伊豆急電車が“移動スーパー”に 都内の学生企画、買い物弱者を支援

 伊豆東海岸を走る伊豆急行線で6日、沿線の買い物弱者向けに電車を“移動スーパー”として走らせる「買い物列車」が運行された。東京都市大(東京)3年の小山田祥さん(21)=神奈川県平塚市=が企画。周辺にスーパーなどが少ない4駅に停車し、停車時間内に地域住民が買い物を楽しんだ。

車内には日用品や食料品の他、東京や神奈川の老舗菓子店の商品も並んだ=6日午前、東伊豆町の片瀬白田駅
車内には日用品や食料品の他、東京や神奈川の老舗菓子店の商品も並んだ=6日午前、東伊豆町の片瀬白田駅
特製のヘッドマークを付けて運行された「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
特製のヘッドマークを付けて運行された「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
停車中の電車の座席に野菜や食料品などが並んだ「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
停車中の電車の座席に野菜や食料品などが並んだ「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
前部と後部で違うヘッドマークが取り付けられた「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
前部と後部で違うヘッドマークが取り付けられた「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
車内には日用品や食料品の他、東京や神奈川の老舗菓子店の商品も並んだ=6日午前、東伊豆町の片瀬白田駅
特製のヘッドマークを付けて運行された「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
停車中の電車の座席に野菜や食料品などが並んだ「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅
前部と後部で違うヘッドマークが取り付けられた「買い物列車」=東伊豆町の片瀬白田駅


 伊豆急行沿線の地域課題を大学で研究する小山田さんは調査を進める中で、「地域の高齢者が買い物に不安を持っていることを知った」という。電車を“移動販売車”にし、買い物弱者の課題解決に取り組みながら、コロナ禍で利用が低迷する地方鉄道の新たな活用法にもつなげたいと、所属する西山敏樹准教授のゼミの学生と伊豆急行に提案した。同社も快諾し、7月から準備を進めてきた。
 貸し切り列車の形で運行された電車は伊豆高原(伊東市)―伊豆急下田駅(下田市)を往復。東伊豆町の伊豆大川、片瀬白田、下田市の稲梓、蓮台寺の各駅にそれぞれ30分~1時間程度、停車した。
 3両編成の車内には、野菜や食料品、洗剤などの他、東京や神奈川の老舗の菓子も並び、約550点が売れ、ほぼ完売だった。片瀬白田駅で買い物をした金指正子さん(84)は「歩いて行ける駅で買えるのは助かる。良い試み」と話した。
 利用者からはゼミ生がアンケートを取り、改善点を聞き取った。小山田さんは「予想以上の多くの方に来ていただけた。需要を踏まえて改善し、また挑戦したい」と手応えを語った。

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