松坂屋静岡店、体験・滞在型エリア構築へ ナフコが百貨店初出店
25年ぶりの全館リニューアル計画を17日発表した松坂屋静岡店の落合功男店長は、目標とする店舗ビジョンに「目的地となる地域共生型百価店(ひゃっかてん)」を掲げた。小売りだけでなく、家族や友人で楽しめる体験・滞在型エリアの構築を目指す。
新テナントに、ホームセンターのナフコが百貨店に初出店する。リビングやキッチン、寝室などさまざまな場面での多彩なコーディネートを来店客に提案する。このほか健康と美容をテーマにしたゾーンなども設け、エステやフィットネスなどのテナント集積を目指す。本館7階に新設するアクアリウム(水族館)の詳細は未定とした。
開店90周年を迎える2022年から24年にかけて段階的に改装オープンする。落合店長は「物を売ることに加え、心躍る体験や滞在する楽しみ、ライフスタイルの多角的な提案でさまざまな価値を生み出していく」と述べた。