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「空飛ぶクルマ」磐田で製造開始 スズキとスカイドライブ 25年万博運航機も

 スズキは7日、「空飛ぶクルマ」を開発するスタートアップのスカイドライブ(愛知県豊田市)と連携し、スズキグループの磐田市の工場で機体製造を開始したと発表した。2025年の大阪・関西万博で運航予定の空飛ぶクルマをはじめ、販売用機体を順次製造する。スカイドライブは現在国内外で258機の購入予約を受けている。

製造する3人乗り機体(スカイドライブ提供)
製造する3人乗り機体(スカイドライブ提供)
「空飛ぶクルマ」の製造を開始したスズキグループの工場=磐田市内(スカイドライブ提供)
「空飛ぶクルマ」の製造を開始したスズキグループの工場=磐田市内(スカイドライブ提供)
製造する3人乗り機体(スカイドライブ提供)
「空飛ぶクルマ」の製造を開始したスズキグループの工場=磐田市内(スカイドライブ提供)

 機体は3人乗り(操縦士1人、乗客2人)の「スカイドライブ(SDー05型)」。全長約11・5メートル、全幅約11・3メートル、全高約3メートル(ローター含む)で、航続距離は約15キロ。スカイドライブの製造子会社スカイワークス(磐田市)が生産を担う。スカイワークスの社員の半数はスズキからの出向で、軽量化や組み立てなど量産関連技術の経験や知見の提供で協力する。昨年9月から機体の試作や組み立て手順書作成など準備を進めてきた。
 スカイドライブによると、生産スケジュールなどは非公表だが、同工場では年間最大100機を製造する体制を整えている。納入は「型式証明」取得後の26年以降を見込む。
 スズキの鈴木俊宏社長や、スカイドライブの福沢知浩代表取締役CEO(最高経営責任者)、スカイワークス従業員ら関係者が6日、磐田市の工場で安全稼働を祈願する式に臨んだ。スカイドライブの福沢CEOは「安全で高品質、快適なモビリティ提供を目指す。空の移動革命をけん引するため、実直に開発、製造、認証活動にまい進する」とコメントした。
 スズキ、スカイドライブの両社は22年3月に空飛ぶクルマの事業・技術連携に関する協定を締結。その後、製造協力契約を結んだり、スズキが出資額を増やしたりしながら、連携を強化し、準備を進めてきた。スズキが主力とするインド市場でも連携する。スカイドライブは27年をめどに社会実装を目指し、慢性的な渋滞の解消などにつながる輸送ビジネス構築や事業化調査などを進めている。

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