「ワクチン証明席」で収容観客上乗せ J1清水が静岡県内初導入
サッカーJリーグ1部(J1)清水エスパルスは、静岡市清水区のIAIスタジアム日本平で開催した20日のサンフレッチェ広島戦に、新型コロナウイルスのワクチン接種やPCR検査陰性の証明で入場制限を緩和する「ワクチン・検査パッケージ」を導入した。静岡県内のJクラブでの実施は初。

Jリーグは現在、スタジアム収容人数の50%を試合観客数の上限としている。ワクチン・検査パッケージは上限に上乗せする形で観客を収容できる。
J1清水は広島戦で、バックスタンド東側の一角にワクチン・検査パッケージ用の246席を用意。入場者はワクチン接種や検査陰性の証明書を提出し、入場した。「安心感があるし、証明書を提出するだけなので手間は少ない」と神奈川県小田原市の会社員瀬戸幸大さん(29)。座席は間隔を空けず、隣り合わせで観戦を楽しんだ。
清水は今季リーグ最終戦となる12月4日のセレッソ大阪戦(IAIスタジアム日本平)でワクチン・検査パッケージの座席提供数を約2千に拡大する。