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テーマ : 防災対策

東部8コミュニティーFM 情報交換 熱海土石流の対応共有 放送トラブルや課題報告

 静岡県東部地域局は6日、地域のコミュニティーFM放送局8局が災害時の対応を話し合う情報交換会をオンライン開催した。エフエム熱海湯河原の山崎浩一専務が、7月に熱海市伊豆山で発生した土石流災害への対応について報告した。

オンラインで災害時の対応について情報交換した参加者
オンラインで災害時の対応について情報交換した参加者

 山崎専務によると、当日の生放送番組は大雨を受け、観光情報ではなく市役所に開設した避難所からの中継を実施。土石流災害を報じたのは発生から約30分後で、放送中に伊豆山地区に住む番組関係者に知人から災害情報が入り、その内容を基に報じたという。交通情報や市災害対策本部からのリポート、記者会見の放送など各種情報を届け続けた。
 土石流災害では光ケーブルが断線し、被災地に放送を送信する中継局が停波するトラブルも発生。コミュニティーFMを聴取できるスマートフォンアプリの音声を、中継局の送信機に入力して対応した。「音声の遅延が少なく、災害時に活用できる」とした。
 各放送局は7月の豪雨時の対応と課題を報告したほか、効率的な情報収集・発信方法について情報交換した。県は開発した総合防災アプリの活用を呼び掛けた。
 (東部総局・菊地真生)

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