自転車ロードコース沿道、違反広告全144件是正 静岡県と市町連携【東京五輪】

 静岡県は28日までに、7月に予定されている東京五輪自転車ロードレースのコース沿道(御殿場、裾野、小山の2市1町)に設置された違反広告物144件の全てが是正されたと明らかにした。富士山の眺望を生かした五輪コースの景観づくりをレガシー(遺産)の一つとし、今後は観光振興につなげる方針だ。

(提供写真)違反広告物が是正された後の2019年6月のコース沿道=裾野市内(県提供)
(提供写真)違反広告物が是正された後の2019年6月のコース沿道=裾野市内(県提供)
(提供写真)違反広告物が是正される前の2018年3月のコース沿道=裾野市内(県提供)
(提供写真)違反広告物が是正される前の2018年3月のコース沿道=裾野市内(県提供)
自転車競技ロードレースコース沿道の違反広告物数の推移
自転車競技ロードレースコース沿道の違反広告物数の推移
(提供写真)違反広告物が是正された後の2019年6月のコース沿道=裾野市内(県提供)
(提供写真)違反広告物が是正される前の2018年3月のコース沿道=裾野市内(県提供)
自転車競技ロードレースコース沿道の違反広告物数の推移

 144件の内訳は御殿場市47件、裾野市68件、小山町29件。国道469号や県道須走小山線を含むコース沿道は県や市が条例による規制地域に指定している。これらの地域では野立て看板に一定のルールが設けられ、道案内に限定したり、看板の大きさや案内表記の割合などが定められたりしている。
 県はコース公表後の2018年9月から2市1町と連携して、沿道に設置された違反広告物の対策に取り組み、広告主や広告業者に自主的な撤去や改修に協力するように働き掛けてきた。その結果、今年4月までに全ての事業者が是正指導に応じた。
 県は今後、富士山周辺9市町と構成する協議会を軸に景観形成をさらに進めていく。県景観まちづくり課の勝山敏司班長は「富士山周辺の行政や地元住民の景観意識は高い。今回のノウハウを生かし、観光客に楽しんでもらう景観づくりに継続的に取り組む」としている。
 (政治部・大橋弘典)

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