⚽清水エスパルス G大阪に競り負け J1リーグ第24節
明治安田J1リーグは13日、静岡市のIAIスタジアム日本平で第24節の1試合が行われ、清水はG大阪に0-1で敗れた。清水は勝ち点24の同14位。

②アイスタ(G大阪1勝1分け)▽観衆6865人
G大阪 8勝5分け11敗(29) 1(0―0 1―0)0 清水 5勝9分け10敗(24)
▽得点者【G】山見(1)
【評】清水は終盤の失点でG大阪に屈した。
前半は互いにゴールまであと一歩の展開。16分に右CKをヴァウドが頭で合わせたが、ポストに阻まれた。一方で7分のG大阪レアンドロペレイラのシュートはポストに救われた。
後半も一進一退が続いたが、37分にG大阪の山見にペナルティーエリア左から蹴り込まれて失点。清水は良い攻撃の形が得点に結び付かず、セットプレーも不発だった。
■攻撃精度低く手痛い敗戦
試合の主導権が行き来する展開で、清水は攻撃に転じても最後まで決め手を欠いた。シュート数はG大阪の倍以上の14本。終盤に待っていた相手の鮮やかなゴールで均衡を破られ、同じく下位で苦しむチームに対しホームで手痛い敗戦を喫した。
相手に押される時間もあったが、カウンターを中心に好機は少なくなかった。ただ、敵陣でのつなぎの場面でミスが絡んだり、ラストパスやフィニッシュの精度が足りなかったり。「攻撃でより高い質の働きを見せないと」とロティーナ監督は敗因を口にする。
後半37分に失点し、相手が守りの意識を高めた中では攻撃の迫力不足が目立った。明確な決定機を生み出せないまま、試合終了のホイッスル。ピッチでは自陣でのボール奪取でカウンターの起点となっていた加入後2試合目のMF松岡が、人一倍無念さをにじませていた。
残留争いに巻き込まれているチーム同士の直接対決を落とす結果となり、MF河井は「勝ち点3を望んでいた中での0はショックが大きい」と唇をかむ。勝ち点差2で追う位置にいた13位G大阪の背中は遠のき、降格圏はすぐそばまで迫っている。