生徒考案商品でエスパルス応援 清水桜が丘高 弁当やタオル20日販売
清水桜が丘高商業科の2年生14人が、Jリーグ1部(J1)清水エスパルスを応援しようと、弁当やタオルなどのグッズを地元の業者などと協力しながらこのほど開発した。今月20日にIAIスタジアム日本平内で販売し、その後は、売れ行きなど市場分析も行う予定だ。
同高の小泉真由子教諭が担当する「広告と販売促進」の授業の一環。昨年までも同様の取り組みをしていたが、ことしは業者向けに制作した弁当のプレゼン動画などを中小企業融資を手掛ける静清信用金庫の担当者に見てもらうなど「アイデアを伝える技法も学んだ」(小泉教諭)という。
「勝ちロコモコ丼」と名付けた弁当(税込み800円)は見た目にも気を配るなど計3回改善した。実家が居酒屋を経営する金田大和さん(17)は「当初茶色っぽい弁当になったため、ミニトマトやパプリカを配置した」と振り返った。タオルのロゴはクラスで投票して一番多かった意見を反映させた。クッションは昨年好評のユニホーム型を踏襲したという。
小泉教諭は「地域の方々から教科書では学べないことを学ぶ機会になった」と述べた。