「しゃぎり」米学生が体験 姉妹都市から5年ぶり訪問 三島の伝統文化に触れる
三島市の姉妹都市・米国パサディナ市の学生9人が2日まで、5年ぶりに三島市を訪れて市内の学生らと親睦を深めている。1日は、若宮神社で伝統芸能「しゃぎり」を体験した。
しゃぎり体験は三島市の伝統文化を味わってもらおうと初めて企画。両市の学生は西本町、加屋町、清住町のしゃぎり保存会・愛好会の指導を受け、祭りばやしの「屋台」を演奏した。三島の夏を象徴するすり鐘の音を響かせた。
一行は7月28日に三島市に到着。ホームステイしながら、富士山や三島スカイウオークなどを訪れた。アンケリース・ソフィーさん(15)は「三島はきれいな緑があり、日本らしい町で面白い」と笑顔を見せた。
2002年から続く両市の青少年交流事業は、1年おきに相互に研修生を派遣し、今回で18回目。19年に三島市の学生が渡米して以降、新型コロナウイルスの影響で中断していたが、4年ぶりに再開した。
(三島支局・岡田拓也)