富士山望む米、純米大吟醸に 地元酒造と市農業振興協、企画始動

 富士高砂酒造(富士宮市)と富士市農業振興推進協議会は100%同市産の米を使った純米大吟醸「富士市育ち」プロジェクトを開始した。8日、新幹線と富士山の絶景を誇る同市中里の田園で、関係者が稲刈りをして収穫を祝い、プロジェクト始動をPRした。

純米大吟醸の醸造に向けた米の収穫を喜ぶ関係者=富士市中里
純米大吟醸の醸造に向けた米の収穫を喜ぶ関係者=富士市中里
純米大吟醸の醸造に向けて稲刈りをする関係者=富士市中里
純米大吟醸の醸造に向けて稲刈りをする関係者=富士市中里
純米大吟醸の醸造に向けた米の収穫を喜ぶ関係者=富士市中里
純米大吟醸の醸造に向けて稲刈りをする関係者=富士市中里

 同社は、かつて同市本市場にあった支店で醸造していた清酒「田子の浦」を2020年に復活させた。この酒は屋号にちなみ「山屋」と名付け、「富士市だけで飲める酒」として商品化した。現在、市内の酒販店など38カ所で取り扱っている。
 新たなプロジェクトは、「山屋が現在もあったら、作っていたであろう酒」(山本晃雅副社長)を目指す。市などは富士山を前にした絶景で作られる良質な米の発信や消費拡大に期待を寄せる。初年度は約1500リットルを醸造し、12月下旬から酒販店など市内だけで販売する予定。ふるさと納税の返礼品になる。
 同日は、農家山田悟さん(73)の田んぼでたわわに実った県奨励品種「きぬむすめ」の稲穂を小長井義正市長やJA富士市などの関係者が刈り取った。
 小長井市長は「年末年始の酒としてお祝いに利用して」と出来上がりに期待した。山本副社長は「しらすなど魚介との相性を良くなるよう香りが強すぎず、さっぱりと料理に合う酒がいい。おいしい米を使って最高にうまい酒に仕上げる」と意気込んだ。
 

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