三島市街の自然満喫 宿泊者に「朝旅」体験を 17日からツアー 団体客ターゲット、再訪きっかけに
三島市観光協会が推す「みしま朝旅」を味わうツアーが17日から、市内で始まる。宿泊のみで市内に立ち寄る団体客をターゲットに、再訪のきっかけにしていく考えだ。

同市の関係人口創出に取り組む「シタテ」が、富士山三島東急ホテルと組んで開催する。JR三島駅周辺の清流や寺を巡る「街歩き」と、環境教育指導員による「ネーチャーゲーム」を合わせたツアーで、歴史と自然が街中に残る三島の魅力を堪能してもらう。
同ホテルによると、バスで訪れる団体客は夕方に到着後、出歩かないまま明朝に出発するケースが多いという。当面は宿泊者へのオプションとして実施し、将来的には団体客の旅程への組み込みや外国人旅行者向けのサービスとして広げていくという。
7日朝には関係者がツアーを体験。街の歴史を聞きながら約1時間の散歩を楽しみ、白滝公園で自然に触れ合うゲームを満喫した。
木曜と日曜を中心に不定期で開催する。シタテの山森達也代表は「せっかく三島に来たのに街中を歩かないのはもったいない。三島を知って好きになり、また来てもらえるようにしたい」と話す。
(三島支局・岡田拓也)