家飲みに「責め」の日本酒 萩錦酒造とコメヤス酒店が商品化
静岡市駿河区の酒蔵「萩錦酒造」(萩原知令社長)と葵区の「コメヤス酒店」(岡野重美代表)は、日本酒を搾る工程の終盤でもろみに一定の圧力をかけて得られる「責め」と呼ばれる清酒の新ブランド「責め取り」を発売した。

責めは、搾り工程の中盤までに得られる酒に比べ雑味が多く、安価なのが特徴。同酒蔵は、これまで主に業務用に販売してきたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う業務需要低迷を受け、同酒店と共同で家飲み需要向けに商品化した。
ラベルは、文字をアートとして描く静岡市出身のカリグラフィー作家、ザックバランさんが手がけた。
萩原社長は「手頃な価格で品質の高い日本酒が味わえる『責め』を楽しんでほしい」と話す。
純米大吟醸や吟醸など5種類で各種1800ミリリットルと720ミリリットルの2サイズ。問い合わせはコメヤス酒店<電054(252)6632>へ。