特集 : 函南町

店舗前に“ミニわさび田”設置 三島の山本食品 栽培の様子、興味持って

 三島市のわさび漬け製造販売「山本食品」は、三嶋大社の鳥居前に構える「門前せせらぎ店」で、地元の水を循環させてワサビを育てる“ミニわさび田”を設置した。清らかな水で育むワサビ栽培の様子を間近で見学でき、山本豊社長は「チューブではない本わさびを多くの人に知ってもらいたい」と語る。

店の前に設置したミニわさび田=三島市
店の前に設置したミニわさび田=三島市

 わさび田は縦80センチ、横180センチの大きさで、敷き詰めた砂地にワサビ10本を植え付けた。水道事業者「リブテック」(沼津市)の野田始彦会長(55)も監修に加わり、三島の水をワサビ栽培に適した12度に冷却して循環させている。栽培手法は長野県に多い「平地式」を採用し、山本社長らが竹を組み立てるなど手作りで仕上げた。
 山本食品は昨年、函南町で運営する「伊豆わさびミュージアム」に、伊豆半島で主流の「畳石式」のわさび田を本格再現した。棚田のような迫力のわさび田を見学に訪れる観光客は多く、三嶋大社前の店にも設置してワサビの魅力を伝えようと考えた。平地式のわさび田は屋外にあるため温度管理が難しく、屋根を付けるなどして栽培の環境を少しずつ整えていくという。
 山本社長は「ワサビがどうやって成長するか知らない人も多い。興味を持ってもらえるだけでも大成功」と意気込む。
 (三島支局・金野真仁)

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