地1丁目、飲食店経営の男(35)を逮捕した。逮捕容疑は4月中旬、交際相手の女性に対し、女性のわいせつな動画を投稿すると脅迫し、面会を強要しようとした疑い。
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民家3軒に侵入し金品盗もうとした疑い 浜松中央署
浜松中央署は24日、住居侵入と窃盗未遂の疑いで、住所、職業不詳の男(62)を逮捕した。逮捕容疑は1月下旬、浜松市中央区の民家3軒に侵入し、金品を盗もうとした疑い。同署によると、いずれも同じ日の犯行で、窓ガラスを割って侵入したとみられる。
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不同意わいせつ未遂の疑い 静岡南署
静岡南署は24日、不同意わいせつ未遂の疑いで静岡市葵区安倍口団地、アルバイト清掃員の男(54)を逮捕した。逮捕容疑は3月下旬ごろ、静岡市内の河川敷で女性の腕をつかみ、わいせつな言葉を発したり、わいせつな行為を要求したりした疑い。同署によると、女性がその場から逃げて通行人を通じて110番し、同署が捜査していた。
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大名行列の所作みっちり 城山中生ら足の運び確認 27日「いわた大祭り」
磐田市の見付宿場通りで27日に開かれる「いわた大祭り 遠州大名行列・舞車」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、大名行列に参加する地元中学生らが稽古に励んでいる。本番では生徒らを含む約100人が江戸時代の衣装を着て行列をつくって練り歩き、参勤交代の道中風景を再現する。 21日夜の練習会には、城山中の生徒や祭り関係者ら約80人が参加した。武家の家来「奴(やっこ)」役を演じる生徒は、荷物を入れる「挟み箱」や槍(やり)などの道具を担いで歩くペースや動作を確認。「徒(かち)」役を務める生徒や住民有志らは隊列を組み、歩き方や目線の位置といった細かい動きを練習した。 オープニングイベントでは
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クラウンメロン 高橋さん(袋井)優等賞 若手品評会
クラウンメロンの若手生産者を対象とした品評会(県温室農業協同組合クラウンメロン支所青年部主催)がこのほど、袋井市小山の同支所で開かれた。最高の優等賞には高橋正行さん(同市)が輝いた。 袋井、浜松、掛川市に住む36歳以下の生産者16人が、6玉一組で出品した。市場関係者や栽培指導部門の生産者らが審査員を務め、外観のそろいや食感、糖度などを確認した。 クラウンメロンの品質向上、生産者の育成などを目的とし、30回目。同支所によると、今年も質の高いメロンがそろったという。 その他の入賞者は次の通り。 1等賞 寺田利明(袋井市)▽2等賞 金原大貴(同)▽3等賞 岡本竜始(掛川市)
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大地震の初動、情報伝達を実践 御前崎市が職員参集訓練
御前崎市は24日、大規模地震発生を想定した職員参集訓練を行った。新年度で庁内の人員配置が入れ替わったことを受け、初動対応や情報伝達を実践し、危機意識を高めた。 市職員378人を対象に実施した。午前6時50分、市災害対策本部会議の立ち上げと同時に参集メールが一斉に送信され、悪天候の条件で1時間以内に73・3%に当たる277人が市役所に駆け付けた。各部署ではそれぞれ災害発生直後に行う業務などを確認し、庁舎内の連携体制を強化した。 下村勝市長は「災害発生は防げなくても被害は最小限に抑えることができる。公的支援を提供する側として、日頃から備えを心がけてほしい」と訓示した。
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篠原産タマネギが金賞 野菜ソムリエサミット 宮本さん、庄島さんが浜松市に報告
宮本肥料店(浜松市中央区)の野菜コンサルタント宮本和典さん(44)と庄島農縁(同区)の庄島航社長(42)が22日、浜松市役所の清水克農林水産担当部長を訪ね、それぞれが篠原地区で栽培したタマネギが、野菜や加工品の品評会「野菜ソムリエサミット」で金賞を受賞したと報告した。 日本野菜ソムリエ協会(東京都)が毎月開く品評会の3月開催に、宮本さんは有機栽培で育ててリンゴのような香りが感じられるという「アップル玉ねぎ」、庄島さんはさわやかな甘みが特徴の「新たまねぎ たまえ」を出品した。 庄島さんは「浜松産のおいしさをPRしたい」と話し、宮本さんは「有機栽培技術を高めて浜松ブランドをつくりたい」と語った。
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座敷のぼりで職人技堪能 湖西、昭和初期製作 端午の節句合わせ展示
湖西市新居町の小松楼まちづくり交流館で端午の節句に合わせ5月末まで、昭和初期に製作された「座敷のぼり」を展示している。 芸者の置き屋として栄えた小松楼で、1937(昭和12)年ごろに誕生した店主の長男の健やかな成長を祈り飾られていた。本来は家の前に設置するのぼりや吹き流し、やりなどの外飾りを室内用に小さく作ったもので、縦110センチ、横80センチ。陣がさや太鼓、かしわ餅など端午の節句にちなんだ飾りも並ぶ。 座敷のぼりの台座は漆塗りで螺鈿(らでん)細工や金蒔絵(まきえ)が施された豪華なつくりが特徴。交流館を管理するNPO法人新居まちネットの寺田敏幸理事長は「今ではほとんど見られない細部のこだわ
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「産業人の力で地域振興を」 大坪所長(静岡産業大総合研究所)掛川で講演
静岡産業大総合研究所の大坪檀所長(95)が22日、掛川市内で開かれた中小企業経営者らの自己研さん組織マネジメント・リッチ・クラブ(MRC)の総会で講演した。「人口流出と事業革新」と題して社会環境の変化を解説し、成長産業への挑戦を呼びかけた。 若者流出の要因の一つに大都市圏との所得格差があるとして、賃上げの原資確保に向けた体質改善を促した。地域振興を政治に任せるべきではないとの見解を示し「この地域をどうするかは産業人に懸かっている」と力を込めた。 成長の鍵に、事業のグローバル化と製品・サービスの高付加価値化を挙げた。業務提携や新事業参入の事例を紹介した上で「遠慮なく海外から学ぶ姿勢が大事になる
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浜北吹奏楽団 6月2日浜松定演 ミュージカル、アニメ映画の曲披露
静岡県西部の吹奏楽愛好家でつくる浜北吹奏楽団は6月2日午後1時半から、第33回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜名区のサーラ音楽ホールで開く。団員たちが本番に向け、同ホールなどで練習に励んでいる。 ミュージカル「レ・ミゼラブル」やアニメ映画「千と千尋の神隠し」の曲などを披露する。広報担当の佐藤博さん(53)は「聴いたら場面が浮かぶような演奏をしたい」と意気込む。 入場無料だが、同ホールや市内の各協働センターなどで配布している整理券が必要。
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18花壇の個人、団体表彰 デザインや管理状態審査 袋井
花壇のデザインや管理状態、周辺との調和などを審査する「袋井市花いっぱいコンクール」(袋井市、花咲くふくろい推進協議会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、市役所で開かれた。入賞した18の花壇を手がけた個人、団体に大場規之市長らが賞状を手渡した。 4部門で審査し、最優秀賞には、地域団体の部が山梨花の会、学校・企業・施設の部が三川コミュニティーセンター三川花づくりの会、名人位の部は大場宏周さんが選ばれた。個人の部は該当者がいなかった。 花と緑にあふれたまちづくりの推進を目指して開催していて、34回目。応募のあった28花壇のうち、事前審査を通過した22花壇を対象に審査を行った。
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木村鋳造所(清水町) 発泡スチロール加工技術生かす 駿豆線三島駅に立体看板
伊豆箱根鉄道は24日、同社として初の立体看板を駿豆線の三島駅に設置した。鋳物製造販売の木村鋳造所(清水町)が、鋳物づくりの型として使う発泡スチロールの加工技術を生かして制作した。地元企業の技術力を生かし、広告価値や企業価値の向上を目指す。 木村鋳造所から看板の設置依頼を受けた伊豆箱根鉄道が「木村鋳造所の独自技術を生かした目立つ看板をつくろう」と企画した。軽量の発泡スチロールを使用し、安全上の問題をクリアし、改札近くのホームに設けた。横8メートル、縦1・5メートルの広告の左に位置する同社のキャラクター「チューゾーくん」を立体化した。 伊豆箱根鉄道は今後も、看板の立体化を検討する。担当者は「企業
