女子アーチェリー内定 山内(浜松商高出)「代表実感、責任も」 けが回復、順調な仕上がり

 アーチェリーの東京五輪女子日本代表に内定した山内梓(近大職、浜松商高出)が21日、奈良県生駒市の近大総合グラウンド洋弓場で報道陣に練習を公開した。代表の座を射止めて1カ月がたち「終わった瞬間はなかったが、じわじわと実感が湧いてきた。今は責任を感じる」と率直な心境を語った。

 3月の東京五輪最終選考会1週間前に痛めた左肩周辺の筋肉について「痛みはほとんどない。通常通りの練習ができる」までに回復した。この日は5大会連続五輪出場を決めた男子の古川高晴(近大職)とともに公開練習に臨み、約250本の矢を放ち順調な仕上がりを印象づけた。
 28日から日本代表合宿が始まり6月には韓国でアジアカップも予定されるが、コロナ禍で不透明な状況が続く。近大の山田監督は「どんな形でも練習できる環境は確保する」と全面的な支援を約束する。山内は「近大を離れても動画などで工夫してコミュニケーションを取りたい」と話す。
 今春に大学を卒業し、社会人となって東大阪市内で1人暮らしを始めた。寮生活で機会がなかった自炊にも積極的に取り組んでいる。さらに「ゆっくり湯船につかると、疲れが取れる」と外出がままならない状況でも気分転換を図っている。
 東京五輪では個人と団体のほか、新たに男女混合が加わる。予選の結果で最上位の男女が自動的にペアを組む。山内は「まずは個人戦を頑張りたい」としながら、2012年ロンドン五輪銀メダリストの古川と組む可能性がある混合にも意欲を示し「出られればメダルを取りたい」と目標を掲げた。
 (名倉正和)

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