新型コロナで育児相談の場縮小、戸惑う母親 「電話窓口頼って」

(2020/3/20 11:00)
人の少ない時間を狙い、公園で子どもを遊ばせる母親。乳幼児の居場所は限られる=18日午前、静岡市清水区

 新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、静岡県内自治体では乳幼児の健診や訪問、相談などの支援事業の多くが実施見合わせになり、保護者から「発育が大丈夫か気になる」「行き場がない」などと不安の声が上がっている。担当者は「電話相談などは通常通り。不安があれば個別に相談してほしい」と呼び掛ける。
 静岡市は、3月に予定していた1歳半と3歳の法定健診を延期。一斉実施の6カ月育児相談や、希望参加の0歳児育児相談も取りやめた。新生児訪問は母親の不安が強いなど緊急性が高い場合に限り、健康状態や本人の意思を確認した上で実施している。
 浜松市では、1歳半と3歳の健診は、感染対策を徹底し医師の診察などに内容を絞った上で実施しているが、希望者を集めて行う育児相談や教室は中止。沼津市や三島市、富士市なども、3月は1歳半と3歳の法定健診実施を見送った。集団の歯科検診も中止する自治体がある。
 乳幼児連れで利用できる各地の子育て支援センターも多くが利用を休止。産後の母親の心身を支えるための産後ケア事業についても、中止や縮小する自治体が出ている。
 静岡市駿河区で7カ月の子どもを育てる女性(33)は「6カ月の育児相談が受けられず、発育が気掛かり。子連れ同士で会うのもはばかられ、話し相手がいない」と訴える。1歳4カ月の子どもの母親(31)=同区=も「思い切り遊ばせる場所が少なく、生活リズムが崩れてしまった」と心配する。
 各地の子育て支援センターなどは、施設の利用は休止していても、多くは専門スタッフが常駐し、電話相談を通常通り実施している。各施設の担当者は「個別に対応し、専門機関につなぐこともできる」と活用を呼び掛ける。

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