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バレエ教室「コンセルヴァトリー・オブ・ダンス」 チェコ公演に向け 「成果発揮」誓う 小中学生 伊豆の国市長訪問
伊豆の国市のバレエ教室「コンセルヴァトリー・オブ・ダンス」の小中学生7人がこのほど、市役所に山下正行市長を訪問し、26日から12日間チェコに渡航して、現地でコンテンポラリーダンスを披露することなどを報告した。 昨年12月に市内で開かれたチェコの「プラハ・チェンバー・バレエ団」の公演がきっかけで実現した。現地ではリメークした着物などの衣装で空手や柔道、日舞といった技や動きを取り入れたパフォーマンスを披露する。 滞在中に子どもたちは同団とつながりのある現地のバレエ教室にも参加する予定。クラシックやジャズダンスなどのレッスンを受けたり、バレエ団のリハーサルを見学したりすることでレベルアップを図る。
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中高生の海外派遣再開 清水町国際交流協総会で承認
清水町国際交流協会と町は22日、2024年度総会を町役場で開き、コロナ禍で中止していた中高生の海外派遣事業再開などの事業計画を承認した。5年ぶりに姉妹都市のカナダ・スコーミッシュ市でホームステイする。 同市はバンクーバーから約60キロ北に位置し、ロッククライミングの聖地といわれている。中高生は夏休みを利用して8月13~21日、現地でホストファミリーと交流しながら英語を学習する。同協会は5月10日まで参加者を募集する。 同協会の稲本憲紀会長は「海外でホームステイを経験した子どもたちが成長して帰ってくることを期待する」とあいさつした。
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特殊詐欺未然防止 協力者に感謝状 富士宮署
富士宮署は22日、特殊詐欺被害の未然防止に協力した店舗と店員ら功労者に感謝状を贈った。 ファミリーマート富士宮万野原店は、高田麻未さんが電子ギフトカードを購入しようとしている高齢女性に理由を尋ねた。富士宮信用金庫上井出支店は、佐野俊輔さんと江原育美さんが振り込みを急ごうとする男性に詳しく話を聞いた。富士宮郵便局は、大畑由佳さんと西井志保美さんが電話をしながらATMを操作する女性の被害を疑い説得した。 影山勝彦署長は、SNS型投資詐欺やロマンス詐欺の被害が県内でも多発していることに触れ「複数回にわたる口座取引の傾向がある。気づいたら積極的に声をかけてほしい」と協力を求めた。
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能登の教訓生かせ 抜き打ち参集訓練 長泉町
長泉町は能登半島地震を教訓に休日の21日夕、抜き打ちの職員参集訓練を行った。対象の65%が2時間以内に集まり、災害対応初動体制を確認した。 能登半島地震と同時刻の午後4時10分に、町内で最大震度6強の揺れを観測したとの想定。訓練では全職員が参集可否状況をシステムに入力。本部室職員46人のうち、30人が2時間以内に所定場所に駆けつけた。 町によると、能登半島地震発災当初の現地職員参集率は20~62%。椎田清隆地域防災課長は発災時に個人の被災状況やインフラへの影響を考慮する必要があるとした上で「訓練の参集率は高い方だと思う。休日の状況を検証することができた」と総括した。
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「新知事は県全体見て」 沼津市長が“注文” 定例会見
沼津市の頼重秀一市長は24日の定例記者会見で、知事選(5月9日告示、26日投開票)に関し特定候補の支持に言及せず、望む新知事像を「事業や予算配分が昔から“西高東低”と言われている。県全体を見てやってほしい」と注文した。 JR沼津駅の鉄道高架化や、能登半島地震を踏まえた伊豆半島の防災対策、人口減対策としての広域連携の推進に期待を示した。サッカーJ3アスルクラロ沼津の本拠地・県営愛鷹広域公園多目的競技場についても言及。J2昇格時は5年以内の施設基準のクリアが求められることから「環境整備について議論していきたい。東部唯一のJリーグチームである点に目を向けてほしい」と訴えた。 28日で市長2期目の任
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伊東でのロケ 23年度83件 官民が実績報告 決定率56・1%
官民一体でロケの誘致や支援に取り組む伊東市の「伊東ロケーションサービス」は23日、市役所で総会を開き、2023年度のロケの受け入れ実績を報告した。148件の問い合わせに対して撮影決定数は83件で、決定率は56・1%だった。 撮影決定数は22年度の94件を下回った。23年5月に新型コロナの感染症法上の位置付けが変わり、海外を含め移動の自由度が高まったことで選択肢が多様化したのが一因とみられる。 内訳はテレビのバラエティーが30件と最も多く、テレビの情報番組が14件と続いた。市観光課の担当者は「市をそのまま紹介してもらい、即効性のある情報発信に寄与している」と説明した。そのほかウェブ配信番組8件
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御殿場市制70周年 記念実行委初会合 本年度は30事業実施
2025年2月に市制施行70周年を迎える御殿場市は22日、記念事業実行委員会の初会合を市役所で開いた。本年度は新規、継続を合わせて約30の記念事業を実施する方針を決めた。 第一歩として11日に開催した大相撲の春巡業御殿場場所は約3200人の来場があった。計画では25年3月に記念式典を開くほか、若者の参画を意識して「東京ガールズコレクション」とコラボした企画を展開する。24年10月に予定する「ごてんばの日」のイベントをはじめ、継続事業にも市制70周年の冠を付ける。市内財産区の設立70周年と連動した事業も検討する。 実行委員長の勝又正美市長は「市民や市ゆかりの人と祝い、今後の発展につなげる」と述
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新規就農者に補助金 担い手不足解消へ長泉町新設
長泉町は、農業の担い手不足解消を図ろうと新規就農者に対する育成支援補助金を新設した。100万円が上限。近年、農業従事者が減少傾向で年齢を問わず町内で就農する人材を確保する。 JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)などと連携した事業「きままに就農」の研修を受けることが条件。種植えや苗作り、出荷など生産から販売を行う実践的研修で、終了後、独立すると農業用ハウス設置や農機購入、ホームページやチラシ作成など初期投資の一部を補助する。 本格就農を目指す杉山克也さん(55)は24日、町役場を訪れ支援内容を確認。「不安もあるが、楽しみの方が大きい。町の支援はありがたい」と笑顔を見せた。
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熱海市、宿泊客数 訂正 22、23年 事業者ミス
熱海市は24日、入湯税の実績に基づき算出している宿泊客数について、2022年を229万2884人(前年比49・6%増)、23年を282万4317人(同23・2%増)にそれぞれ訂正したと発表した。 特別徴収義務者を務める宿泊事業者の1施設が3月中旬、免税人員の数を過大に報告していたと市に申告した。市によると、施設側が関係資料の数値を転記ミスしたのが原因とみられ、宿泊客数が実際よりも22年が34人、23年が8594人それぞれ多くなった。免税人員の誤差のため、課税の状況に問題はないという。
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子育て交流企画に富士の3社が寄付 市のCF活用
富士市内の民間企業3社が24日、SDGs(持続可能な開発目標)関連の活動を応援する市独自のクラウドファンディング(CF)に計50万円を寄付した。寄付金はサッカーJ2清水エスパルスと一般社団法人コドモノプラスが6月に開催する子育て家族交流イベントの事業費に充てる。 モチヅキ美装、プランニング富士、宝楽が、市SDGsポータルサイトを通して実施した。イベントは6月16、23の両日、同市久沢のエスパルスドリームフィールド富士で1、2歳児の親子向けに開く。人工芝でのハイハイレースなどを通して親睦を深める。 市役所で贈呈式が開かれ、3社の代表者が小長井義正市長に目録を手渡した。
