三島の「しゃぎり」 韓国で披露へ 市長に報告
三島市の伝統芸能「しゃぎり」の永続的な発展を目指すしゃぎりフェスティバル実行委員会はこのほど、市役所に豊岡武士市長を訪ね、10月に韓国で開かれるイベントに本県の伝統芸能を披露する芸能団として出演すると報告した。

イベントは韓国の古代国家「百済」の首都だった忠清南道公州市などで開かれる「大百済典」。実行委を構成する芝町青年会、東本町二丁目しゃぎり会、三嶋緑町しゃぎり会、大宮町三丁目自治会しゃぎり部、大場しゃぎり保存会の有志15人が現地に出向く。各町で受け継がれるしゃぎりは若干異なり、現在は遠征メンバーでリズムを合わせる練習を重ねている。
しゃぎりの練習を見学する外国人が最近増えているといい、実行委の福田勝彦代表(51)は「三島のしゃぎりは認知度が低い。しゃぎりの良さを海外でも知ってもらいたい」と意気込む。豊岡市長は「気合いっぱいに演奏してきてほしい」と期待した。
実行委は9月3日午後1時から市民文化会館で開く同フェスティバルもPRした。