クーポール会館8月末閉館 静岡中心街、宴会需要激減で経営悪化

 静岡市葵区紺屋町の宴会場「クーポール会館」(佐原佳則社長)が8月末で閉館することが、29日までの同会館への取材で分かった。新型コロナウイルス感染拡大を受けた宴会需要の激減による経営環境の悪化が要因。会合や同窓会、結婚式など大人数が集える中心市街地の会場として67年間親しまれてきた。

8月末の閉館を決めたクーポール会館=25日、静岡市葵区
8月末の閉館を決めたクーポール会館=25日、静岡市葵区

 閉館後の用途は、未定という。
 JR静岡駅に近い紺屋町名店街沿いで1954年に開業した。地上8階建てで宴会場や披露宴などで使える会場が約10室あり、館内の厨房(ちゅうぼう)で調理した料理を提供してきた。コロナ禍を受け、売り上げはコロナ前と比べ9割減に落ち込んでいた。
 宴会需要が低迷する中で昨年秋には1階ロビーを改装しレストランやカフェ、持ち帰り弁当の販売にも挑戦したが、業績回復にはつながらなかった。
 佐原社長は「経営環境の回復はいまだ見通せない。経営が立ちゆかなくなる前に閉館したい」とし、閉館後の施設の運用については「地域の方々に再び気軽に立ち寄ってもらえる業態としての再開を模索する」と話した。

 

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