第二の故郷に恩返し誓う 浜松育ちバルボーザ選手 五輪ブラジル柔道、市内団体とリモート交流

 浜松市で事前合宿している東京五輪ブラジル選手団で、柔道男子73キロ級に出場するエドゥアルド・カツヒロ・バルボーザ選手(29)が16日、市内のボランティア団体とリモートで交流した。浜松で3歳から17歳までを過ごしたバルボーザ選手は第二の故郷へ感謝の言葉を繰り返し、「コロナ禍で恩師や友人に会えないのは残念だが、メダルを取って恩返しをしたい」と誓った。

佐藤さん(右)らとリモートで交流し、恩返しを誓うバルボーザ選手=浜松市中区
佐藤さん(右)らとリモートで交流し、恩返しを誓うバルボーザ選手=浜松市中区

 父親が指導者だったというバルボーザ選手は、兄と姉の背中を追って小学1年で柔道を始めた。天竜中を経て笠井中から天竜林業高(当時)に進む傍ら、市内の複数の道場で稽古を積んだ。
 北京五輪に出場した姉の姿に刺激を受け、ブラジル帰国後も五輪を目標に幾多の苦難を乗り越えた。東京行きの切符は最後の大会でつかんだといい、「自分は遅咲きだけど、東京五輪があったからこそ、あきらめずに努力を続けられた。機会を与えてもらい、感謝しかない」と強調した。
 リモートで交流したのは「こまたす推進プロジェクト」の佐藤光春代表理事(57)とアイラ・ウェンディさん(29)。2人はコロナ禍で続ける調整の工夫や浜松の思い出などを聞いたほか、出場予定の個人戦(26日)と団体戦(31日)を「みんな、テレビの前から応援する」と約束した。
 バルボーザ選手は滞在先の宿泊施設で従業員の新型コロナ感染が発生した現状にも触れ、「選手団以外との接触が一切なく、練習に集中できる環境が整えられている」と関係者の対応に感謝した。
 交流の様子は近日中に「エンジョイこまたすライフ」として動画投稿サイトの「ユーチューブ」で配信する。
 (浜松総局・荻島浩太)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