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督促状のコード 記載期限に誤り 函南町、2406件
函南町は24日、固定資産税などの督促状2406件で、納付書に記載されたバーコードの取り扱い期限に誤りがあったと発表した。本来より1日後だったため、期限最終日と記載された20日にコンビニ支払いできない状態だった。対象者から問い合わせがあり、判明した。 町税務課によると、23日までに8人がコンビニ支払いしようとしたが、できなかったことが確認された。窓口納付した対象者以外は新たな取り扱い期限を設定した納付書を送付した。 督促状は2月29日が納付期限だった固定資産、町県民、国民健康保険の3税目に対して発送した。町は督促状の記載内容を複数人で確認するなど再発防止策を講じるとしている。
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熱海市宿泊税、事業者に説明会 来春導入の制度概要や支援策
熱海市が来年4月に県内初導入を予定している宿泊税について、特別徴収義務者となる宿泊事業者向けの説明会が24日、市役所で始まった。市内386のホテル・旅館や民泊施設が対象で、市が税の制度概要や事業者への支援策などを説明する。25日まで。 市は宿泊税の導入背景として、人口減少と高齢化による厳しい財政見通しを挙げた。市内の宿泊施設で1人1泊につき200円を徴収し、観光振興の財源に使途を限定するとした。特別徴収義務者には事務負担に対する交付金を出すほか、宿泊税導入のシステム整備費を補助する。 市は宿泊事業者の質問を受け付けている。問い合わせは市税務課<電0557(86)6144>へ。
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電力料金高騰支援の交付金申請 浜松市、期限を延長
浜松市はエネルギー価格高騰の影響を受ける市内の中小事業者などを支援する「電力量料金高騰対策支援交付金」の申請受付期限について、当初の締め切りだった今月30日から5月31日に延長する。 対象は高圧、特別高圧の契約をしている中小事業者や個人事業主、工業団地・商業施設内のテナントなど。2023年7~12月の電力使用量1キロワット当たり1円を交付する。申請は市ホームページの申請フォームや郵送で受け付ける。 市産業振興課の担当者は「対象にもかかわらず、まだ申請していない事業者が多い。ぜひ交付金を活用してほしい」と話す。問い合わせは平日の午前8時半~午後5時15分に同交付金事務局<電0570(025)7
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掛川の岩本さん SSクラス優勝 日将連浜松支部4月大会
日本将棋連盟浜松支部の4月大会がこのほど、浜松市中央区の積志協働センターで開かれた。69人が参加し、最強のSSクラスで岩本倖さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①岩本倖(掛川市)②高〓烝(浜名区)③田中雅英(中央区)▽S ①河合将輝(浜名区)②岡本徳裕(磐田市)③渥美孝太郎(中央区)▽A ①幸田好司(磐田市)②川口哲也(中央区)③藤原紳裕(御前崎市)▽B ①高瀬冬馬(中央区)②伊藤龍(浜名区)③佐久間庸生(中央区)▽C ①山下浩之(浜名区)②鈴木繁(磐田市)③鈴木勉(森町) ※高〓烝の〓は木ヘンに却の去がタ
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おいでん祭 9月28日 湖西市長会見
湖西市の影山剛士市長は24日の定例記者会見で、同市の夏を締めくくるイベント「第29回湖西おいでん祭」(実行委主催)を、9月28日正午~午後8時に同市新居町のボートレース浜名湖西駐車場で開くと発表した。 例年、会場や時期を分けていた消防フェスタと環境フェアを、今年は同じ会場で同時開催する。同日夜には、湖西湖上花火大会が同市鷲津の表鷲津湖岸公園で開かれる予定。 実行委事務局の市文化観光課によると、おいでん祭は昨年度、熱中症対策のため8月下旬から9月中旬へ開催時期を変更したが、今年も暑さ対策やボートレース場との日程調整でさらに10日ほど遅い日に変更した。目玉である市民総おどりやステージイベントの参
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“お山の暮らし”魅力発信 水窪の夫妻企画 27日浜松市天竜区二俣で「結の市」
浜松市天竜区水窪町在住の手塚崇貴さん・めぐみさん夫妻が運営する「スタジオMUSUBI(むすび)」が27日午前10時~午後3時、催し「天竜マルシェ結の市」を同区二俣町の商業施設「森のマルシェきころ」で開く。近隣地域や川根本町などから、自然由来の雑貨や地元産食材を扱うカフェなど16事業者が出店して“お山の暮らし”の良さを紹介する。 米粉の菓子や染め物、雑穀などのブースが並ぶ。同区二俣町の「アトリエいもほり」がルームフレグランスの作り方を、地域おこしを担う浜松山里いきいき応援隊の平野健寿さんが世界の木製玩具を紹介するワークショップをそれぞれ行う。手塚さん夫妻が中心となって今
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バランス感覚持ち県の政策を進めて 知事選巡り湖西市長
湖西市の影山剛士市長は24日の定例記者会見で、知事選(5月9日告示、26日投開票)を巡り新知事に求める姿勢として「バランス感覚を持ち、県の政策を前に進めてもらいたい」と述べた。特定候補を支援する意向は示さなかった。 影山市長は24日までに知事選への立候補を表明した元副知事の大村慎一氏(60)と、前浜松市長の鈴木康友氏(66)のどちらとも以前から面識があると説明。「(選挙戦が)地域間の戦いになることは誰も望まない。全県的なバランス感覚が必要」とした。 5月10日に辞職する川勝平太知事については「バッテリーパークの整備など、県の産業の中で湖西市を重視してもらい感謝している」と述べた。
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産学官連携図る浜医大発法人 1000万円研究着手に意欲
浜松医科大(今野弘之学長)の産学官連携を図るために発足した同大発の法人「はままつ共創リエゾン奏(かなで)」(山本清二代表)について、今野学長と山本代表が24日、浜松市中央区で記者会見し、法人が浜医大と企業、団体をつなぎ、共同研究を迅速に進める計画を発表した。 同法人は浜医大や県西部の企業が加わる「はままつ医工連携拠点」が、この十数年で医療機器を約20件開発した実績を受け継ぐ。大学と企業の連携ノウハウなどを生かし、本年度中に1千万円規模の共同研究3件の着手につなげたい考え。 山本代表は市がものづくりの街として知られることに触れ「スタートアップの集積地で、新しいプラットフォームによる社会課題解決
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夫婦の切り絵と竹細工職人作品展 磐田で26日まで
切り絵を趣味とする磐田市の夫婦と竹細工職人による合同作品展が26日まで、同市二之宮のギャラリー&カフェグルッペちぐさで開かれている。故郷の風景をモチーフに、独自の技法で仕上げた切り絵や竹製のカバンなど計約50点が並ぶ。 京都府出身の砂越徹さん(69)、ミドリさん(69)夫婦は、神谷太刀宮神社といった地元の風景を白黒の切り絵で表現。A1サイズの大作「瞬!」は、ガンが川から飛び立つ水しぶきや泡を、線の太さに強弱をつけて立体的に切り取った。 磐田市刑部島の竹工房「達」の石井達二さん(62)はハンドバッグをはじめ、茶わんかごやキーホルダー、アクセサリーなどの竹製商品を展示販売している。
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30万円とタオル 県社協に寄贈 静岡銀行従業員組合
静岡銀行従業員組合(静岡市清水区)は23日、地域貢献の一環で県社会福祉協議会に現金30万円とタオル1200本を寄贈した。 同市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた贈呈式で、同組合の石井裕希中央執行委員長が県社協の藤原学常務理事に目録を手渡し、「地域の一員として組合が一丸となって、これからも力になりたい」と話した。県社協は寄付金を社会福祉事業に活用し、タオルは県児童養護施設協議会を通じて12施設に届ける予定。 寄付金は1980年から継続的に贈っており、今回で44回目。
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【浜名湖花博】会場周辺エリアでデジタルスタンプリレー 4商工会
