農兵節やみしまサンバ 熱気最高潮 三嶋大祭り閉幕
3日間にわたって開催された三嶋大祭り最終日は17日、「踊りの日」と銘打ち、農兵節やみしまサンバの華やかなパレードを三島市の大通りで繰り広げた。子供しゃぎり大会や当番町による山車の競り合いも行われ、熱気は最高潮のままフィナーレを迎えた。

パレードは農兵節に7団体約180人、みしまサンバには9団体約千人が参加した。幕末の農兵調練をイメージした歌と踊りの農兵節は、市民が世代を超えて受け継いできた伝統芸能。パレードでは普及会のメンバーを筆頭に市議団や商工会青年部、NPO法人みしまびと、三島北高有志などが続き、沿道の声援を受けて祭りを盛り上げた。
夜は三嶋大社で参加自由の農兵節とみしまサンバの総踊りが行われ、多くの市民が集結した。大社前では山車の競り合いも繰り広げられ、しゃぎりの音とかけ声が響く中、祭りを締めくくった。
期間中の人出は、台風接近に伴う大雨や公共交通機関の乱れの影響を受け、例年よりも少ない45万人(主催者発表)だった。
(三島支局・岡田拓也)