循環型社会へ酒米収穫 花の舞酒造、溶融スラグ肥料で栽培

 花の舞酒造(浜松市浜北区)は6日、家庭ごみの焼却処理で発生する「溶融スラグ」の肥料を使って生産した酒米の収穫作業を同区で公開した。新酒を仕込み、11月末ごろから販売する。

「溶融スラグ」の肥料を使って生産した酒米を収穫する農家=6日午後、浜松市浜北区
「溶融スラグ」の肥料を使って生産した酒米を収穫する農家=6日午後、浜松市浜北区

 酒米「山田錦」を栽培する契約農家約30軒が本年度から、同肥料の使用を始めた。今年は梅雨入りが早かったものの、その後は適度な日照量と降水量に恵まれ、大粒で良質な酒米が育ったという。浜松、湖西、磐田市の計60万平方メートルで186トン前後の収穫を見込む。
 ごみを高熱で溶かした後に残る砂状のスラグには、植物の生育に必要な成分「ケイ酸」が多く含まれる。同社は循環型社会の実現を目指し、県内で初めて酒米栽培に本格導入した。来年度以降、栽培面積の拡大を図る。

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