遠州信用金庫(浜松市中央区)は同区で開催中の「浜名湖花博2024」に合わせ、会場周辺エリアの4商工会が連携するデジタルスタンプイベントリレーを7月末まで実施している。地域商店街の消費促進や観光交流人口拡大を図る。 参加するのは奥浜名湖、湖西市、新居町、浜名の4商工会。専用アプリ「toypo(トイポ)」を介して、花博会場の浜名湖ガーデンパーク、はままつフラワーパーク、イベント登録店の飲食、小売り、観光施設などの訪問先で、スタンプを収集できる。設定された個数を集めると、地元産牛肉や銘菓などの特産品や商品券が抽選で当たる。 6日にスタートした奥浜名湖(6月2日まで)は54店、5月1日から始まる湖西
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針金×フェルトで自由に物語表現 作品展27日開幕 静岡・駿府博物館
静岡市駿河区の駿府博物館で27日、針金人形作家MASASHIさんと、立体フェルト刺しゅう作家PieniSieniさんによる作品展「素材にいのちを吹き込む-針金とフェルトの世界」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)が開幕する。作品の展示作業が24日、行われた。 MASASHIさんは針金を巻いて制作する表情豊かな人形など約300点を出品する。静岡県をかたどった強化段ボールをベースに人形を配置したり、サッカーの試合を表現したり、来場者が楽しめるような工夫をこらした。「人形の表情はさまざま。物語を自由に思い浮かべてほしい」と話す。 フェルトと刺しゅう糸で写実的に生物を表現するPieniSieniさんの
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12月のジュビロマラソン 7月11日エントリー開始
12月15日に磐田市内で開催される第27回ジュビロ磐田メモリアルマラソン(NPO法人市スポーツ協会主催)の実行委設立総会が23日夜、市役所で開かれた。前回の約5600人を上回る参加者数を目指し、7月11日からエントリーを受け付ける方針を決めた。 ヤマハスタジアムを発着点とするハーフマラソン、5キロ、3キロの各コースを設け、定員は計8千人とする方針。今後、飲食ブースの充実など、参加者増に向けた取り組みを検討する。ジュビロの選手も一緒に走ったり、沿道で盛り上げに一役買ったりする予定。 ハーフマラソンは、交通整理を担うボランティアの負担や交通規制に伴う生活道路への影響を軽減するため、コース終盤の一
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ワサビの出来を品評 静岡市葵区で安倍山葵業組合
静岡市葵区のワサビ生産者74人でつくる「安倍山葵業組合」(出雲清教組合長)は23日、本年度の通常総会を同区で開き、今後の事業計画の決定や品評会などを行った。 組合員や県、市の関係者ら50人ほどが出席。出雲組合長が「組合員が連携・協力して、今後もワサビ栽培に頑張りたい」とあいさつした。議事では育苗事業や園地整備の推進、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に選ばれた「静岡水わさびの伝統栽培」のPR活動など、本年度の事業計画を発表した。 品評会には1年から1年半ほど育成したワサビ33点が出品され、出席者が緑色の鮮やかさや全体の形状などを見定め投票を行った。
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安全運転管理推進 3事業所を指定 清水署と地区安管協
清水署と清水地区安全運転管理協会は23日、本年度の安全運転管理推進事業所に3事業所を指定し、同署で指定証交付式を開いた。 指定されたのはサッカーJリーグ2部清水エスパルスの運営会社エスパルス(山室晋也社長)、清水区役所蒲原支所(岩崎千洋支所長)、港北消防署(酒井淳司署長)の3事業所。管内の安全運転管理者等選任事業所845事業所(3月末時点)の中から選ばれた。 交付式で同協会の苅和進会長は「他の事業所の手本となり、1件でも交通事故削減に寄与してもらえれば」とあいさつ。清水署の鈴木正勝署長は「区内の人身事故は昨年と比べ増加傾向。従業員と家族で模範運転と事故防止に取り組んでほしい」と呼びかけた。
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海の安全運動推進 関係機関が会議 静岡市清水区
清水地区海の安全運動推進連絡会議は24日、本年度の会合を静岡市清水区の清水マリンビルで開いた。市内を中心に関係機関や団体から約30人が参加し、昨年度の活動や事故発生状況、本年度の運動実施計画などを議論した。 清水海上保安部の小川一夫部長は「船舶海難が昨年を大きく上回るペースで発生しているが、基本的事項を順守していれば防げたものがほとんど」と話し、関係機関が連携して実効性のある啓発活動などを行う重要性を強調した。 連絡会議は2021年11月に発足し、海事関係機関や団体が事故防止に向けて情報共有と取り組みを決定している。
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プロの声 身近に幅広く FM島田パーソナリティーが読み上げ 記念動画や施設放送サービス
島田市のコミュニティーFM放送局「FM島田」は、プロのパーソナリティーによるナレーション制作サービス「オトトル」を開始した。記念動画の音声や施設内アナウンス、市のプロモーションなど個人や団体を問わず、身近で幅広い利用を想定する。 ECサイトからプランを選んで発注し、あらかじめ準備した原稿をパーソナリティーらがスタジオで読み上げて収録する。デジタル編集に適した音声データで納品する。 中根弘貴放送局長は「AIによる音声もあるが、温かみなど肉声の魅力や可能性を試したい。オンラインによるサービスを通じ、コミュニティーFM放送局の商圏拡大にもつなげたい」と話した。 プランは500文字で8千円から。ナレ
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静岡市議会 25日正副議長選 立候補予定者が所信表明
静岡市議会は24日、正副議長選の立候補予定者の所信表明会を市役所静岡庁舎で開いた。議長候補の大村一雄氏(自民党市議団)と副議長候補の白鳥実氏(創生静岡)、井上智仁氏(公明党市議会)がそれぞれ決意を語った。正副議長選は25日の市議会臨時会で行われる。 大村氏は力を入れたい市政課題として危機管理体制の強化を挙げ「直近の災害で明らかになった課題を教訓とし、市民の安全安心のため努力したい。市当局と市議会が車の両輪となり、市の発展に尽力する」と力を込めた。 白鳥氏は議会改革の必要性を語り「2012年に制定された議会基本条例の検証を若手議員で行うことを提言する。市議会が建設的な議論の場となるよう注力する
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隈研吾さん監修のスツール制作体験 静岡市駿河区
静岡市駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」は27日から、建築家の隈研吾さんが設計・監修したスツール(腰かけ)「タテヨコナナメ」のコンセプトを元にした木工特別体験を始める。 同施設が隈さんに要請、快諾を受けた取り組みで、隈さん側がスツールのデザインを提案した。県内産のヒノキ材を使って事前に途中まで組み立てたスツールに3本の木材パーツをアレンジして取り付け、自分だけの作品を制作できる。 施設内の工房「木と漆」で24日に行われたプレ体験には関係者らが参加し、戸田勝久工房長から解説や補助を受けながら仕上げた。戸田工房長は「完成したスツールは隈さんと体験した人の合作と言える。使ううちに生じる経
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図書館「いろ葉」(牧之原)新装 授乳室やソファ席新設
牧之原市静波の榛原文化センター内にあった榛原図書館がこのほど、市立文化の森図書館「いろ葉」としてリニューアルオープンした。子育てや文化発信の新たな拠点を目指す。 センターの2階にあった榛原図書館の機能を1階に移し、授乳室や複数人が座れるソファ席、飲食ができるテラス席などを設けた。読み聞かせ用に小上がりになったスペースも備える。 延べ床面積は636平方メートルで3万8千冊収蔵可能。学習室を含む計90席を配置した。ふた付きの飲み物の持ち込みもできる。 センターの2、3階は貸し会議室として、生涯学習やビジネスの場として機能している。同館の八木いづみ館長は「他階に来た人が図書館に立ち寄り、文化交流の
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学生が自信の料理販売 静岡伊勢丹 県食材で総菜、弁当
