県立高、夏休み明けに時差通学実施へ 新型コロナ感染増加受け

 静岡県立高校と県立特別支援学校で新型コロナウイルスに感染した児童生徒と教職員の数は、7月に月別で最多の63人になった。県教委がまとめた。県内の感染者数の増加とともに、学校関係者の感染確認も相次いでいる。県教委はまん延防止等重点措置の適用などを受け、公共交通機関を使う生徒が多い県立高で、夏休み明けに時差通学を行う方針。
 県教委によると、県立学校の感染者数は7月末時点で累計224人。新型コロナの流行開始から2020年12月までは累計17人にとどまっていたが、「第3波」のピークを迎えた21年1月は1カ月で60人に増えた。その後は急減したが、大型連休明けの「第4波」で5月は単月で53人に増え、7月はそれをさらに上回った。
 夏休みの終了時期は学校ごとに異なるが、早い学校は8月26日に再開する。県教委は近く各校に通知を出し、主要駅の利用生徒が多い学校を中心に、登校時間の繰り上げや繰り下げにより通学時のリスク低減を求める。
 県独自の警戒レベルが最も重い「レベル6(厳重警戒)」となり、県立学校には既に部活動の人数制限などが通知された。一方、地域一斉の臨時休校は、文部科学省がガイドラインで「学びの保障や心身への影響の観点からも避けるべき」としていて、県教委健康体育課も「現時点で県内一斉の休校は考えていない」と慎重な姿勢を示している。
 (政治部・杉崎素子)

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