メガソーラー確約書 不履行「損賠に当たらず」 伊東市長

 伊東市八幡野の大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設を巡り小野達也市長が事業者の伊豆メガソーラーパーク合同会社と独断で「確約書」を交わしていた問題で、市議会は30日、全員協議会を開き小野市長が署名した経緯などをただした。市は確約に応じない意向で、小野市長は「不履行で損害賠償を請求されるものではない」などとして効力を否定した。
 確約書は事業地内河川の占用不許可を巡り市が同社と東京高裁で係争中に小野市長が署名した。市の控訴が棄却された場合に許可を約束する内容を含む。
 小野市長は答弁で、控訴審が不利とされる中、事業遅延に伴う損害を同社の代理人弁護士に自ら尋ねた経緯を説明。その過程で確約書を求められ、担当職員とのやりとりだけで同社に送付したという。小野市長は「正直焦っていた。一筆で損賠リスクを軽減できるならと考えたが、大変軽率で大いに反省している」と陳謝した。
 市当局は不許可の判断自体は「裁量権の逸脱や乱用に当たらない」とした控訴審判決の確定により、「損害は発生していない」との認識を示した。市議からは、同社の代理人弁護士が係争中に市の代理人弁護士を通さず小野市長に書面の提出を求めた経緯を問題視する意見も出された。
 市議会は全協に先立って6月定例会最終本会議を開き、11議案を可決し閉会した。

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