静岡市葵区の鈴木学園中央調理製菓専門学校静岡校の学生が24日、フランスの郷土料理などをテーマに調理した総菜や弁当の販売を同区の静岡伊勢丹で始めた。30日まで。 上級調理経営学科の2年生による実習の一環。学生は2月から、メニューのアイデア出しや試作などの準備を重ねてきた。 駿河湾のサクラエビが入ったキッシュなど県内の食材を使ってアレンジしたフランス料理のほか、和食や中華料理など計17商品を並べた。買い物客一人一人に学生が付き添い、商品を丁寧に説明した。接客を担当した藤木鈴音さん(19)は「プロ顔負けだと自負できるくらい、こだわった料理や接客を楽しんでもらえたら」と期待した。
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衆院議員元秘書に禁錮1年4月求刑 地裁浜松支部公判
磐田市内で乗用車を運転中に歩行者をはねて重傷を負わせたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪に問われた宮沢博行衆院議員(比例東海)の元私設秘書の男(40)=和歌山県=の公判が24日、静岡地裁浜松支部(高島由美子裁判官)で開かれた。検察側は禁錮1年4月を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求めて結審した。 検察側は論告などで元私設秘書の男は宮沢氏を乗用車で会合場所に送った後、事務所に戻る途中だったと説明。LINE(ライン)のメッセージを返信するため、片手に携帯電話を持って脇見運転をした行為について「前方左右を注視し、安全を確認する運転の基本的な注意義務を怠った過失は重大」と指摘した。 元私
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悲しみ、復興努力 継承を 慰霊祭 節目の今年限り【伊豆半島沖地震50年 教訓 後世へ㊦】
南伊豆町の中木地区にある中木記念公園には、黒い石でできた慰霊碑が立つ。半世紀前の伊豆半島沖地震で27人もの人命が地区で失われた記憶を、町民に静かに伝える。「悲惨で痛ましい災害を後世に伝えるため」との言葉とともに。 公園では毎年地震発生日の5月9日に合わせ、慰霊祭が執り行われてきた。主催する自治会や町によると慰霊祭は今年限り。発災から満49年目の2023年に50回忌の法要を終え、50年目の今回を節目にするという。遺族の逝去が相次ぎ高齢化が顕著な点も要因としている。 「慰霊祭は犠牲者への弔いだけでなく、教訓を伝承する機会でもある」と静岡大防災総合センターの岩田孝仁特任教授は指摘。体験者の減少を念
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医師資格持たず美容液注射疑い 富士署、女2人逮捕
医師免許がないのに知人に美容液を注射したとして、富士署は24日、医師法違反の疑いで、ともにフィリピン国籍の富士市伝法、工員の女(51)、同市今泉、工員の女(48)の両容疑者を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀して2023年12月ごろから24年2月ごろまで、医師の資格を持たず複数人に美容液を注射した疑い。 同署によると、2人は女(51)の自宅アパートの1室で、美白効果をうたう液体を元同僚ら複数の知人に注射した。1回につき1万円弱の料金を取っていたとみられる。女(51)が施術し、女(48)は注射以外の事務作業を担当していたという。 2月3日、施術を受けた客が悪寒などの体調不良を病院に訴えて注射行為
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”逮捕状”画像送り「現金振り込まないと…」 御殿場の男性800万円被害
御殿場市に住む70代のアルバイトの男性が24日、警察官などをかたる男女に現金800万円をだまし取られたと御殿場署に届けた。犯行グループは逮捕状に似た書面の画像を男性に送りつけ、不安をあおったという。 同署によると、男性宅の固定電話や携帯電話に19~23日、総合通信局職員や警察官を名乗る男女から「重大事件にあなた名義の口座と携帯電話が悪用され、共犯者になっている」「指定する口座に現金を振り込まないと、逮捕することになる」などと電話があった。さらに、男性の名前が手書きされた逮捕状のような書面の画像が送られてきた。男性は23日に市内の金融機関から指定された口座に現金を振り込んだ。 24日に男性が同
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還付金詐欺被害 静岡で相次ぐ
静岡市駿河区の無職男性(63)と、アルバイト従業員の50代女性が23日、同市役所職員を名乗る男らにそれぞれ現金約100万円をだまし取られたと、静岡南署に届けた。同署はいずれも還付金詐欺事件として調べる。 同署によると、男性宅には同日午前9時50分ごろ、女性宅には同日午後1時ごろ、市役所職員を名乗る男から「累積保険の還付金の件で払い戻しがあります」などと電話があった。続いて銀行員を名乗る男の指示で自宅近くのコンビニに向かい、還付金手続きとして携帯電話で指示されながらATMを操作したという。
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高速道工事の進入事故防止へ NEXCO中日本がDVDで啓発
高速道路の工事により規制した車線上で進入事故が後を絶たないことから、NEXCO中日本グループが県警高速隊の協力を得て、進入事故防止を訴えるDVDを作成した。24日、静岡県警本部で協力式を開き、同社関係者が加藤悟交通部長ら幹部に完成したDVDを紹介し、交通安全講習会での活用など連携を確認した。 同グループによると、2023年は高速道路の県内区間で工事規制車線上への進入事故が173件発生した。仮設防護柵や案内板に接触するなどの事故が多くあったという。 DVDの映像は7分半。グループ内で保守管理を担当する中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京の社員が撮影や編集、ナレーションを吹き込み自作した。作業
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高架下の保護枠に消防ポンプ車衝突 けが人なし 御前崎
24日午前4時半ごろ、御前崎市池新田の市道で緊急走行していた御前崎市消防本部の水槽付き消防ポンプ車が国道150号の高架下を通過した際、高さ制限の保護枠に衝突した。運転していた男性消防士長(29)と同乗者の計4人にけがはなかった。 市消防本部によると、消防ポンプ車は救急車とともに救急現場に向かう途中だった。高架下は通過できたが、出口側に設置されている保護枠に車体上部がぶつかった。救急活動は先着した救急車のみで対応し、搬送の遅れなどはなかったという。菊川署は物損事故として詳しい事故原因を調べている。 森山剛消防長は「交通法規の順守を徹底し、地理状況の把握に努めるように指導していく」とのコメントを
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袴田さん再審、立証終了 5月22日結審へ 弁護団「無罪判決に自信」
現在の静岡市清水区で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審第14回公判が24日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれた。犯行着衣とされた「5点の衣類」に付着した血痕と袴田さんのDNA型は「一致しない」と結論づけた鑑定を前回に引き続き主な審理テーマとした。「信頼性に疑問がある」とする検察側は、意見書や捜査報告書などの証拠を提示しながら説明。その後、弁護団が反証し、公判を通じた双方の立証はほぼ終了した。静岡地裁は、5月22日の次回公判で検察側の論告・求刑と弁護団の最終弁論などを実施するとした。 終了後の記者会見で弁護団は、立証活動を振り返り「無
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自民党の宮沢衆院議員が離党届
女性問題とみられる自らの不祥事を理由に議員辞職願を出した自民党の宮沢博行氏(衆院比例東海)が24日、同党に離党届を提出した。
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デジタル茶況(4月24日)雨前の荷集中で今期最多の荷
