シンガポールとオンライン授業 英話で交流楽しむ 熱海・泉中
熱海市立泉中で12日、2、3年生がテレビ会議システム「Zoom」を活用してシンガポール国立大の卒業生でつくるグループと英会話するオンライン授業が行われた。互いの趣味や将来の夢などを語り合いながら交流を楽しんだ。

新型コロナウイルス禍の影響で外国人と接する機会が少ない中、オンラインを活用してコミュニケーション能力を育もうと、同市とNTTドコモ東海支社が共同で企画した。
シンガポール側の参加者は、非英語圏の子どもの英語習得に関する研究をしている。泉中の生徒はタブレット端末を通じて「好きな漫画は『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』」「将来シンガポールに行ってみたい」などと英語で自己紹介したり、相手の趣味、日本の好きな食べ物などを尋ねたりした。
2年生の秋吉柚奈さん(14)は「始めて外国人と会話した。全然通じないと思っていたけど、意外に話すことができて良かった」と笑顔で語った。