スポーツ科学の知識伝授 三島南高で谷本さん(順大)が講座
三島市の三島南高でこのほど、連携協定を結ぶ順天堂大の講師を招いた初めての講座が開かれた。同大スポーツ健康科学部の谷本道哉先任准教授が、スポーツや健康関連への進路を希望する生徒にスポーツ科学の知識を伝え、頭を使って練習や試合に臨む大切さを教えた。

谷本さんは「スポーツ理論のホントとウソ」などのテーマで講演し、動作や筋力の左右差はない方が良いのかを解説。心臓や肝臓の位置など人間の構造が左右対称でない点、筋肉量や握力などに差がある点などから「左右の動きが違う競技は左右差があって当たり前」「トップ選手はその差をうまく使う」などと伝えた。スポーツ選手がコーラを飲む是非については「特に大きな害がない」とし、糖分が多い飲み物を運動後に摂取すると疲労回復に効果があるとした。
同校と同大保健看護学部は3月に連携協定を締結。今回は専攻実技で体育を選択する2、3年生約50人が指導を受けた。