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨前に摘採した荷が集中し、産地と荷口の数がともに今期最多となった。雨後となるあすの取引小休止を見越し、先買いに動く買い手が目立った。 早場所は一茶生産の折り返しを過ぎ、相場が固まってきていて連日500円前後の下げ。2000円台を割る荷も出始め、全体に軟調ムードが漂っている。市中あっせん業者は「値の上下差が激しい。さばくのに苦労する荷が一定数ある」と語る。 これから摘採が本格化する県東部の生産者は「この相場状況を見ていると、例年よりもさらに厳しいシーズンになりそうだ」と懸念する。 藤枝 JA大井川藤枝工場で初取引が行われ、4工場から8口404キロが上場した。最
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⚽清水エスパルス ルヴァン杯2回戦 勝利前提に若手起用も 24日に富山戦
JリーグのYBCルヴァン・カップは24日、1次ラウンド2回戦9試合を行う。2回戦から登場するJ2清水は敵地でJ3富山と対戦する。 中3日でリーグ戦の岡山戦を控えているため、ここまで出場機会が少なかった選手や若手にも出番が回ってきそうだ。ただ、秋葉監督は「勝つことが大前提。日常しっかりやれている選手を連れて行く」と一定の水準を求める。 GKは今季新加入の沖の初起用が見込まれる。「どの選手が出てもやることは変わらない。チームの良さを出しつつ、ゴールを守る」と準備を整える。古巣対決となるMF白崎は「カテゴリーは関係ない。若手がのびのびできるように引っ張る」と気を引き締める。
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新茶シーズン幕開け 藤枝で初取引 形状物に引き合い
藤枝市堀之内のJA大井川藤枝工場で24日、新茶初取引が行われた。前年より7日遅い。茶業関係者ら約80人が新茶シーズンの幕開けを祝った。 市内の4工場から8口計404キロが上場し、最高値はやぶきたの6300円。茶商らが茶葉の形状や水色、香りを吟味し、取引が成立すると威勢のよい手合わせの音が響いた。高値でも形状物は早く片付いた。 初取引に先立ち、式典が開かれた。同JAの杉山芳浩組合長は「一人でも多くの方により良い茶を飲んでいただき、活発な取引につながることを祈念する」とあいさつ。生産者を代表し、同JA茶業協議会藤枝支部の杉村金光支部長は「ここ数日の温かさで一斉に新しい芽が出ている。心配した霜もな
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記者コラム「清流」 まちづくりの主役
磐田市には自治会と別に、各地区のまちづくりを担う「地域づくり協議会」がある。市の交付金を元手に子育て支援や防災・防犯などの活動を展開している。高齢者の移動支援など特徴的な取り組みも多い。 そんな市民自治を加速させようと、学識者や市民団体関係者らでつくる検討委員会が新しい条例を市に提案した。多様な住民が主体的に地域課題の解決に関わるよう促す理念条例案だ。取材でも感じるが、現状では協議会の役員は高齢者が大半を占める。一部の住民に任せきり、負担が集中するのも好ましくない。 ある協議会は今春、40代の女性が会長に就いたという。今までと違った視点が活動を充実させると期待したい。「みんなが主役のまちづく
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浜松市、放課後児童会委託 地域の需要捉え 整備を【記者コラム 風紋】
小学生が放課後の時間を過ごす放課後児童会について、浜松市は2024年度から、同一仕様による運営委託化に全面移行した。核家族化、共働き世帯の増加に伴って放課後児童会の需要も高まる中、待機児童を減らし、保護者が子どもを預けられる環境の持続性を担保するのが狙い。現役世代が地域に住み続け、働き続けるためにも、育ち盛りの子どもが安心して過ごせる場の確保は重要だ。 放課後児童会の場合、待機児童につながる需要は年度や地域、子どもが習い事を始める夏休み前後でばらつきがある。待機児童数だけでみれば、同市は20年度の495人から23年度に190人まで減少した。ただ、利用者数の予測を立てにくい点は依然として課題に
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記者コラム「清流」 面食らう議会
小山町議会3月定例会で“大きな矛盾”に遭遇した。採決の様子を見た町民はきっと、議会に対して不信感を抱いたことだろう。 2024年度一般会計予算案に対し、一部予算の削除を求める修正動議が発議された。発議者は6人。同議会は定数13で、結果として議長裁決により否決された。しかし、数分後の同予算案の採決は「賛成多数」。ころりと意見を変え、賛成に回った議員がいた。 以前から常任委員会と本議会で賛成、反対の立場を変える議員も散見される。23年9月定例会では、7議案で同様のケースが見られた。「賛否表明を軽視していないか」「委員会審査の重みが薄れる」「議会の仕組みが分かっていない」と
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時論(4月24日)「伝わる文章」を書きたい
伝えたいことが伝わっていないことがある。見出し(タイトル)がないためだろうか、1面コラム「大自在」の担当回で指摘されたこともある。 読み方の問題だとスルーせず改めて読み返すと、伝える力不足に気付かされる。そんな時、図書館で「伝わる文章」と表紙にある本に出合えば、思わず手が伸びる。 例えば、向後千春早大教授の「伝わる文章を書く技術」。表紙に「まずは200字から」「型にはめれば、必ず書ける」。半信半疑で開くと、思い当たることばかり。「交流サイトで短いメッセージしか書かないから文章を書く力が落ちる」に同感。「文章を書くと人生が変わる」というのは大げさではないと思う。 この本はコラムやブログの文章だ
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【時評】川勝県政15年と本県茶業界 「協創」で次世代へ道開く(小泊重洋/地紅茶学会顧問)
川勝平太静岡県知事が15年に及ぶ知事職を辞する。本県茶業界との関わりを振り返ってみたい。私事だが、21年ほど本欄を書き続けている。時評ゆえに、その時々の出来事を書いているので、日記代わりになる。 2009年、本県で国民文化祭が開かれた。「日本人にとって茶の湯とは何か」というシンポジウムを企画して、基調講演を当時静岡文化芸術大学長であった川勝さんにお願いした。「茶の文化と文明」という題であった。しかし、急に県知事に就任したため、沙汰やみになった。川勝さんは人も知る茶文化の研究者でもある。 すぐに、静岡に日本の理想郷を作ろうと走り出した。お茶では、茶の都構想を打ち出した。どのようなものができるか
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静岡人インタビュー「この人」 SPAC作品に携わる劇作家 石神夏希さん(静岡市葵区)
地域やまちを舞台にした演劇を多く手がける。静岡市の「まちは劇場」事業に加え、2022年から県舞台芸術センター(SPAC)の作品に携わる。27日からの「ふじのくに→←せかい演劇祭」では、観客が舞台芸術公園周辺を巡って鑑賞する「かちかち山の台所」を披露する。東京都生まれ、43歳。 ―演劇との関わりは。 「小学生の時に演劇を見て、10代で友人と作った劇団を続けている。劇場に足を運ばない人と出会いたいという気持ちが高まり、まちに滞在してリサーチを重ね、そこで暮らす人と作品をつくるスタイルに軸足を移した。人々の思いやエネルギーが土地の価値を高めると実感し、演劇がその循環に好影響をも
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社説(4月24日)知床沈没事故2年 再発防止策まだ道半ば
北海道・知床半島沖で乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明になっている観光船「KAZU 1(カズワン)」の沈没事故から2年が経過し、地元の斜里町では追悼式が営まれた。楽しい思い出になるはずだった遊覧の最中に命を奪われた犠牲者や遺族らの無念は察するに余りある。 国の運輸安全委員会による事故調査で、安全管理体制が存在していない状態だったとまで指摘された運航会社と経営者の責任を巡っては、海上保安庁が業務上過失致死などの容疑で捜査を続けているものの、結論は出ていない。冷たい海で多くの犠牲者を出した責任の所在を明確にするため、同庁は捜査に全力を挙げなくてはならない。 国土交通省は一昨年、事故を教訓として
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記者コラム「清流」 はしかの恐ろしさ
