静岡県議、岸田氏支持最多19人 高市氏7人、河野氏5人【自民総裁選】

 退陣を表明した菅義偉首相(自民党総裁)の後継を決める自民党総裁選(17日告示、29日開票)について、静岡新聞社は24日までに、党静岡県連所属の県議40人の支持動向を取材した。岸田文雄前政調会長が全県議のほぼ半数の19人の支持を集め、2位以下を大きく引き離した。支持の理由としてコロナ禍における「政治の安定」を求める声が目立った。2番手は高市早苗前総務相で7人。党員・党友票での優位が伝えられる河野太郎行政改革担当相は5人にとどまり、野田聖子幹事長代行は1人だった。=関連記事2、4面へ

自民党 静岡県議の支持動向
自民党 静岡県議の支持動向

 岸田氏を支持する県議からは「安定感」への評価が多く聞かれた。宮沢正美県議(三島市)は「人柄に加え、外相など豊富な経験と政治力に期待したい」と述べた。天野一県議(静岡市葵区)は「(コロナ禍で)不安定な状況の中、新しいことをやる人ではなく、安定感がほしい」と支持理由を話した。
 岸田氏は県内国会議員9人中、最多となる4人が支持しており、選挙区の国会議員の動向を理由にした県議も複数いた。
 高市氏を支持した県議からは「タカ派」とも評される外交や防衛政策、国家観などに対する評価の声が聞かれた。江間治人県議(磐田市)は「外交、防衛など国の重要課題に向き合う姿勢、国をつくっていくという強い思いを感じる」と述べた。鈴木啓嗣県議(浜松市西区)は「国がどうあるべきか、対外的施策をどう示すかという姿勢に共感した」と語った。
 各種世論調査では党員票で優位とされる河野氏は県議からの支持は伸び悩んだ。森竹治郎県議(下田市・賀茂郡)は「伊豆は祖父の一郎氏の代から河野家とゆかりのある人が多い」と理由を話した。別の県議は「支援者に人気が高い」と党の顔としての役割を期待した。
 野田氏を支持する県議は「以前から交流があった」とした。
 未定・非公開は8人で、過去4回の取材で最も多かった。未定とした県議は「首相になってほしい人と直後の衆院選で自民党の顔として勝てる人が異なるため迷っている」と話した。

いい茶0
メールマガジンを受信する >