特集 : 函南町

函南メガソーラー環境アセス 特性踏まえた調査を 知事意見書

 静岡県は29日までに、函南町軽井沢で進む大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画に伴う環境影響評価(アセスメント)の方法書について、川勝平太知事の意見書をまとめて公表した。生活、自然環境への影響を懸念し、地域特性を踏まえた調査、予測、評価を「必ず実施すること」と明記している。
 意見書では大気汚染や騒音、振動など個別事項ごとに実施すべき調査を示した。水質汚濁では原因となる浮遊物質の発生に加え、排水する河川におけるpH(ペーハー)の変化などについても調べるよう求めた。河川や地下水の水量について、下流まで影響が及ぶ場合は柿沢川下流や狩野川まで調査の範囲を拡大し、生態系も含めた予測、評価を実施すべきとした。
 事業用地の真下に活断層が存在する地域特性を踏まえ、構造物を設置する地盤の強度、土地の安定性に関する詳細な地質調査を盛り込んだ。その際、森林伐採に伴う雨水の浸透、流出など水循環への影響を検討するよう加えた。
 県は4~6月、環境アセス方法書に対する審議会を4回開催し、答申を受けた川勝知事が仁科喜世志町長の考えなども踏まえて意見書をまとめた。順守を義務づける法的拘束力はないが、意見書を受けて環境アセスの方法書を修正、変更する場合は「調査を実施する前に資料を提出すること」としている。

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