麻しん(はしか)の感染が3月に相次ぎ、国内の患者は21人と昨年1年の7割を超えた。「まだ全然少ない」との印象は否めないが、国や行政が注意喚起するということが、はしかの怖さを物語っている。 50代以上は幼少期の罹患(りかん)で一定数が免疫を持っているとされ、医師から「記憶がない人は、まず自分の親に確認して、分からない場合は抗体検査を」と聞いた。高齢の親が半世紀近く前のことを覚えているのか疑問だったが「一生忘れられないはず」という。高熱、いったん収まってまた高熱。ぐったりするわが子の体中に「ヒョウのような」発疹が出現―。考えるだけでも恐ろしい。 ワクチンは1歳と「年長」が定期接種のタイミングにな
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大自在(4月24日)熱中症特別警戒アラート
きのう発表された気象庁の3カ月予報によれば、5~7月は暖かい空気に覆われやすく全国的に気温は高いという。今年もまた暑くなるのか。覚悟しておいた方がいいだろう。 都道府県内の全ての地点で「暑さ指数」が35以上になると予想されると発表する熱中症特別警戒アラートの運用が、きょうから始まる。33以上で出ていた現行の警戒アラートの上位に新設された。暑さ指数は気温、湿度、放射熱などから算出する指標。28を超えると熱中症発生率が急増するといわれる。 現行のアラートは昨年、全国で延べ1232回。2021年の613回から2年で2倍になるなど、リスクは高まっている。特別警戒アラートは、熱中症に気づくだけでなく、
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コラム窓辺 ウィーン留学(宮澤敏夫/富士山静岡交響楽団専務理事)
オーストリアのウィーンに2度留学しました。1度目は27歳の時。外国に行くのは初めてで、不安いっぱいで飛行機内の人になりました。もちろん、現地で世話をしてくれる人たちを確保しての生活でした。若いこともあって、ひたすらコントラバスを弾いていました。 2度目は文化庁の海外派遣研修員として。国からの派遣となり、家族にも外国生活を見せたくて、家内と子供3人を連れての留学でした。前回と同じウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者が先生で、通う学校も同じだったので、余裕がありました。国からの派遣ということで、私費留学生の手前もあり、よく勉強しました。 現地の演奏者との競争でもありましたが、最初は決して
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スポーツ、観光にも便利 竜洋海洋公園(磐田市)【キャンプ場めぐり】
磐田市の遠州灘沿いにある竜洋海洋公園オートキャンプ場。フリーサイトは全面芝生で広々としている。生け垣で囲ったAC電源付きの区画サイトは全てに流し台が設置され、快適に過ごせる。隣接するレストハウス「しおさい竜洋」は、入浴や食事、地場産品の直売が楽しめる施設として人気だ。 キャンプ場のある同公園は、テニスコートや野球場、体育館が設置されスポーツの拠点としても親しまれている。スタッフの木田真由美さんは「園内の『竜洋富士』は小高い丘のような展望スポット。海まで見渡せてきれいです」と話す。夏場はプールが営業するため、家族連れでにぎわうという。 週末を中心に県外からもキャンパーが来場するという。車で少し
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GW(ゴールデンウイーク)は家族でアスレチックへ【しずおかアウトドアファン】
間もなくゴールデンウイーク(GW)が始まる。コロナ禍が明け、今年は家族や仲間同士で行楽に出かける人もさらに増えそうだ。静岡県内には、幅広い世代が体を使って楽しめる野外のアスレチック施設が各地にある。大型連休に遊びに行きたくなる魅力的な施設を紹介する。(生活報道部・草茅出)ロープ伝い空中散歩 熱海 熱海市の熱海港から定期船で約30分。相模灘に浮かぶ初島には複合リゾート施設「PICA[ピカ]初島」や新鮮な海の幸を味わえる食堂街、宿泊施設があり、年間を通じて多くの観光客でにぎわう。 PICA初島内のアスレチック「SARUTOBI[サルトビ]」は、地上からの高さ6メートルの場所にロープや木製の踏み
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産業の歴史たどる道 清水港周辺(静岡市清水区)【ゆるっと自転車散歩】
静岡市清水区は、三保半島に囲まれた天然の良港として古くから栄えてきた。海岸沿いは自然だけでなく、産業の変遷を映す見どころも多い。JR清水駅を発着点に、同半島を一周するルートを巡ってみよう。 清水駅東口を出発し、「しみずマリンロード」の高架に沿って延びる歩行者自転車専用道を走る。かつての国鉄清水港線跡で、1984年の廃線まで清水駅と三保駅の間を結び乗客や貨物を運んでいた。廃線跡は一部区間を除いて三保まで続いている。 複合商業施設のエスパルスドリームプラザに着いたら、少し寄り道。晩年は清水港の振興に尽力した清水次郎長の姿を紹介する同港船宿記念館「末広」や次郎長生家がある。フェルケール博物館は、茶
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スケボー・根附(島田市出身)「パリ 優勝狙える」 「静岡魂!」 青木と高め合い
スケートボード男子ストリートで20歳の根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が、パリ五輪の金メダル候補に急浮上した。昨年12月の世界選手権で自身初の表彰台となる銀メダル、3月の五輪予選第6戦で初優勝と絶好調。26日で五輪開幕3カ月前となるのを前にインタビューに応じ「(パリでも)優勝を狙えると思う」と手応えを口にした。 8戦中6戦を終えた五輪予選で、日本勢2番手のランキング5位と好位置につける。3戦目までは全て準々決勝止まりで、悔しさを押し殺して決勝で滑るライバルの映像を徹底的に研究。45秒間に技を連発する課題の「ラン」で、多様なトリック(技)を途切れることなく繰り出すことが高得点の鍵だと気
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⚽ジュビロ磐田 昨季J2ライバル 雪辱の1戦 リカルドグラッサ 町田封じ
J1磐田のDFリカルドグラッサ(27)が次節27日ホームで対戦する首位町田の封じ込めに意欲を燃やしている。開幕から9試合連続で先発し、京都戦を除きフル出場する守備の要は「相手は縦に速くフィジカルが強い。リスク管理して守備で貢献したい」。昨季J2での対戦でPKを献上した雪辱を誓う。 昨年8月12日、J1昇格を争う町田との天王山はU―23(23歳以下)日本代表の藤尾に二つのPKを与え1―2で惜敗。後半の2失点目はグラッサがロングボールで背後を取られ、たまらず後ろから接触する形で反則を取られた。「勉強になった面もある。次はどれだけ相手に危険なプレーをさせないか」と反省を生かす。 1年目はJ1で22
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⚽ジュビロ磐田 桐蔭横浜大GK・西沢、加入内定
J1磐田は23日、桐蔭横浜大4年のGK西沢翼(21)=磐田ユース出=の来季加入が内定したと発表した。 函南町出身の西沢は189センチ、84キロ。函南サッカースポーツ少年団、アスルクラロ沼津ジュニアユース、磐田ユースを経て同大では全日本大学選抜にも名を連ねた。体格を生かしたシュートストップとリーダーシップが持ち味。クラブを通じ「ユースの時にお世話になったクラブでプロキャリアをスタートでき大変うれしい」とコメントした。
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生育進み、品質良好 市内8工場から上場 掛川で新茶初取引
掛川茶市場は23日、掛川市千羽のJA掛川市本所で初取引を行った。3月の冷え込みを受けて前年より8日遅い開幕となった。生産者と茶商、行政関係者が式典に出席し、取引の活況を願った。 市内南部、東部などからの8工場から11口計1066・8キロが持ち込まれ、やぶきたやさえみどりが上場した。売り手と買い手が価格交渉を行い、取引が成立すると3回手をたたく「手合わせ」の音を各所で響かせた。最高値は3万円だった。 市は今期から、生産者と茶商が連携して適正価格を形成する「茶業版フェアトレード」を推進する。取引に先立ち行われた式典で、取引運営委員会の堀内尚委員長は「農家と茶商は一蓮托生(いちれんたくしょう)。情
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競歩の池田向希(浜松日体高出)「目標クリアできた」 五輪出場枠を獲得し帰国
