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テーマ : 三島市

陸上男子学生 食事で応援 「すその頂飯」第2弾 日大短期大学部 献立開発

 裾野市のスポーツや観光、経済団体でつくる市スポーツツーリズム推進協議会は20日、陸上の男子大学生選手に向けた食事メニューの開発を始めた。日本大短期大学部食物栄養学科(三島市)と来年1月までに1週間3食分、計21種類の献立を作り、合宿の受け入れ先となる宿泊施設や飲食店が提供する。

「すその頂飯」の新しいメニューを考える関係者=三島市の日本大短期大学部
「すその頂飯」の新しいメニューを考える関係者=三島市の日本大短期大学部

 地元食材を使い、2020年度に考案した「すその頂飯(いただきめし)」の第2弾。前回は実業団の女子陸上選手に適したメニューだった。近年は男子大学生チームの合宿が増えているため、ふさわしい量と栄養素の食事を考えて選手の滋養強壮と疲労回復につなげる。
 開発には同短期大学部の学生6人も参加する。三島市のキャンパスで初会合を開き、実業団チームの管理栄養士を務める蒲生佳奈さんが「エネルギー源の糖質や貧血対策の鉄分の摂取を考えてほしい。男子選手は女子選手に比べて体脂肪率が低く、その分必要なエネルギー量、ご飯量が多い」などと助言した。
 6人は篠原啓子准教授らの指導で朝食、昼食、夕食の主食、主菜、副菜、汁物を考えた。大学生は実業団ほど活動資金が潤沢ではないため、食費にも配慮しながら工夫を凝らしたメニューを提案する。
 裾野市は標高1千メートル以上の「準高地トレーニング」の環境を生かし、陸上を中心としたスポーツ合宿の誘致を強化している。
 (東部総局・杉山諭)

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