自動運転実証実験 国交省に補助申請 三島で2市2町協議会
三島、裾野、長泉、清水の2市2町でつくる富士山南東スマートフロンティア推進協議会は4日、首長会議を三島市で開いた。JR三島駅と下土狩駅を結ぶ自動運転の実証実験実施に向け、国土交通省の補助金事業に申請したと明らかにした。採択されれば12月初旬に行う。

実証実験は小型バス1台を利用し、乗務員が運転席に座り、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」を採用。全区間自動走行を想定し、途中の停留所は置かない。期間は4日間を想定し、1便あたり10名程度で一般試乗も行う計画。
国交省の事業は「地域公共交通確保維持改善事業費補助金」で、費用は全額国庫負担。企画立案に携わったNTTコミュニケーションズの担当者が概要を説明した。
同協議会は一昨年8月に発足。県の「ふじのくにフロンティア推進エリア」の認定を受け、自動運転技術の導入やシェアサイクルの拠点拡充などを通し、三島駅をハブとしたエリア内移動の利便性向上を目指している。首長会議は、6月の清水町加入後初めて開かれた。