高所研究拠点・旧富士山測候所 夏期観測の利用者5千人に到達

(2019/7/26 07:30)
夏期観測の参加者5千人達成を祝う関係者=25日午前、富士山頂の旧富士山測候所

 認定NPO法人富士山測候所を活用する会による、富士山頂剣が峰(標高3776メートル)の旧富士山測候所を活用した夏期観測の参加者が25日、延べ5千人に到達した。2007年7月10日の活用開始以来、日本一高所の研究活動拠点として、さまざまなプロジェクトを展開している。
 5千人目の利用者は、微小粒子状物質「PM2・5」の観測機器の立ち上げや確認などで富士宮口から登山した埼玉県環境科学国際センターの米持真一さん。同時期に研究に従事するほかの利用者らと現地で節目を祝った。
 夏期観測は毎年7~8月の約2カ月間、施設を気象庁から借り受ける形で続けられてきた。その立地条件を生かし、研究分野は大気化学や放射線、高所医学のほか富士山噴火に備えた防災まで多岐にわたる。
 同NPO事務局長の鴨川仁県立大特任准教授は「開始以来、長年にわたって無事故で続けることができた」と成果を話す。NPOは今後も安全第一の取り組みを継続していく考え。6月中旬には御殿場市内に通年で活用できる拠点事務所(標高446メートル)を新たに開設し、体制強化を図る。13年目となる今夏は、国内外の大学や研究機関、企業など過去最多となる36プロジェクトが参加し、利用者は約400人を見込む。

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