ツナのレトルトパウチ 三共食品(焼津市)、使い勝手の良さ重視【静岡ものづくり最前線】

 ビンチョウマグロを使った唯一の小売り用自社ブランド製品。使い勝手の良さを重視し、レトルトパウチを採用することで、缶詰の開封時の煩わしさを解消した。

ビンチョウマグロを使用した「SKOホワイトミートフレーク」
ビンチョウマグロを使用した「SKOホワイトミートフレーク」

 ツナ缶に使われる頻度の高いキハダマグロではなく、味の良さにこだわりビンチョウマグロを使っている。油分が少なく、油切り不要でそのまま、サラダに入れたり、ごはんにかけたりして食べる。森琢史社長(32)は「下味がしっかり付いているため、しょうゆをかけなくても十分」と話す。
 レトルト食品の製造工程の要は加圧加熱殺菌。ツナフレークを袋に入れた状態のまま自社工場の殺菌釜に入れて、120度の熱で殺菌。安全性を高めた上で常温保存を可能とした。
 製造開始は20年ほど前。社員や得意先企業向けに当初販売していたところ、評判を呼び、森社長が就任した3年前から、SNSでの発信など販売強化に取り組んでいる。
 1袋100グラム入りで200円。販売は電話かオンラインでの注文で受け付けている。生産量が限定的なため、スーパーなどには出していない。それでも年間1000万円ほど売り上げている。森社長は「わが社の高い技術力が詰め込まれた商品。将来的に首都圏での販売も視野に入れている」と話す。

 企業情報 焼津市惣右衛門423。1952年設立。従業員65人。「SKO」のブランドを展開している。
 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