航空機事故想定し訓練 静岡空港、民営化後初
静岡空港で15日、空港民営化後初となる航空機事故を想定した総合訓練が行われた。県や県警、消防、医療機関などから約180人が参加し、事故発生時の対応を確認した。
機体のトラブルで緊急着陸した航空機が滑走路を外れて停止し、エンジン部分から出火したとの想定。化学消防車や救急車など20台が出動し、機体に見立てた車両に向かって放水した。
感染症対策の一環で負傷者役の一部に人形を使い、救出やトリアージ、病院への搬送を行った。富士山静岡空港株式会社の西村等社長は「情報収集と迅速な判断が大切。安全安心の確保に向け、日ごろから気を引き締めてやっていきたい」と話した。