三嶋大祭り開幕 山車競り合い、威勢良く 伝統の「しゃぎり」響く
三島市の夏を彩る風物詩「三嶋大祭り」(実行委主催)が15日、三嶋大社を拠点とした市中心部で開幕した。懸念された台風7号の影響を感じさせない晴天の中、初日から山車の競り合いや伝統の祭りばやし「しゃぎり」が繰り広げられた。心躍るリズムが町中に響き渡り、歩行者専用道路になった大通りは法被姿の地元住民や多くの来場者でにぎわった。
午後2時半すぎ、6年に1度巡ってくる当番町(大社町、日の出町、東町、南二日町、東本町一丁目、東本町二丁目)が山車の引き回しに出発。大通りにも12台の山車が並び、太鼓や笛、すりがねの音を威勢良く響かせた。三嶋大社前では「子供しゃぎり大会」も行われ、8団体約100人が練習を重ねてきた演奏を堂々と披露した。夜には当番町の山車が競り合い、わが町自慢のしゃぎりを披露し、周辺は熱気に包まれた。
祭りは17日まで。16日は頼朝公旗揚げ行列が午後4時に三嶋大社を出発し、源頼朝役を務めるお笑い芸人のあばれる君らが市内を練り歩く。午後7時半に手筒花火、午後8時に山車の競り合いが行われる。
(三島支局・岡田拓也)