タイル画でイタリア応援 藤枝小児童制作、御殿場で展示へ
東京五輪・パラリンピックのイタリアチームのホストタウンである藤枝市の藤枝小で13日、同国選手を応援するタイルアートのお披露目会が行われた。五輪柔道チームの事前合宿の入国に合わせ、17日から練習会場の時之栖(御殿場市)で展示する。

5年生約90人が6月中旬から制作を進めた。色を付けた計100枚のタイルを組み合わせ、縦90センチ、横180センチほどのアートに仕上げた。タイルは藤枝市陶芸センターで焼成した。
アートは富士山やサッカーボール、ピサの斜塔、金メダルなどを表現。タイルに「がんばれ」「おうえんしています」「Ciao(チャオ)」といったメッセージを刻んだ。
長谷志桜里さん(10)は「日本選手だけでなく、イタリアの選手の活躍も楽しみたい」と話した。
同校ではこれまで、同国の柔道選手を招いた給食会や柔道体験など国境を越えた交流を深めてきた。
市は五輪柔道チームの事前合宿受け入れを計画していたが、感染症対策を強化するため、受け入れ主体は藤枝市のまま合宿地を御殿場市に変更した。
(藤枝支局・岩下勝哉)