国道135号、29日通行止め解除 熱海ビーチライン、30日から通常営業 台風影響なければ
静岡県は26日、熱海市伊豆山の土石流被害により同市内で通行止めが続いている国道135号について、日本列島に接近する台風8号の影響がなければ29日午後3時に規制を解除すると発表した。国道の規制解除に伴い、迂回(うかい)路として無料開放していた有料道路の熱海ビーチラインは、30日午前0時から通常営業に戻す。
県道路企画課などによると、国道の規制解除後は土石流が到達した逢初(あいぞめ)橋周辺に誘導員を置くなどして状況を監視する。
当面の基準として、時間雨量が10ミリ以上または連続雨量が50ミリ以上を観測した場合か、土石流の起点に設置した地盤伸縮計が基準値以上の異変を観測した場合は、国道135号の同市東海岸町から神奈川県境までを全面通行止めとする。
有料道路の伊豆スカイラインは東京五輪に合わせた混雑対策として8月8日まで無料開放を継続する。