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テーマ : 議会しずおか

汚泥改善、意見書を可決 富士宮市議会、国や県に提出へ【サクラエビ異変 母なる富士川】

 富士川中下流域に高分子凝集剤入りポリマー汚泥が残留している問題で、富士宮市議会は5日の6月定例会最終本会議で、市民らから提出された請願を採択し、国と県に富士川下流域の河川環境改善を求める意見書を原案通り可決した。ともに賛成多数だった。意見書は数日中に首相や関係閣僚、県知事宛てに送る。

河川環境改善を求める意見書要旨
河川環境改善を求める意見書要旨

 本会議では4氏が討論を展開。辻村岳瑠氏(育成)は「当市の最大の資源は水。水に関する請願は極めて重要なもの」と主張し、深沢竜介氏(令和)は「議員には未来への責任がある。一刻も早く富士宮市議会から声を上げるべき」と採択すべきとした。一方で、佐野寿夫氏(公明会)は「きれいな水を求めていることには賛同」とした上で「公式な調査機関からの報告を受けていきたい。継続審査を求める」とした。
 遠藤英明議長は閉会後、「地元が声を上げていかないといけない。スピード感をもって一日も早く国や県に対応を求めていきたい」と述べた。
 請願は林業家でサクラエビ漁師の佐野文洋さんや地元区長ら11人が市議会に提出。市議14人が紹介議員として賛同、議長も後押しする意向を示していた。
 (「サクラエビ異変」取材班)

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