コロナ後見据え戦略継続 ヤマハ株主総会で社長強調

 ヤマハは24日、定時株主総会を浜松市中区の本社で開いた。コロナ禍で最終年度を迎えた中期経営計画について、中田卓也社長は「経営ビジョンや基本戦略に変わりはない。社会、経済活動が制約を受ける中、困難な状況を克服しながらさまざまな挑戦をしている」と述べ、収束後も見据えて顧客とのつながり強化や社会貢献事業などの重点戦略を加速させる姿勢を強調した。
 2021年3月期連結決算は上期の落ち込みを補いきれず、2年連続の減収減益になった。22年3月期業績予想で事業利益率などの財務目標未達成を見通す一方、新興国の器楽教育普及はベトナムで新たに教育課程に組み込まれて普及が進み、21年3月末時点で累計71万人まで伸びた。認証木材使用率は目標の50%に対し、2年目で48%までを達成した。
 篠原弘道NTT会長と吉沢尚子ナレッジピース取締役が新たに社外取締役に就くなど、取締役8人の選任案などを原案通り可決した。出席株主は委任状を含めて37人(前年40人)で、5人が質問した。所要時間は55分(同53分)だった。
 (浜松総局・荻島浩太)

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