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裾野市がトヨタ社員採用 未来都市周辺整備を担当

 裾野市は31日までに、市内で先端技術の実証都市「ウーブン・シティ」を建設しているトヨタ自動車の社員1人を、6月から任期付き採用職員として迎え入れる方針を固めた。トヨタ社員はウーブン・シティ周辺のにぎわい創出やアクセス向上を図る整備事業を担当し、トヨタとのパイプ役を担う。
 市はウーブン・シティ建設と連動した周辺整備事業の推進を図るため、トヨタとの連携強化が必要と判断し、社員の派遣を同社に打診していた。派遣される社員は、市の建設部付き参事(課長級)として専属チームに所属し、トヨタとの連絡・調整、周辺住民や関係機関との協議・説明を受け持つという。
 任期付き採用職員は高度な専門知識を生かした民間人材を登用する制度。任期は通常1年間だが、最長5年間まで延長できる。
 市の構想では、ウーブン・シティ建設に伴う交流・関係人口の拡大を見据え、最寄り駅のJR岩波駅周辺に、情報発信や物産販売、子育て支援の機能を持たせた交流拠点などを整備する方針。
 市は2015~19年度に、市内に東富士工場を構えていたトヨタ自動車東日本から行政経営監を起用していた。
 (東部総局・八木敬介)

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