特集 : 函南町

函南の猫おどり「灯消さない」 コロナで2年中止 地元有志、次回開催祈り奉納

 猫にまつわる伝説が残る函南町の伝統行事「かんなみ猫おどり」が新型コロナウイルスの影響で2年連続の中止となる中、来年の開催を目指す地元有志が23日、「猫おどりの灯は消さないプロジェクト」として同町畑の長光寺で奉納踊りを行った。地元の丹那小からも児童23人が参加し、猫のメークと衣装でにぎやかな踊りを繰り広げた。

来年の無事開催を祈り、猫おどりを奉納する参加者=函南町畑の長光寺
来年の無事開催を祈り、猫おどりを奉納する参加者=函南町畑の長光寺

 猫おどりは同町の軽井沢地区に伝わる「夜になると人間の言葉を話し、踊る猫」の民話を元に、町おこしイベントとして1988年に始まった。2019年まで32回を数え、猫のメークを施した8千~1万2千人の来場者が猫になりきって踊りを楽しむ。猫おどりグループ「ブルーキャッツ」を中心に町内の小学校などでも普及活動が行われ、町の伝統芸能として広く定着してきた。
 一方、新型コロナの影響で2年連続の中止となり、小学生以下でつくるグループ「子猫隊」のメンバーがゼロに。伝統の継承に向けて実行委員会がプロジェクトを立ち上げ、コロナ収束と来年の無事開催を祈る奉納踊りを企画した。マスコットキャラクター「シロにゃん」の菩薩(ぼさつ)を本堂にまつる長光寺で約100人が踊りをささげたほか、昔ながらの祭り復活を願う丹那地区の子どもも加わって猫おどりを楽しんだ。
 実行委の長倉健太委員長(42)は「来年の開催に向け、まずは1歩を踏み出したところ。以前のように多くの人で猫おどりを楽しみたい」と語った。

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