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川勝知事 自民と臨戦態勢継続 「ノーサイドにあらず」

 20日投開票の静岡県知事選で4選を果たした川勝平太知事は24日、静岡市内で開かれた立憲民主党県連幹事会の冒頭であいさつし、選挙戦での支援に感謝した。相手候補を推薦した自民党を指して「今回は『ノーサイド』と言うわけにはいかない」とも述べ、臨戦態勢を継続する姿勢を示した。
 知事は2009年に初当選した直後、敵も味方も関係なく試合後はたたえ合うラグビーの精神にのっとり「ノーサイドだ」と発言。13年の再選後と17年の3選後もノーサイドを決まり文句とし、いずれの党派にも偏らない姿勢を示していた。
 知事は立民県連の幹事会で、自民党がリニア中央新幹線の早期実現を公約に掲げながら、知事選では相手候補がルート変更や工事中止に言及しても、誰もとがめなかったとして「変な政党だ」と非難した。さらに知事選後に「自民党筋が私に当たりを働き掛けてきた」と明かし、「ついに党本部が動いた。相手にとって不足なし」とした。
 立民県連の渡辺周代表(衆院静岡6区)は幹事会後の取材に、県議会の自民会派が過半数を占める現状に触れ「予算や条例を打ち出すには自民の賛同が必要。衝突による県政の停滞は好ましくない」と冷静な対応を求めた。

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