陸上の世界競歩チーム選手権(トルコ)の混合団体でパリ五輪の出場枠二つを獲得した日本代表が23日、成田空港に帰国した。女子の岡田久美子(富士通)とペアを組んで2位の池田向希(旭化成、浜松日体高出)は「2枠を目標にしていたので、クリアできたところは良かった。お互いの強みを生かせた」と充実感を漂わせた。 パリで新種目となる混合団体は42・195キロを男女が交互に2度ずつ歩くリレー形式で実施され、出番の間に40分程度時間がある。岡田は「どんどん体が固まってくるので、しっかり動いて2本目に備えたところは良かった」と収穫を挙げた。 五輪代表は今後選ばれる。男子20キロで代表の池田は、混合団体との両立につ
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静岡県内上場企業 25日から3月期決算発表 円安、物価高 影響は
静岡県内に本社や主要拠点を置く上場企業の2024年3月期決算の発表が25日に始まる。長期化傾向にある円安が輸出型企業の収益を下支えする一方、記録的な物価高に伴う消費者の節約志向の高まりは内需型企業に痛手になっている。各社の業績にどう反映されているかが焦点となる。 金融機関や国際会計基準(IFRS)採用企業などを除く県内31社の23年4~12月期決算は基幹産業の自動車関連が好調を持続し、売上高合計が前年の約5兆1千億円から約5兆7千億円へと伸長した。昨夏以降140円台後半で推移した円安や半導体不足の解消がプラスに寄与した。一方、非製造業は新型コロナウイルス禍特需の揺り戻しに苦戦し、小売や通販で
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⚽清水エスパルス 23年度決算 売上高51億円で過去最高 5期連続黒字
J2清水の運営会社エスパルスは23日、第29期となる2023年度決算(23年2月~24年1月)を発表した。売上高は前期比0・3%増の51億100万円で、過去最高。純利益は7500万円で5期連続の黒字だった。オンラインで記者会見した山室晋也社長は、鈴与グループの協賛金を除く広告収入や物販収入が増加したことから「クラブの経営力強化が着実に現れた」との見方を示した。 興行収入は前期比15・5%増の8億3500万円で過去最高となった。23年シーズンの主催試合来場者数は33万人9699人で、歴代3位。10年シーズン以来の30万人突破を記録した。 広告収入は前期比3・5%減の29億1千万円。引き続き鈴与
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静岡県内の通園バス安全装置 3月末までに「設置完了」
子どもが車内に置き去りになるのを防ぐため、幼稚園や認定こども園などの通園バスに設置が義務づけられた安全装置について、静岡県は23日、今年3月末までに全ての車両で設置が完了したとみられると明らかにした。現在、確認作業を進めている。 安全装置は牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の事件をきっかけに、2023年4月に義務化され、1年間の経過措置を設けた。エンジン停止後に車両後方のスイッチを押して警報を解除する装置や、センサーで子どもを検知するタイプなどがある。 県内の対象車両は約1800台。設置率は23年10月末時点で70・0%、同12月末時点で84・2%だった。県は早期に100%を達成するよう、
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静岡県の能登復興支援に「感謝」 穴水町長が知事に 「応急対策職員」派遣、5月で区切り
静岡県は23日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県穴水町で包括的な災害マネジメントや住家被害認定調査などを担う「応急対策職員」の派遣を5月6日で終了すると発表した。発災から間もなく4カ月を迎え、同町では仮設住宅建設が着々と進むなど復興の段階に入りつつある。23日には吉村光輝町長が静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、感謝の意を伝えた。県は引き続き技術職員を中長期的に派遣し、復興を後押しする。 応急対策職員派遣は、2016年の熊本地震後に始まった総務省の制度。都道府県や政令市が担当する被災自治体を決めて一対一の「対口(こう)支援」を行う。本県の支援は1月3日に始まり、避難所運営や罹災(りさい)証明
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静岡県人口 353万3214人 4月1日推計 大幅な社会減
静岡県がこのほど公表した4月1日現在の推計人口は353万3214人で、前月より8737人減少した。推計人口の減少は22カ月連続。年度替わりで大幅な社会減が影響したとみられる。 転入数から転出数を引いた社会動態は5862人減(転入2万2178人、転出2万8040人)。前年同期に比べて転入数、転出数ともに減少したが、特に転入数が2千人余り少なく社会減の幅が拡大した。社会減は6カ月ぶり。 出生数から死亡数を引いた自然動態は2875人減(出生1412人、死亡4287人)だった。 市町別でみると、人口が増加した市町はなく、全35市町で減少した。減少数が多かったのは、浜松市が1408人、静岡市997人、
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茶況(4月23日)上場量の低迷続く 静岡市中、県産一茶
静岡市中の県産一茶は、顔ぶれに前日と変化は見られず、雨後のつゆを懸念して操業を見送った工場があったため荷口は少なかった。磐田は3000円台が中心。初倉は摘期終盤でも3000円台後半を保つ品もあったが、主流は3000円前後。坂部は4000円台半ばから3000円台後半、品種物は2000円台後半で取引された。 静岡茶市場でも県産一茶の取扱数量が前日比約6割となった。12日の初取引以来、いまだに5000キロを超える開場日がない。市中問屋は「24日の雨予報に備えて明日は一斉に荷が出てくるだろうが、ここまで低調なムードで盛期を迎えるのは初めて」と話した。◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)▽成立 5,3
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牧之原の悲劇「自分事に」 傍聴者、再発防止願う【園児置き去り死初公判】
誰か一人でも確認していれば救えた命では―。当時3歳の園児だった河本千奈ちゃんが送迎バスに置き去りにされ死亡した事件で、静岡地裁で23日に開かれた初公判を傍聴した人たちからは、園の安全意識の希薄さを悔やんだり、同様の事件が繰り返されないよう願ったりする声が聞かれた。 ⇒届かぬ声 子どもの現場は今 保育連載の特設サイト ⇒届かぬ声 子どもの現場は今 保育連載の特設サイト 隣接する牧之原市で起きた事件に「人ごととは思えない」と初めて裁判傍聴に足を運んだ菊川市の主婦堀祐華さん(43)は「当時の状況を聞き、思い込みが重大な結果を招いてしまうと痛感した。(バスを運転していた増田被告
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前園長「全て私の責任」「先を急いでいた」 牧之原園児置き去り死初公判・被告人質問
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月、園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が送迎バスに置き去りにされ、熱中症で死亡した事件の初公判で、前園長の増田立義被告(74)の被告人質問での主なやりとりは次の通り。 ⇒届かぬ声 子どもの現場は今 保育連載の特設サイト ⇒届かぬ声 子どもの現場は今 保育連載の特設サイト 【弁護側】 -川崎幼稚園ではバスの乗り降りで園児の人数確認をしていたか。 「運転手と補助員で確認していると思っていた」 -事件当時、車内に園児は残っていないと思ったのか。 「補助員がスライドドアをバタンと閉めたので、いないと思った」 -自身が21年に手術
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【牧之原・園児バス置き去り死初公判】冒頭陳述要旨
【被告人の職務】 増田立義被告は2002年から榛原学園理事長兼川崎幼稚園長として園全体の業務を統括し、保育や安全管理を行っていた。年に数回程度、送迎バスの運転手の不在時などにバスを運転することがあった。西原亜子被告は事件当時、河本千奈ちゃんを含む19人が在籍する組の担任として、園児の保育、教育、安全管理などの業務に従事していた。 【川崎幼稚園の安全管理の状況】 21年7月に福岡県内で発生した同種の園児死亡事件を受け、関係省庁から安全管理の徹底についての通達が出された。子どもの出欠状況を保護者に速やかに確認することや職員間の情報共有、送迎バスの乗車時と降車時に座席や人数の確認を徹底することなど