多様性尊重する社会へ 三島でシンポ インクルーシブ考える
三島市のNPO法人自立生活センターアシストミル(湯山恭子代表)はこのほど、多様性を認めて支え合うインクルーシブ社会について考えるシンポジウムを市民生涯学習センターで開いた。

自立生活センターナビ(大阪市)の東佳実さんと、自立生活センター富士(富士市)の和田彩起子さんを招き、湯山代表とともに誰もが尊重し合える社会の実現に向けて意見を交わした。
東さんは「障害のない子もしんどいのが今の教育現場」との言葉がきっかけで、障害の有無にかかわらず共に学ぶ「インクルーシブ教育」を進めるプロジェクトに参加した体験談を紹介。障害児と健常児を分ける分離教育について「最初の分離は一生の分離。小さい頃から分けられると、互いを知らずに遠ざける。分けるから分かり合えない」と語った。