越境EC気軽に 浜松商議所「ゼンプラス」活用、出品参加募る
浜松商工会議所はこのほど、海外向け専用の越境EC(電子商取引)モール「ZenPlus(ゼンプラス)」を運営するゼンマーケット(大阪市)と業務提携を結んだ。ゼンプラスは出店・登録料などが無料で、各出品事業者は海外発送や翻訳の手続きなしで海外への販路開拓を図れる。コロナ禍で訪日客需要が激減する中、同商議所が個人を含めた全会員に気軽な出品参加を募っている。

ゼンプラスは100万人の会員を有し、発送数は150カ国に50万個以上。出品事業者は専用サイトを通じ、国内販売の感覚で自社製品の登録を日本語で行い、海外からの購入注文を受けた後に大阪の倉庫に発送する。国内送料と販売手数料10%だけの負担で済む。
業務提携は全国20弱の商議所と結ばれ、県内では初。提携で個人事業主も出品可能になったのが特長という。
浜松商議所は食品や伝統工芸品を中心に約30件の出品を目指し、既に15件ほどの希望を確認している。22日午後1~2時にWEB形式の説明会を開き、登録方法などを解説する。
問い合わせは商業観光課<電053(452)1114>へ。
(浜松総局・荻島浩太)