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テーマ : 清水エスパルス

⚽J1清水エスパルス、またも連勝逃す ホーム戦で神戸に0―2

 明治安田J1リーグは24日、静岡市のIAIスタジアム日本平で第30節の1試合が行われ、清水は0―2で神戸に敗れた。

清水―神戸 後半42分、清水は神戸・大崎(左から3人目)に追加点を決められる=アイスタ日本平
清水―神戸 後半42分、清水は神戸・大崎(左から3人目)に追加点を決められる=アイスタ日本平


②アイスタ(神戸1勝1分け) ▽観衆7314人
神戸 15勝9分け5敗(54) 2(1―0 1―0)0 清水6勝11分け13敗(29)
▽得点者【神】武藤(1)大崎(1)

 【評】清水は神戸の守備を最後まで崩せず、屈した。
 前半9分、神戸のシュートが清水の井林に当たってコースが変わり、先制点を献上。清水は34分、右クロスにFWチアゴサンタナが頭で合わせたが、相手GKの好守に阻まれた。チアゴサンタナは43分にも絶好機を迎えたが、枠を外した。
 後半も清水が攻勢に出たが、決定機につなげられず。42分に神戸のシュートが再び味方に触れてゴールを割られ、万事休した。


 ■出ばなくじかれ 逸機に泣く
 決定機を仕留められず、少ないピンチで失点を喫する。「内容では引き分けが妥当だった」とロティーナ監督は総括したが、神戸に思い通りの試合運びを許し、清水は勝負弱さを露呈した。負けパターンに陥り、今季6度目となる連勝が懸かった試合でまたも波に乗るチャンスを逃した。
 中盤の攻防では相手を上回る場面が多く、押し気味に試合を進めた。ただ、3戦連発中のFWチアゴサンタナが前半に2度の逸機。後半もイレブンはゴール前での連係プレーやクロスの精度を欠き、2試合ぶり先発のMFベンジャミン・コロリは「決めなければ勝てない」と肩を落とす。
 前半9分、左サイドを起点とした神戸の攻めに対し、パスの出し手と受け手への寄せがともに甘くなり、失点。「もう少し相手のシュートコースを切れれば」とDF井林は悔やむ。出ばなをくじかれ、ゲームプランは崩れた。
 25日には17位徳島と18位仙台の直接対決があり、今節で降格圏との勝ち点差は6から縮まる。前節からスタンドには、2015年に初のJ2降格が決まった日付「10・17」に「己を信じろ」と記した幕が掲げられている。サポーターの願いとは裏腹に、残留争いは再び予断を許さない状況になりつつある。
 (市川淳一朗)

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